
現在の新卒就職は、求人数よりも学生が少なくなっています。これは 「売り手市場」と呼ばれ、基本的には学生にとって内定をゲットしやすい環境です。しかしずっとこの状態が続くわけではありません。そこでこの記事では、新卒就職の売り手市場がいつまで続くか予想し、内定ゲットのポイントとともに解説します。
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- ・新卒の就職は売り手市場なの?
- ├新卒採用の現状
- ├売り手市場の理由
- └人気企業への就職は簡単ではない
- ・新卒の就職はいつまで売り手市場?
- ├少子高齢化による長期化の予想
- └景気回復による長期化の予想
- ・売り手市場で内定をかしこくゲットするコツ
- ├志望する企業の規模・業界のバリエーションを持つ
- ├情報網を広くしておく
- └数を多く打って当てる意識を持つ
- ・最後に
新卒の就職は売り手市場なの?
現在、新卒就活は売り手市場の状態です。この項目では現在の新卒就活の詳細と売り手市場の理由をまとめています。
新卒採用の現状
新卒就活が売り手市場となっている根拠ですが、毎年発表される有効求人倍率という数字が指標になっています。有効求人倍率とは、簡単にいうと求職者に対して求人の数がどのくらい多いかという数字です。この倍率が1を越えると、売り手市場になります。
リクルートワークスによる最新のデータでは、 2024大卒の有効求人倍率は約1.71倍と、コロナ禍以前の水準まで回復しました。従業員数が300人以下の中小企業でも、積極的に新卒採用が検討されています。
売り手市場の理由
では、なぜ求人数よりも学生が少ない売り手市場が形成されるのでしょうか。その理由はいくつかあると提唱されています。
まず 1つ目は、社会の少子化です。少子化社会では単純に求職者の人口が減少するため、有効求人倍率が上がりやすくなっているからです。
2つ目は、景気の状況です。新入社員を雇って育てるには、それなりのコストが必要になります。そのため、好景気であるほど企業側のリソースに余裕が生まれ、有効求人倍率が高くなりやすいのです。
近年はコロナ禍による自粛も徐々に軽減され、経済活動がコロナ禍前の水準に戻りつつあります。少しずつ景気が良くなっているため、有効求人倍率も徐々に回復してきているのが現状です。
人気企業への就職は簡単ではない
売り手市場では相対的に内定が取りやすくはなりますが、 人気企業に就職するのは簡単ではありません。人気企業の倍率は基本的に安定していますし、売り手市場を理由に人気企業を狙う人も多くなるからです。
そのため、売り手市場が続いているといっても、就職活動の際には、志望企業の知名度や規模に幅を持たせるのがおすすめです。人気企業があなたに合った企業というわけではないので、あまり知名度に囚われずに企業を探しましょう。
新卒の就職はいつまで売り手市場?
現代社会の変化は目まぐるしいため、いつまで売り手市場が続くかを具体的に断言することはできません。しかし、売り手市場はまだ暫く続くというのが一般的な見解なので、ここではその理由を解説します。
少子高齢化による長期化の予想
少子高齢化は売り手市場の主な原因の1つですが、短期間で変化するものではありません。そのため、現状の売り手市場はしばらく継続するでしょう。
人が生まれてから4年生大学を卒業するまで少なくとも22年間はかかります。新卒就活の売り手市場が 数年でなくなることはないと考えても問題はありません。
景気回復による長期化の予想
景気の回復傾向も、売り手市場を長期化させそうだといわれています。最近では様々な規制がなくなり、経済活動も活発になってきました。景気も少しずつ回復してきているため、企業のリソースに余裕が出てきています。
すると、新卒採用の意欲も増える傾向があるので、 好景気が続く限り売り手市場も持続するでしょう。
売り手市場で内定をかしこくゲットするコツ
売り手市場とはいっても、闇雲に就活することはおすすめできません。ここでは、内定をゲットするためのコツをいくつかご紹介します。上手く活用して効率よく就活を進めましょう。
志望する企業の規模・業界のバリエーションを持つ
いくら求人が求職者より多いとはいえ、人気企業や大手企業を志望する人は非常に多くいます。内定を取るにはいくつもの選考を通らなくてはいけないので、 志望者が多い企業ばかりを受けるのは避けましょう。
エントリー企業数の平均は約20社といわれていますが、大手企業を5社、滑り止めを10社、確実そうな企業を5社というように分類するのが目安です。業界も第一志望のところだけではなく、2〜3業界ほど幅を取っておくことをおすすめします。
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情報網を広くしておく
情報網を広くしておくのも、速やかに内定をゲットするためのコツの1つです。周りの人からの情報収集や、SNSや就活ナビサイトを活用すると、費用もかかりません。キャリアセンターなどの大学の就活相談部門も身近な機関でおすすめです。
就活ナビサイトの中には、就活エージェントという専門家が希望者の相談にのってくれるシステムを設けているところもあります。希望者1人1人の進行具合や志望業界などを見ながら企業の提案や就活のアドバイスをしてくれるので、ぜひ活用してみてください。
数を多く打って当てる意識を持つ
就活では、数を多く打って当てる意識が大切です。新卒就活の場合、受験のように少数の志望先に全力を出す意識になりがちですが、受験と就活は全く別なので気をつけましょう。
企業側が最も重視しているのは、優秀さではなく企業とのマッチ度です。成績第一の受験のような姿勢で臨むと、精神的ダメージが大きくなりかねないので 縁がある企業を探そうという気持ちでいるのがおすすめです。
最後に
現在、新卒就活は求職者よりも求人数が多い売り手市場となっています。しばらく売り手市場が続きそうですが、人気企業の内定を得るのは簡単ではないので、内定獲得のコツをしっかり理解して効率よく就活を進めましょう。
近年ではインターンシップの重要度もますます高まりつつあります。まずはインターンシップに参加して、就活を有利に進められるようにしましょう。インガーンシップガイドでは、1万社以上の企業・インターン情報を掲載しているのでぜひこの機会にご利用ください。
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