新卒採用のES(エントリーシート)や面接でよく聞かれる自己PRですが、「自分のアピールポイントがわからない」「納得いく文章が書けない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ここでは自己PRの書き方のコツ、おすすめの文章構成、強み別のアピール例文などご紹介します。書類選考を通過する魅力的な自己PR文を仕上げていきましょう。
- ・自己PRを書くための準備
- ├自己分析をする
- ├企業研究をする
- └他己分析をする
- ・自己PRにおすすめの文章構成
- ├①結論
- ├②エピソード
- └③仕事でどういかせるか
- ・【例文】長所別の自己PR書き方例
- ├自己PRで協調性をアピール
- ├自己PRで計画性をアピール
- └自己PRで責任感をアピール
- ・自己PRのネタがないときの対処法
- ├経験から自己PRを考える
- └内定者の自己PRを参考にする
- ・最後に
自己PRを書くための準備
自己PRはいきなり書こうとして書けるものではありません。採用担当者の目にとまるような魅力的な自己PRを作成するには準備が必要です。強みやエピソードを見つけるためにやるべきことを紹介します。
自己分析をする
まずは自己分析をして、これまでの経験や感じたことを振り返りましょう。過去の体験や感じたことを分析して、自身の強みや弱みを明確にしていきます。
自己分析用の書籍がたくさん出版されていますし、webサイトなどを活用するのもいいでしょう。書籍やサイトには質問がたくさん用意されており、答えていくことで自己分析ができるようになっています。
自己分析については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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企業研究をする
採用担当者に響く自己PRを作成するには、その企業をよく理解していなければなりません。企業の特徴や求めるものがわかっていないと、的外れな自己PRになってしまう可能性があります。事業内容、ビジョン、文化、社風などについてしっかりリサーチしましょう。
自己PR作成では、企業が求める人物像を意識することも大切です。その企業で活躍できそうだと思ってもらうにはどんな強みをアピールすべきか、といった視点で自己PRを考えてみましょう。
他己分析をする
「自己分析をしても強みが明確にならない」「自分のいいところがわからない」という人もいます。その場合は、他己分析をすることをおすすめします。
他己分析とは、第三者の視点で分析してもらうことです。サークルやゼミの友達に頼んで自分がどういった人物なのか評価してもらいましょう。自分とは違った視点で評価されるので、新しい発見や気づきが得られることがあります。
他己分析についてはこの記事をチェック
自己PRにおすすめの文章構成
自己PRは次のような構成で書くとうまくまとまります。
①結論
②エピソード
③仕事でどういかすか
①結論
自己PRの書き出しで、まずは結論を述べましょう。説明や前置きから入ってしまうと、何が言いたいのかなかなか伝わりません。「私の強みは〇〇です」というように、一言で言い切るのがポイントです。
②エピソード
次に、強みを発揮したエピソードを伝えます。エピソードはできるだけ具体的にするのがポイントです。どんな状況でどんな強みを発揮したのか、その結果どんな成果をあげたのか、詳しく説明します。
③仕事でどういかせるか
最後に強みを仕事でどのようにいかせるかまで書けると魅力的な自己PRになります。新卒採用の場合は配属先や職種が決まっていないことも多いので、具体的に仕事に関連づけられなくても構いませんが、できるだけ職場でいかせそうな強みを選ぶといいでしょう。
【例文】長所別の自己PR書き方例
自己PRで協調性をアピール
協調性がある人は多くの職場で求められています。コミュニケーション能力やチームワークに自信がある人は、積極的にアピールしていきましょう。
【例文】
私は周囲と協力しながら目標を達成することに喜びを感じます。
大学のゼミでは5人で共同研究をしていました。人が増えると意見の対立やトラブルも増えますが、実験が成功したときの達成感や充実感は、一人で研究をしていた時には得られないものでした。
入社後は先輩や同僚と協力しながら、大きな目標に向かっていきたいです。
自己PRで計画性をアピール
計画的に行動できる力は企業にアピールできるものです。計画を立てて行動したことだけでなく、計画を立てたことで目標を達成できたエピソードを書けるとより良い自己PRになります。
【例文】
私は計画的に行動することが得意です。
大学1年生のとき、在学中に語学留学をして英語力に磨きをかけるという目標を決めました。1年間のアルバイトで留学費用を貯める計画を立て、1年後には計画通りオーストラリアに1ヶ月間語学留学することができました。
仕事でもまずは計画を考え筋道を立てることで、着実に目標に向かっていきたいです。
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自己PRで責任感をアピール
責任感は物事を途中で投げ出さずにやり遂げる能力でもあり、多くの企業が求める要素の一つです。部活のキャプテンとして部をまとめたり、アルバイトで役割を発揮するためにした努力などの具体的なエピソードを盛り込みましょう。
【例文】
責任感が人一倍強いのが私の強みです。
大学入学時から続けている家庭教師のアルバイトでは、生徒の成績があげられず悩んでいた時期がありました。向いていないから辞めようとも考えましたが、途中で投げ出すのは生徒に対しても失礼だと思い、できるだけのことをやろうと決めました。
生徒に苦手なことや難しいと感じるところを詳しくヒアリングしたり、勉強方法を工夫したりするうちに成績は順調にあがっていきました。生徒も親御さんも喜んでくれて、結果が出るまで必死に取り組んで本当によかったと思いました。
仕事でもうまくいかないことはあると思いますが、途中で投げ出さず、責任を持って自分のやるべきことをやりとげたいです。
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自己PRのネタがないときの対処法
経験から自己PRを考える
インターンインターンシップでの経験は仕事に直結するため、自己PRのエピソードに適しています。インターン中に苦労したことがあれば、それを乗り越えるために強みを発揮したのではないでしょうか?
アルバイトアルバイトでの経験も仕事でのアピールにつなげやすいため、自己PRに盛り込みやすいです。仕事や人間関係で成果をあげたこと、努力したこと、褒められたことがなかったか思い返してみてください。
部活部活動は大会優勝などの分かりやすい実績、強みを発揮した経験が多く、自己PRのエピソードに採用する人も多いです。スポーツの専門用語は採用担当に伝わらないことがあるので、かみ砕いて表現するなど注意すべきポイントもあります。
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内定者の自己PRを参考にする
「自己分析をしたけど自己PRが書けない…」という人もいると思います。そんなときは、先輩の自己PRを参考にするとヒントが見つかるかもしれません。
面倒だからと、誰かの自己PRをコピペしたり、ちょっと書き換えたりして提出するのはNGです。他の人はどのように書いているのか参考にして、しっかり自分の言葉で書きましょう。
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最後に
新卒で就活を始めたばかりの就活生にとって、自己PR作成は難しいものです。まずは自己分析に取り組んで、自分の強みを明確にしましょう。焦らずにじっくりと時間をかけて自己PRを作成していくことです。
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