インターンシップとは?種類・目的・メリット・募集時期・選び方・探し方など解説

就活に役立つとされている「インターンシップ」とはどんなものなのでしょう?「いつから始めるべき?」「給料は出るの?」など、詳しくは知らないという大学生も多いでしょう。

インターンシップとはいっても、長期インターンやサマーインターンなど、さまざまなものがあります。ここでは、インターンシップの種類や目的、参加するメリット、探し方について詳しく解説。さらに、「インターンシップは本当に就活に役に立つのか?」といった疑問にもお答えします。

インターンシップとは
目次

インターンシップとは何か

インターンシップとは「就業体験」

インターンシップとは、学生が企業で就業体験をすること。実際に行われている業務を経験することで社会で働くことへのイメージをつかんだり、ビジネスで用いられるスキルを身に着けたりするものです。

インターンの種類はいろいろ

インターンシップのなかには1日だけの1DAYインターンシップ、数日から1週間程度で行われる短期インターンシップ、1ヶ月から1年、長い場合には数年といった期間働く長期インターンシップがあります。

短期インターンでは会社の説明会を兼ねていたり、インターンのためにワークショップ形式のプログラムを企業が用意していることもあります。長期インターンでは実際の業務に携わることになります。

普段は忙しくてインターンに参加する余裕がないという学生のために、夏休みの期間を利用してインターンができる「サマーインターン」や冬休みに募集される「ウィンターインターン」、海外で行うインターンなどもあります。

長期インターンシップの特徴

長期インターンでは本格的な就業体験ができる

長期インターンシップは、実際の職場で企業の一員として就業体験をするものです。期間が長いので企業の戦力として成果を出すことを求められます。主にベンチャー系企業などで実施されており、学生のインターンシップでも社員と同じ仕事をさせてもらえることもあります。

職種は、営業、事務作業、プログラミング、企画、マーケティングなど多岐にわたり、大学の授業やアルバイトではなかなか身につかないような実際の仕事のスキルを身につけられるというのが大きな魅力です。

長期インターンにはどんな学生がいる?

就業体験とはいえ実際に仕事をして企業に貢献するわけですから、給料をもらえるインターンも多く、アルバイトの代わりとして参加する学生も多いようです。

学年不問で年中募集している場合が多く、近年では大学1年生から参加する人も増えています。大学3年生からだと就職活動やゼミなどで忙しくなりがちなので、1年生、2年生から長期インターンシップに参加するというのもおすすめです。

1DAYインターンシップ・短期インターンシップの特徴

短期インターンでは会社や仕事を知ることができる

1DAYインターンシップや短期インターンシップは、1日~数日で行われるインターンを指します。就業体験というよりも、企業が自社の認知度向上のために行うイベントような形式になることが多いようです。

内容は、実務を行うというよりは、実務をシミュレートしたグループワークを行うことが多いようです。グループで新規事業の立案や経営課題の解決策の提案・発表を行うなど、実際の仕事の場面に近いようなシチュエーションを味わうことができ、企業への理解が深まります。

就職活動の説明会などを実施する時期は制限されていますが、その時期より早くから短期インターンシップを実施している場合が多いので、企業研究、業界研究を早めに始めたい方にもメリットがあります。また、一部の企業では短期インターンに参加した学生に特別な選考ルート(1次面接免除など)が与えられるということもあります。

短期インターンにはどんな人がいる?

学年不問のものもありますが、参加者は就職活動生(大学3年生、大学院1年生)が多数となっており、多くの学生は就職活動前の業界研究の一環や就活の練習として参加します。

大学生がインターンシップに参加するメリット

大学生がインターンシップに参加するメリットは長期インターンと短期インターンで少し異なります。

長期インターンに参加するメリット

①働くことへの理解が深まる
長期インターンを経験することで、「働く」ことについて考えるきっかけになります。働くことで仕事が社会にどんな影響を及ぼしているのか、ビジネスの世界で誰かと協力しながら働くというのはどういうことなのかを考えるようになります。

長期インターンをすると周りには社会人の方だらけですので、実際に社会人として働く姿を見たり、話を聞くことができます。大学を卒業して社会にでてから、どんな生活をすることになるのかイメージしやすくなり、就職先を決めるときに働くことへのイメージができている分決めやすくなります。

②スキルアップすることができる
長期インターンをすることでビジネススキルを身につけることができます。リサーチやマーケティング、営業でのスキルをはじめ、ビジネスマナーやビジネスメールの書き方などを学ぶことができます。

短期インターンに参加するメリット

①業界、企業研究できる
短期インターンを活用すれば、夏休みや冬休みなどの限られた時間のなかで多くの企業や業界を知ることができます。自分の進みたい企業がすでに明確で比較的時間があれば長期インターンをするのがいいでしょう。しかし進みたい業界が決まっていないのであれば、短期インターンに参加することをおすすめします。

短期インターンでは、グループワークを通じて企業の活動内容を知ることができます。グループワークに企業の方がメンターとしてついたり、グループワーク終了後に社員の方と懇親会で話したりする機会もあります。勤めている方と話すことで、企業の雰囲気や様子を知ることができ、自分の進路を考える上でのヒントになります。

②就活生同士で意見交換ができる
短期インターンシップのもう一つのメリットは、自分と似た境遇にいる人同士で意見交換できることです。同じ会社のインターンを受けている人の場合、興味関心が近いことがあります。興味関心のある企業の情報や、今後の就活の進め方などにまつわる情報を交換できます。

企業がインターンシップをする目的

長期インターンの目的

長期インターンの目的は、学生の採用や認知のためというのもありますが、それに加えて「実際に業務をする上での戦力として活躍してもらいたい」「学生目線での意見が欲しい」という考えがあります。

短期インターンの目的

短期インターンシップは、学生に自社について知ってもらうために行われることが多いです。企業としては、優秀で自社にあった学生に入社して欲しいと考えています。優秀な学生と早めに接点を持つことで自社に入社してもらおうと考えていたり、学生に就職先の候補として認知されようとしていたりします。

「短期インターンは採用に直結しない」としている企業が多いですが、あくまで新卒採用のために行っていると考えてもらって差し支えありません。

インターンシップは就活に役立つのか?

インターンシップに参加することは就活をするうえで役に立ちます。しかし長期インターンと短期インターンでは就活における意味合いが少し変わってきます。

長期インターンの場合

長期インターンに参加すると、業務にかかわる中で即戦力となるビジネススキルを身につけることができます。就活の面接で、「○○のインターンで営業として、〇〇という成果を上げました」「〇〇というアプリの開発にインターンとして携わっていました」と話せると就活の場でアピールすることができます。

また長期インターンに参加することで、働くことへの理解が進むと自分が大切にしたい軸や価値観がはっきりしてきます。自分に向いている職種や業界を把握していたり、働く上でのスキルセットやマインドセットを持っていたりすることは就活での大きな強みになります。他にも長期インターン先での就職がしやすくなるといったメリットもあります。

短期インターンの場合

短期インターンは大きく3つ就活に役立つことがあります。

1つ目は本選考をする前にエントリーシートや面接の練習ができることです。インターンでの面接やエントリーシートは、就活の本選考と似た形式で行われることが多いので、就活の練習になるでしょう。

2つ目は企業の様子や雰囲気、大切にしている価値観を知ることができることです。実際に働いている人と話したり、普段の業務に近いワークを行ったりすることで自分が会社にあっているのかを考えるヒントを手に入れることができます。

3つ目は、会社に自分の存在を知ってもらえることです。短期インターンに参加することで、会社の人に自分の存在をアピールすることができます。グループディスカッションやワークをするなかで、活躍することができれば人事の方に好印象を与えられます。

場合によっては、短期インターンに参加していると1次面接やエントリーシートが免除になることがあります。外資系の企業の場合、サマーインターンに参加していないと就職できないこともあります。

インターンシップについてよくある質問・疑問に答えます

インターンシップにはいつから参加するべきなの?

長期インターンは数か月から数年働くこともあるため、始める時期としてはできるだけ早いほうがいいと言えます。

3年生になり自分の興味が絞れるようになってから長期インターンをすることも大切ですが、時間の余裕のある1・2年生のうちに少しでも興味がある業界のインターンをしておくこともおすすめです。短期インターンについては、3年生の夏から始めるのが一般的です。

インターンシップは給料をもらえるの?

企業により異なりますが、基本的には短期インターンは無給で、長期インターンシップは有給のことが多いです。短期インターンの場合は、交通費だけ支給されるケースなどもあります。

長期インターンでは給料が出ることがほとんどで、時給はアルバイトと同じくらいのことが多いです。時給は職種や業務内容によって変わりますが、だいたい1200円〜1500円くらいが相場です。

インターンシップはどんな服装で行けばいい?

短期のインターンシップで、企業説明会・座談会形式の場合はスーツで参加する人が多いです。カジュアルな雰囲気の企業だと、「インターンには私服で参加してください」と指示されることもあります。

長期インターンで、内勤の事務職やエンジニアのインターンの場合は私服で参加OKの職場が多いです。営業やお客様と接することが多い職種の場合はスーツ着用が義務付けられることもあります。

インターンシップの選考方法は?

有名企業や就活生に人気のある企業のインターンシップ募集には多くの学生が応募するため倍率も高くなります。選考を突破した学生しか参加できないインターンも多いです。

インターンの選考内容は企業により異なりますが、基本的には次のようなプロセスで進められることが多いです。

1 ES(エントリーシート)による書類選考
2 筆記試験
3 面接

インターン選考のエントリーシートの内容や面接で聞かれることは、就活の本選考で聞かれることとほとんど変わりません。筆記試験も同じような内容なので、本番の練習と思って早めに準備を開始するといいでしょう。

長期インターンは忙しいの?

長期インターンの忙しさはアルバイトとそれほど変わりません。頻度としては1日あたり5時間、週に2~3日程度働くことが多いようです。

インターン先によっては、週に1度だけ働いたり、リモートで自宅で働いたりすることもできます。工夫次第では、学業とインターンを両立させることも難しくありません。

優秀な人しか参加できないの?

インターンには優秀な人しか参加できないわけではありません。インターンに参加するための選考があることが多いので、ハードルが高そうに感じるかもしれません。しかし決してそんなことはありません。選考といっても周りの学生もあなたと似たような境遇の人がほとんどです。

長期インターンであれば、はじめは上司や先輩から仕事のイロハについて教わることができます。インターンをしていくなかで、スキルを身につけていけば大丈夫です。働く時間も社会人と同じ40時間/1weekを求められるわけではありません。短期インターンでも、前半部分で必要な知識のインプットがあったり事前研修があったりと、手厚いサポートを受けることができます。

インターンをしていると言うと意識高い人が行っている印象があるかもしれませんが、インターンをしている人に話を聞くと「なんとなく始めた」「サークルの先輩に紹介された」など大した理由もなく始める人もいます。少しでも興味があれば一度調べてみるといいでしょう。

インターンシップの選び方・探し方

インターンをしようと思ったら、どのように探せばいいのでしょうか?

インターンシップの選び方

どのインターンに参加すればいいのか迷ってしまったときは、「興味ある業界」「興味ある職種」のどちらかを明確にしてから探しましょう。

例えば、自分にどんなことができるのかわからないけど、とりあえず教育に携わりと思うのであれば、教育系の企業を中心に探していくことができます。逆にどんな業界かはあまり気にならないけど、プログラマーとして働きたい、マーケティングがしたいということもあると思います。業界・職種どちらかを絞るだけでも探しやすくなります。

また短期インターンであれば、自分の興味を知るために様々な業界に参加するという手もあります。数日間から1週間のプログラムであれば長期休暇中に複数参加できます。少しでも興味のある業界や企業のインターンがあれば、積極的に参加してみましょう。

インターンシップの探し方①自分で探す

すでに気になる企業があれば、企業のホームページからインターンの募集をしているのかどうか調べることができます。ホームページで募集が見つけられない場合は、直接企業に問い合わせてみるのもいいでしょう。

インターンシップの探し方②インターン専用のサービスを利用して探す

「特に興味のある会社がない」「まだやりたいことが決まっていない」という場合は、インターンの募集を集めた、インターンシップ専用の求人サービスを利用しましょう。このインターンシップガイドでもインターンの募集を行っているのでぜひ利用してみてください。

まとめ

ここまでインターンにまつわる情報を幅広く紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?インターンといっても、短期インターンや長期インターンなどさまざまな形態があり、わかりにくい部分も多いですよね。まずはインターンがどういったものなのかよく理解して、上手に活用していきましょう。


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