面接中にその場で辞退するのはアリ?スムーズな選考辞退の方法を解説!

就活で多くの企業の選考を受けているなかで、面接中に「自分には合わないかも…」「想像していた雰囲気と違う」と感じてしまうこともあるかもしれません。そのような場合、面接中にその場で辞退を申し出るのはアリなのでしょうか。今回は、なかなか言い出しにくい面接の辞退について、スムーズな方法辞退する際の例文、NG例を解説します。

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目次

面接中にその場で辞退するのはあり?

結論から申し上げると、 面接中にその場で選考を辞退するのはあまり良くありません。時間を割いて面接をしてくださっている面接官にも失礼ですし、その場の雰囲気が悪くなり、場合によっては揉めてしまう可能性も考えられます。

面接中に辞退を決意したとしても、その場では最後まで面接を受けましょう。辞退の連絡は後日で構いませんから、なるべく早めに入れるようにすると企業側に迷惑をかけずに済みます。

なかなか言い出しにくい選考辞退だからこそ、マナーを守って正しい手順で行うことが大切です。

面接でのその場辞退がNGな理由

では、なぜ面接のその場での辞退は良くないのでしょうか。ここでは、理由を2つご紹介します。

理由を問い詰められる可能性がある

面接中のその場で辞退を申し出た場合、必然的に面接官とやり取りをすることになります。高確率で「なぜ辞退をするのか」と理由を聞かれるでしょう。

そうなるとどう伝えれば良いか悩んでしまいますし、伝えたとしても、面接官側で納得のいかない答えの場合には、必要以上に問い詰められてしまうこともあるかもしれません。

ただでさえ面接中はストレスやプレッシャーを感じており、冷静に判断するのが難しい状況です。まずは面接を最後まで受け切り、 落ち着いた環境で冷静に考えてから辞退を伝えることをおすすめします。

後悔する可能性がある

もしその場で辞退を申し出てしまえば、あなた自身の選考はその時点で終了となります。後から「もう一度選考を受けてみたい」と思ったとしても、再エントリーは受け付けないという企業は少なくありません。

普段と違う場である面接で、その場の勢いで判断してしまっては、後悔する可能性があります。 苦い思いをしないためにも、一度冷静な状態で判断するのがおすすめです。

選考辞退をスムーズに伝える方法

選考を辞退することを伝える際には、これからご紹介する2つのポイントを押さえるとスムーズです。

面接の次の日に連絡

選考を辞退する場合は、 面接の次の日に連絡するのがおすすめです。1日時間を置くことで冷静に判断することもできますし、早めの連絡は企業側にとっても助かります。

辞退理由は、基本的には「一身上の都合」で問題ありません。深掘りされた場合には、正直に伝えるか、適性のミスマッチや家の都合などと伝えると良いでしょう。

日にちに余裕があればメールでもOK

辞退の連絡は、次の 面接を受ける数日前であればメールでの連絡でも問題ありません。ただし、前日になっても返信が来なかった場合は企業側が確認できていない可能性があるため、電話で再度選考を辞退する旨を伝えましょう。

企業から連絡方法を指定されている場合は、そちらに従いましょう。

選考辞退で使える例文

ここからは、選考辞退を伝える際に使える例文を、電話とメールの2つの場合に分けて解説します。

電話での例文

就活生:お世話になっております。○月○日に面接をしていただいた○○大学の(氏名)です。○○様(採用ご担当者様)はいらっしゃいますでしょうか?

企業:はい、担当者にお繋ぎいたします。
採用担当者:採用担当の○○です。

就活生:○月○日に面接をしていただいた○○大学の(氏名)です。恐れ入りますが、選考を辞退させていただきたく連絡させていただきました。

採用担当者:そうなんですね。差し支えなければ理由を教えて頂けますか?

就活生:はい。他の企業に内定をいただき、自分の適性を改めて検討した結果その企業に入社することを決意いたしました。

採用担当者:わかりました。ご連絡ありがとうございました。

就活生:貴重なお時間いただいたのにもかかわらず、申し訳ございません。それでは失礼いたします。

メールでの例文

件名
面接辞退のご連絡(○○大学 氏名)

本文
○○会社 人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。○月○日に面接をして頂いた○○大学の(氏名)です。

大変恐縮ですが、一身上の都合で選考辞退をさせていただきたく連絡させていただきました。

お時間をいただいたのにも関わらず、このような結果になってしまい申し訳ございません。

末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

(署名)

理由を伝える場合は「他者に内定をいただいたため」など簡潔に説明するといいでしょう。

選考を辞退する際のポイント

選考を辞退したい場合には、以下の2つに注意が必要です。

辞退を決めたらすぐに連絡する

企業側も人材の採用に時間やお金をかけているため、辞退を決めたらできるだけすぐに連絡しましょう。辞退を伝えるのは気が進まないかもしれませんが、次の面接が近くなれば近くなるほど伝えづらくなり、企業側に迷惑もかかります。

もちろん第一志望の合否が確定しないなどの明確な理由がある場合は辞退を急ぐ必要は無いですが、 無駄に連絡を先延ばしにはしないようにしましょう。

曖昧な表現を使わない

辞退する際は、「辞退を考えています」や「辞退させていただけないでしょうか」といった、曖昧で相手側の許可を求めるような表現は避けましょう

「辞退させていただきます」と 自分の意思が明確に伝わる表現を使うことが大切です。

面接前後に辞退を伝える場合のNG例

企業側は選考を行うために、面接官を選んだり、書類を読み込んだりと多くのリソースを払っています。そのため、辞退を伝える際には誠意が大切です。ここでは、面接を辞退することを伝える際のNG例をご紹介します。

面接を無断欠席する

当然のことではありますが、面接を無断で欠席することは絶対に避けましょう

連絡せずに無断で欠席をしてしまえば、面接官は空白の時間を過ごすことになります。 忙しい中時間を空けている面接官に失礼ですし、何よりもあなた自身の 人としての信頼が失われるでしょう。

面接に行かなければ辞退したことになるわけでもないため、面接の時間を過ぎていたとしても、辞退をしたいのであれば必ず連絡を入れることが重要です。

面接当日にメールで面接辞退する

面接辞退、選考辞退の連絡は基本的にメールでも問題ありませんが、面接前日や当日のメール連絡はNGです。急な連絡は企業側が確認できないことも多いため、たとえメールを送っていたとしても無断欠席扱いになってしまうかもしれません。

面接の前日や当日にどうしても辞退しないといけない場合は、電話で連絡しましょう。

忙しい時間に電話をする

電話は、メールとは異なり直接相手の時間を奪うことになります。そのため、企業側が忙しいと思われる時間に電話をするのは避けるようにしましょう。

企業が忙しい基本的な時間帯は、「始業後の1時間」「お昼休み(12-13時)」「就業前の1時間」の3つです。電話をかける際はこの時間を避けるようにしましょう。

最後に

今回は、スムーズな選考辞退の方法や辞退する際の例文、NGな辞退方法について解説しました。企業側は、面接をするにあたってさまざまな準備をしています。辞退を申し出る際には、企業側への敬意を忘れないようにしましょう。

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