
日本の企業の99%は中小企業と言われており、その中にはあまり知られていない優良企業が多く存在します。今回は、「自分に合った中小企業の探し方が分からない」という方や、「中小企業ってブラック企業が多そう...」と不安を感じている方に、魅力的な中小企業の探し方やブラック企業との見極めポイント、中小企業を選ぶメリット・デメリットを詳しく解説します。
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インターンシップガイドでは、業界や職種、他にも様々なこだわり条件から企業を検索することができます。他の学生に人気な企業をランキング形式で探すこともでき、今まで知らなかった優良な中小企業とも出会えるかもしれません。
地元の優良企業が集まる合同企業説明会などのイベントも随時開催しているので、ぜひこの機会にご活用ください。
- ・就活生必見!魅力的な中小企業の探し方9選
- ├①中小企業に強いナビサイトを使う
- ├②就活エージェントに相談する
- ├③大手企業の子会社から探す
- ├④インターンシップに参加する
- ├⑤逆求人サイトを使う
- ├⑥OB・OGに相談する
- ├⑦大学のキャリアセンターで相談する
- ├⑧『就職四季報 優良・中堅企業版』で調べる
- └⑨中小企業の合同説明会に参加する
- ・ブラック企業かも?就活で中小企業を見分ける6つのポイント
- ├①3年後の離職率が高い
- ├②給与が極端に高い・低い
- ├③社員数に対して採用人数が極端に多い
- ├④業務説明が抽象的
- ├⑤残業時間が多い
- └⑥すぐに内定が出る
- ・就活で中小企業を選ぶメリット
- ├①出世が早い
- ├②転勤が少ない
- ├③幅広い仕事を経験できる
- ├④意思決定が早い
- └⑤地域に密着した仕事ができる
- ・就活で中小企業を選ぶデメリット
- ├①大手企業に比べて福利厚生が充実していない
- ├②企業の将来性が不安定
- ├③研修制度が整っていないことがある
- └④知名度が低い
- ・【まとめ】就活では大手だけでなく中小企業にも目を向けよう
就活生必見!魅力的な中小企業の探し方9選
日本のほとんどの企業が中小企業であるなか、社名をすぐに挙げられる学生は少ないかもしれません。これは、大企業の方が目につきやすいのはもちろん、企業間の取引で完結するBtoBの企業が多いことが原因です。では、どのように中小企業を探せば良いのでしょうか。
①中小企業に強いナビサイトを使う
ほとんどの就活生が登録している「リクナビ」、「マイナビ」といった大手ナビサイトでは多数の中小企業の求人情報が掲載されています。しかし、大手ナビサイトには膨大な数の企業の求人情報が載っているため、自分に合った中小企業を見つけるのが大変だと感じる方も多いかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、 中小企業に特化したナビサイトです。中小企業の求人がメインになっているため、条件を絞ったり、キーワード検索機能を使ったりすることで、自分に合った中小企業を見つけやすくなっています。
【中小企業の募集が多く掲載されているナビサイト】
・インターンシップガイド
・あさがくナビ
・ツノル
・ダイヤモンド就活なび
・チアキャリア
・ジョブウェイ
②就活エージェントに相談する
「自分に合った中小企業を一人で見つけられるか不安...」という方は、就活エージェントに相談するのがおすすめです。
就活エージェントは、マンツーマンで企業探しや選考対策のサポートをしてくれるサービスです。中小企業選びに迷っている方は、就活エージェントに相談すれば、志望業界や勤務条件、性格などをもとに ひとりひとりに合った企業を紹介してもらうことができます。
③大手企業の子会社から探す
大手企業の子会社には、他の中小企業に比べて給与水準が高かったり、福利厚生が充実していたりする企業が多くあります。
親会社となる大手企業よりもはるかに倍率が低い上に、待遇が親会社とそこまで大きく変わらない子会社もあるため、大手志望でなかなか中小企業に目を向けられていないという方は、大手企業の子会社を調べてみることをおすすめします。
④インターンシップに参加する
中小企業は、大手企業に比べて企業の情報を手に入れにくいことがあります。そのため、事業内容や強み、福利厚生といった情報は、 インターンシップに参加して直接手に入れることがおすすめです。
また、中小企業はOB訪問をしようとしてもOBがなかなか見つからなかったり、社風に関する口コミも少なかったりするため、規模や社風は自分で確かめましょう。インターンシップに参加して実際に見て、聞いて、感じることで、その企業が本当に自分に合っているのかを見極めることが重要です。
⑤逆求人サイトを使う
大手企業の選考対策に追われて、なかなか中小企業を探せていないという忙しい就活生におすすめなのが、 逆求人サイトです。就活生から特に人気の新卒オファー型就活サービス「OfferBox」に登録している企業の8割は中小企業となっています。
プロフィール欄に基本情報や学生時代に力を入れたこと、自分の長所・短所や過去のエピソードを入力するだけで、興味を持った企業からスカウトが届きます。プロフィール欄を90%以上埋めないとなかなかスカウトが届かない点には注意が必要ですが、こちらから動かなくても中小企業が見つけられるのでおすすめです。
⑥OB・OGに相談する
志望企業のOB・OG訪問の際に、おすすめの中小企業を聞いてみるのもおすすめです。OBの方が就活生の時に受けた中小企業や、入社後に知った業界内のおすすめの中小企業を詳しく教えてくれることがあります。
一人でインターネット上の情報を頼りに探すよりも、OBの方の実際の経験を参考にする方が、選考中や入社後のギャップをなくせるでしょう。
OBOG訪問の方法についてはこちらから確認
⑦大学のキャリアセンターで相談する
大学のキャリアセンターには、卒業生の就職先を記録した名簿があります。キャリアセンターで中小企業を探している旨を伝えれば、過去に自分と同じ学部・学科の先輩が就職した中小企業を紹介してくれたり、OBに取り次いでOB訪問の手配をしてくれたりすることがあります。
キャリアセンターの活用方法はこちらをチェック
⑧『就職四季報 優良・中堅企業版』で調べる
多くの企業情報をまとめて見ることができる『就職四季報』には優良・中堅企業版があり、毎年最新版が発売されています。総合版には掲載しきれなかった4600社を、地方有力企業を中心に掲載しているため、Uターン就職を含む地方就職を考えている就活生にもおすすめです。
企業のホームページには載っていない「離職率」「有給取得率」「残業時間」などの リアルな情報を手に入れられるため、ブラック企業との見極めに不安を感じている方は是非購入してみてください。
⑨中小企業の合同説明会に参加する
中小企業が集まる合同説明会もあります。合同説明会に参加してみることで、今まで知らなかった優良中小企業と出会える可能性があります。また、合同説明会で選考の案内をする企業もあるため、選考を受ける中小企業を決めていない方は積極的に参加しましょう。
インターンシップガイドでは、一つの業界に特化した合同説明会や中小企業限定の就活イベントを多数掲載しています。インターンシップガイドからの申込&参加でギフト券がもらえる特典付きのイベントもあるため、以下のURLから是非チェックしてみてください。
就活イベントまとめ【合同説明会、就職セミナー】はここからチェック
ブラック企業かも?就活で中小企業を見分ける6つのポイント
中小企業と聞くと、大手企業よりも安定性に欠けていたり、ブラック企業であったりする可能性が高いというイメージがあるかもしれません。就業環境が良い中小企業を見分けるには、以下の6つのポイントを押さえましょう。
①3年後の離職率が高い
一般的に、3年後の離職率は平均で30%程度です。業界・職種・採用人数にもよりますが、 30%を超える企業は離職率が高いといえます。
厚生労働省の調査によると、転職者が前職を辞めた理由として「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」「給与等収入が少なかった」「職場の人間関係が好ましくなかった」等が多く挙げられています。
そのため、3年後の離職率が高い企業は、その他の情報も注意深くチェックしておくのがおすすめです。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-2/dl/gaikyou.pdf
②給与が極端に高い・低い
同業他社に比べて給与が極端に高い中小企業では、長時間労働を強いられる場合があるので注意が必要です。逆に、仕事が楽な分給与が極端に低かったり、給与と労働時間が釣り合わなかったりする企業もあります。給与が高くてもすぐに飛びつかず、その実態を注意深くチェックする必要があります。
給与と合わせて就職四季報で残業時間を確認したり、掲載企業数33万社の社員口コミサイト「OpenWork」で社員の生の声を調べてみたりするのもおすすめです。
③社員数に対して採用人数が極端に多い
一般的に、全社員数に対しての採用人数の平均割合は3〜5%といわれています。つまり、企業規模100人あたりの採用人数は3〜5人です。
しかし、就職四季報などで採用人数を調べてみると、 企業規模に対して採用人数が極端に多い企業があります。このような企業では、新入社員が例年すぐにやめてしまうため、早期退職を見越して大量に採用している可能性があることに注意が必要です。
「倍率が低いから」「採用人数が多いから」という理由だけで、企業を選ばないようにしましょう。
④業務説明が抽象的
説明会やホームページなどで「やりがいのある仕事」「成長できる環境」「アットホームな職場」といった抽象的な言葉を多用し、 具体的な業務や社風には触れない企業は要注意です。聞こえの良い言葉で自社の魅力をアピールしていても、実際には厳しいノルマや長時間労働を強いられたり、雑用のような仕事ばかりをさせられたりすることがあります。
⑤残業時間が多い
一般的な残業時間は月に20時間程度までといわれているため、残業が月30時間を超えると多いといえます。残業時間を自ら公表する企業はなかなかありませんので、『就職四季報』や社員口コミサイト「OpenWork」で調べてみましょう。
⑥すぐに内定が出る
面接の場で すぐに内定を出す企業や、その場で 内定承諾を迫る企業には注意が必要です。新入社員がすぐに辞めてしまうことを見越して、特に大きな問題がない人物であれば応募者を片っ端から採用している可能性があります。
このような場合は、その場の空気に流されず、一度冷静になって検討することがおすすめです。
就活で中小企業を選ぶメリット
中小企業には、大手企業ではなかなか経験することが難しいメリットがたくさんあります。ここでは5つのメリットについて見ていきましょう。
①出世が早い
中小企業は組織自体が小規模であるため、 大手企業に比べて出世しやすいのが特徴です。若いうちから裁量権を持って仕事をしたいという方や、同じ会社に長く勤めて将来的には部長、役員クラスまで昇進したいと考えている方は、中小企業への入社がおすすめです。
②転勤が少ない
中小企業は、大手企業に比べて 転勤が少ないのが特徴です。中小企業はある都道府県や地方に根付き、支店を置く範囲が広くないからです。
中小企業でも、全国各地に事務所や支店がある企業は転勤がありますが、大手企業ほど転勤の頻度は多くありません。
③幅広い仕事を経験できる
大手企業は社員数が多く、仕事内容が大規模であるため、仕事を細分化して各社員に割り振ります。しかし、中小企業は社員数が少ないため、 一人で様々な仕事を任されるのが一般的です。
幅広い仕事を経験でき、自身のスキルや経験値を高められます。会社の全体像も見えやすくなるため、自分が担う役割や業務の重要性を体感することもできるでしょう。
④意思決定が早い
中小企業は規模が少ない分、 意思決定が早いのが大きなメリットです。大手企業では、1つのプロジェクトを承認するまでに多くの人が確認するため、何度もステップを踏みます。
しかし、中小企業では上の役職の人との距離が近いため、承認までの流れがスピーディーに進みます。意思決定のスピードが早いと、変化を素早く体感でき、やりがいを感じやすくなるでしょう。
⑤地域に密着した仕事ができる
中小企業は、その土地に根付いた企業が多いため、 地域に密着した仕事ができます。自分が生まれ育った地域で人の役に立ちたいと考えている方や、自分の土地で作ったものの魅力を全国に広めたいという方は、地元の中小企業に就職するのがおすすめです。
就活で中小企業を選ぶデメリット
一方で、場合によっては中小企業を選ぶことがデメリットに感じることがあります。ここでは、就活で中小企業を選ぶデメリットについて見ていきましょう。
①大手企業に比べて福利厚生が充実していない
福利厚生を整えるにはコストがかかるため、 中小企業の福利厚生は大手企業に比べて劣ります。特に入社後に結婚や出産といったライフイベントを控えている女性は、事情を考慮してくれる企業を慎重に選びましょう。
健康保険、介護保険、厚生年金保険、労働保険の法定福利厚生に加え、交通費や住宅手当、産休・育休制度などの法定外福利厚生がどの程度整っているかを、入社前に社員に質問して確認しておくことをおすすめします。
②企業の将来性が不安定
中小企業は事業規模が小さく資金が少ないため、不況などの影響を受けやすく、 将来性が不安定です。大手企業であれば1つの事業の業績が悪化しても他の事業でカバーできますが、中小企業では社会状況によっては倒産の危機に直面する場合があります。
副業をするといった、収入源を複数持っておく対策をするか、安定的な環境を求める場合には大手企業を選ぶなどしましょう。
③研修制度が整っていないことがある
新卒の社員は仕事に必要なスキルが備わっていないため、入社直後に研修が必要です。しかし、新入社員の教育・研修にもコストがかかります。大手に比べて資金が少ない中小企業では、研修にかけられるコストが少なく、 きちんとした研修制度が整っていないことがあります。
④知名度が低い
企業の知名度を軸に就活を進める大手志望者にとっては、 知名度の低さが大きなデメリットかもしれません。大手企業は知名度がブランドになり、それによって信頼を得ています。しかし、知名度が低い中小企業だと仕事を取ることが難しく、売り上げが伸び悩むこともあります。
【まとめ】就活では大手だけでなく中小企業にも目を向けよう
多くの就活生が、知名度が高く、安定している大手企業に入社したいと考えています。しかし、大手企業はその分倍率が高く、内定を取るのが難しくなります。今まで大手企業にしか目を向けて来なかった方も、自分に合った優良中小企業を見つけて選考を受けることをおすすめします。
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