就活の面接でよくある失敗16選|内定がもらえるケースも

多くの学生にとって、就職活動でもっとも苦労するのは「面接」です。

大事な面接で失敗したくないという学生の方向けに、今回は実際に学生が犯してしまった過去の失敗例を集めてみました。また、失敗した場合にとるべき行動や失敗しないための対策、「失敗した」と思っても実際には受かっていたというケースについても紹介しています。

過去にあった事例を参考にして、就活面接での失敗を減らしていきましょう。

目次

就活の面接中によくある失敗

一番多いのが、面接の最中に犯してしまう失敗です。ここでは9つの事例を紹介します。

間違えて他社の志望動機を言ってしまった

私はインフラ業界を中心に就職活動をしていました。面接で志望動機を述べるときに同じインフラ業界の競合他社を受ける際に使う予定だった志望動機を言ってしまいました。 自分はしっかりとどちらの会社も調べており、志望動機には自信があったので自信満々だったのですが、面接官から「よく調べられていますね…ですがそのサービスを提供しているのは他社ですよ」と冷静に指摘されてしまいとても焦りました。

面接の最後に「君がこの業界に対して持っている想いは本物だけどこの業界ならどこでも良いという風に感じてしまいました」と言われてしまいました。この面接はご縁があって次の選考に進めましたが、それ以降企業と商品の組み合わせは面接が始まる直前まで確認できるようにしていました。

緊張して話す内容を忘れてしまった

自分が話そうと思っている内容を緊張でど忘れしてしまいました。その後の面接もしどろもどろになってしまいお祈りされてしまいました。

何回も面接を受けて、面接で話すことに慣れてきたらようやくだんだん緊張しなくなり、面接通過率が上がりました。

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仕事内容についてよく理解していなかった

「どの事業に興味ありますか?」と聞かれて事業を答えたら、さらに「具体的にはどんな仕事がしたいのですか?」と突っ込まれて、具体的にどんな仕事があるのかよく知らなかったのでうまく答えることができませんでした。

セミナーや座談会の機会を軽く見ていた結果、痛手を負ってしまいました。第一志望の企業だったのですが落ちてしまいました。

社長の名前を覚えていなかった

弊社の代表取締役の名前を覚えていらっしゃいますか?」と聞かれた瞬間、頭が真っ白になってしまい、内心焦りながらも素直に「覚えていません…」と答えたら「そうですか…」と残念そうにしていたので、内心ここで詰んだかーと思っていましたが選考通過のご連絡をいただきました。

次が社長面接で、入ってすぐに今までの面接資料に目を通し笑いながら「へー、俺の名前覚えてなかったんだー。今は覚えてる?」と聞かれました。もちろん覚えていたので、今回はしっかりと言うことができました。

そのあとの面接も難なくクリアし無事内定をいただくことができました。今後は最低でも社長と、面接をしてくださった社員の方の名前は覚えておこうと思いました。

質問の意図を勘違いしてしまった

面接で質問されたときにすぐ答えなきゃと思い焦って答えたら、面接官があからさまに嫌な顔をして「聞きたいこととは少し違うかな…」と言われてしまいました。そこからさらにテンパって質問の意図からズレた回答ばかりしてしまい結局めちゃくちゃな面接になってしまいました。

友人にこの話を聞いてもらったら「この質問の意図ってこういう解釈でいいですか」って聞いて確認を取ればよくない?と言われました。今では質問に対する答えが自分で確実に判断できないときには、友人に教わった手法を使うようにしています。

ネガティブな意見を言ってしまった

「入社したらどんな仕事をしたいですか?」との質問に対して、その会社が競合他社と比べて劣っている点を挙げて「こう改善したい」と伝えたのですが、説明の最中から面接官の表情がみるみる固くなっていきました。そして説明のあとには「それならその競合他社に入ったほうがいいのでは」と言われ、結果はやはり不合格でした。

その後の面接では、ネガティブな意見だけでなくポジティブな面もまじえて伝えるようにしたところ、通過率が上がったように感じています。

敬語の使い方を間違えてしまった

志望動機を聞かれて答える際に、「御社」と言うべきところをすべて「弊社」と言ってしまっていました…。最後に指摘をされてすごく恥ずかしい思いをしたのですが、結果的には選考通過の連絡をいただけました。

今回は敬語を間違えても運よく受かりましたが、次からは気を付けようと思います。

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面接官に注意を受けてしまった

入室時のマナーで注意を受けてしまいました。名前を呼ばれて、ノックをせずにそのままドアを開けたところ、「開ける前にノックするものだよ」と言われました。

慌てて謝罪をしたのですが、注意を受けたことで余計に緊張し、面接中もうまく話せませんでした…。面接前にはマナーもしっかり確認すべきだったと痛感しました。

適切な質問ができなかった

面接の最後に「なにか質問はありますか?」との問いかけに、いい質問が思いつかず「特にありません」と答えてしまいました。それが原因かはわかりませんが、結果は不合格でした。「そこまで興味がないのかな」という印象を与えてしまったのかもしれません。

事前に質問は1つ考えていたのですが、面接での会話のなかで聞いてしまったので、質問することがなくなりました。その後は必ず2~3個の質問を考えたうえで面接に行くようにしています。

就活面接の「時間・場所」に関する失敗

面接当日は、時間や場所にも要注意です。ここでは4つの失敗事例を紹介します。

寝坊してしまった

前日の夜遅くまで企業研究し、その内容を暗記しようとしていたため寝るのが遅くなりました。起きたら面接の20分前で、遅刻してしまいました。

急いで電話で連絡をしたのですが、もう面接を受ける機会はもらえませんでした。その件以降、企業研究は面接の3日前までに終わらせ睡眠時間を必ず確保することを決意しました。

時間を間違えてしまった

面接の開始時間を誤って覚えていたため、早めに面接会場付近に到着して近くのカフェで面接のイメトレでもしておこうかと思った時に、企業から電話がかかってきてものすごく焦りました。

電話を受けながらダッシュですぐに面接会場に向かったのですが、面接はあからさまにアウェーな雰囲気でした。結果はもちろん落とされてしまいました。

それ以降、面接の開始時間だけは何度も確認するようになりました。

迷子になってしまった

予約票を印刷していたのですが、自宅の机の上に忘れてしまいました。その上スマホのバッテリーがなくなってしまい、地図アプリで調べることもできなくなってしまいました。近くを歩いていた地元の人に連れて行ってもらい、何とか面接会場までたどり着くことができましたが、面接時間には間に合いませんでした。

今度からモバイルバッテリーを持ち歩いていく必要性を感じました。

場所を間違ってしまった

会社の面接だから会場は本社に違いないと思い、会場を確認せずそのまま本社に行った結果、会社のエントランスで会場が別であることを知りました。次からは必ず場所の確認もしようと決意しました。

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就活面接時の「服装・身だしなみ」に関する失敗

就活面接の際には、服装や身だしなみにも注意しましょう。3つの失敗事例を紹介します。

服装を勘違いしてしまった

面接の予約票には「服装指定:私服」と書いてありました。私は体育会に所属していて面接の後に練習があるからジャージで行ったほうが効率が良いと考えジャージで面接に臨んだ結果、私が入って自己紹介が終わり質問をするまで面接官の表情が凍っていました。

自分の後に面接を受けに来た学生はいわゆるビジネスカジュアルという服装で激しく後悔しました。それ以降、「私服」という服装指定をみたらビジネスカジュアルを着ていくようにしています。

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ヒゲを剃り忘れてしまった

面接で「あなたの長所は何ですか?」という質問をされたときに「几帳面なところです」と言い、用意していたエピソードを話しました。しかし、面接官に「几帳面の割には無精ヒゲは剃らないんですね(苦笑)」と言われました。とても恥ずかしかったことを覚えています。

それからは面接の日の朝は必ず鏡で自分の身だしなみを整えてから行くようにしています。

白い靴下を履いていってしまった

面接が何事もなく進んでいき自分の中では手ごたえアリだなと思っていたのですが、終了後に面接官から「○○君、少しいいかい?」と呼び止められました。もしかしたらその場で選考通過とか言ってもらえるのかと期待していたら、「座った時に見えたけど靴下の色が白いのはマナーとしてよくないよ、今回は見なかったことにしておくから次の面接からは気を付けたほうがいいよ」と言われ、血の気が引いてしまいました。

それからは、ワイシャツと黒の靴下をセットで置くようにし、履き間違いがないようにしました。

就活の面接で失敗したときにとるべき行動

就活の面接ではできる限り失敗を避けたいものですが、慣れるまでは誰でも過ちを犯してしまいます。ここでは失敗をしてしまった場合にとるべき行動とその理由を解説します。

失礼にあたる場合は謝罪する

まず、企業や面接官に対して失礼な発言・行動をしてしまった場合は、すぐに謝罪しましょう。面接という緊張する場では、誰でも一度は過ちを犯してしまうものです。敬語の使い間違いなどであれば、すぐに謝罪して言い直せば問題ないケースがほとんどです。

「失敗した」と思ったらすぐに謝罪して仕切り直すことで、面接官も理解してくれるでしょう。

引きずらず切り替える

わざわざ謝罪するような内容でなければ、引きずらずにすぐ切り替えましょう。学生にとっては「失敗した」と思っていても、多くの学生を面接してきた採用担当者にとってはよくあることかもしれません。勝手に落ち込むことでその後のアピールチャンスを逃してしまってはもったいないです。

「やってしまった」と思ったときこそ、切り替えて次の内容に集中しましょう。

就活面接で失敗しても内定がもらえるケースとは

実は就活面接で「失敗した」と感じても、次の選考に進めたり内定をもらえたりといったケースは少なくありません。よくある事例を2つ紹介します。

一生懸命さや人柄が伝わった

失敗を犯しても、その場ですぐに謝罪をしたり言い直したりすることで、逆に一生懸命さや人柄のアピールにつながることがあります。会社に入ってからも、新人の間は多くのミスをすることになります。そのとき、素直に謝罪してやり直せる人間であれば、周囲ともうまくやっていける可能性が高いでしょう。

失敗したと感じても、すぐに切り替えてアピールを続ければ選考通過のチャンスは広がるはずです。

実は圧迫面接だった

もう1つの例としては、面接官の反応が悪いのは自分が失敗したせいだと思っていたが、実は圧迫面接だったというケースです。

圧迫面接では、面接官がわざと高圧的な態度をとったり無関心なふりをしたりすることで、学生のストレス耐性やコミュニケーション力を見ています。社会人になれば、プレッシャーがかかる場面は多くあります。そのときにどのような振る舞いができるか、面接を通して確認しているのです。

面接官の反応が悪いと「失敗したかな?」と考えてしまいがちですが、それは圧迫面接かもしれません。あまり反応がよくなくても、準備してきた内容を最大限発揮するよう努めましょう。

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就活の面接で失敗しないための3つの対策

就活面接での失敗は挽回可能なケースも多いですが、できれば最初からミスをしないよう対策したいものです。ここでは、ムダな失敗をなくすために心がけるべきポイントを以下3つ紹介します。

・時間に余裕を持って行動する
・面接の内容をシミュレーションする
・早めに失敗を経験する

時間に余裕を持って行動する

まず、一番大切なのは時間に余裕をもって行動することです。面接における失敗の多くは、焦りが原因となっています。

身だしなみや心の準備が整っていない状態で面接に臨めば、100%の力を発揮するのは難しいでしょう。少し早めに最寄り駅に着くように移動し、カフェなどに立ち寄って準備してきたことを復習するのがおすすめです。会社概要を再確認したり、質問を求められたときに聞きたい内容をピックアップしたりと、直前でもさまざまな対策が可能です。

時間に余裕を持って行動し、落ち着いて面接に臨みましょう。

面接の内容をシミュレーションする

面接の内容を十分シミュレーションしておくことも大切です。面接で想定される質問はある程度決まっています。志望動機やガクチカは必ず聞かれるものと考え、スムーズに答えられるよう練習しておきましょう。

また過去の面接でうまく答えられなかった質問を振り返っておくのも効果的です。面接がもともと得意だという人はあまり多くありません。失敗と改善を繰り返すことで、一歩ずつ前進していくことが内定獲得につながります。

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早めに失敗を経験する

「面接にまだまだ苦手意識がある」という方は、早めに失敗を経験しておくのがおすすめです。どれだけ事前準備やシミュレーションをしても、面接本番の緊張感は練習では味わえません。

初めての面接で実力を発揮できる人はほとんどいないでしょう。早めに面接を経験し、失敗を重ねることで徐々に自分をアピールできるようになります。

おすすめは、就活が本格化する前からインターンなどに参加することです。ほとんどのインターンでは、本番さながらの書類選考や面接があります。インターンの選考に臨むことで、就活本番に向けて最高のシミュレーションができるでしょう。

また、インターンの経験自体が自己PRやガクチカのエピソードとして使えるかもしれません。近年では大学3年夏以外のインターンプログラムも多数開催されているため、早めに行動を起こしてみましょう。

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最後に

本記事では、就活の面接で犯しがちな失敗例やその対策を紹介しました。やってしまいそうな失敗が見つかった方は、しっかりと事前準備をして本番に備えましょう。

時間に余裕を持って行動し、事前準備もしたうえでの軽い失敗であれば、すぐにやり直したり切り替えたりすることで十分挽回できるはずです。先輩たちの過去事例から学び、最大限の準備・シミュレーションをして本番に臨みましょう。

本番まで時間に余裕があるなら、インターンに参加してみるのがおすすめです。面接の練習になるほか、志望動機につながるヒントが見つかったり、インターン自体が自己PRのネタになったりと、就活にプラスとなることは間違いないでしょう。

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