就活の自己PRでポジティブさをアピールしたいと考えている人もいるでしょう。前向きな性格は企業でも高く評価されることが多いため、うまくアピールできれば好印象を与えられます。
しかし伝え方を間違えてしまうと、逆効果となることもあります。ここではポジティブさの効果的なアピール方法、注意すべきポイント、アピール例文などご紹介するのでぜひ自己PR作成の参考にしてください。
- ・企業がポジティブな人を評価する理由
- ├困難に立ち向かう力がある
- ├気持ちの切り替えができる
- └失敗から学ぶ姿勢がある
- ・ポジティブさをアピールする自己PRはこう書く
- ├①どんなポジティブさがあるのか
- ├②具体的なエピソード
- └③ポジティブさを仕事にどういかすか
- ・ポジティブをアピールする自己PR例文
- ├例文①ポジティブさで困難を乗り越えたことをアピール
- └例文②ポジティブさで目標を達成したことをアピール
- ・自己PRでポジティブを効果的にアピールするコツ
- ├内容は簡潔にまとめる
- ├企業の求める人物像を意識する
- └言い換えで表現を工夫する
- ・自己PRでポジティブをアピールする時の注意点
- ├NGなポジティブに注意
- ├明るさとポジティブを混同しない
- └字は大きく丁寧に書く
- ・面接でポジティブをアピールする時に意識すべきポイント
- ├笑顔を忘れずに
- ├背筋を伸ばして
- └ハキハキと話す
- ・最後に
企業がポジティブな人を評価する理由
困難に立ち向かう力がある
仕事では、想定外のトラブルが起きることも少なくありません。自然災害や情勢の変化など、自分たちの力ではどうしようもないこともあります。そんなときに、前向きに「これはチャンスだ」と捉えられるか、「もうこの仕事はおしまいだ」とやる気を失ってしまうかどうかで、結末は大きく変わります。
ポジティブな人はどんな状況でも簡単にあきらめることはなく、何とか状況を打開する方法はないかと考えることができます。こうした粘り強さがある人が、仕事で結果を出すことができるのです。
気持ちの切り替えができる
ポジティブな人は気持ちの切り替えがうまいという特徴もあります。ネガティブな人は失敗すると罪悪感や落ち込んだ気持ちをいつまでもひきずってしまい、状況を改善できない可能性が高くなります。
ポジティブな人は気持ちを切り替えて、「落ち込んでいてもしょうがない」「今の自分にできることは何か」と考えます。すぐに事態を改善させる方向で動くことができるため、職場でも重宝されます。
失敗から学ぶ姿勢がある
仕事をしていれば、誰でもミスをすることはあります。大切なのはミスをしないことではなく、その後の対応です。失敗して落ち込むだけではその経験から何も得ることはできないでしょう。
ポジティブな人は失敗から学ぼうと考える人が多いため、失敗を成長の糧とすることができるのです。
ポジティブさをアピールする自己PRはこう書く
自己PR文を考える時は、伝わりやすい構成を意識する必要があります。基本的には、次のような構成で文章を組み立てるといいでしょう。
①どんなポジティブさがあるのか
②具体的なエピソード
③ポジティブさを仕事にどういかすか
「主張 → 根拠 → 結論」という流れを意識して作成してみてください。
①どんなポジティブさがあるのか
まずはじめに、「私はポジティブに考えることで困難を乗り越えてきました」というように、主張を一言で述べましょう。この文章はなるべく短くまとめるようにします。要素を詰め込みすぎると要点が曖昧になるので、伝えたいポイントを絞って主張を一言でまとめます。
②具体的なエピソード
「私はポジティブな性格です」というだけでは、説得力にかけます。説得力のある自己PRにするには、前向きな性格であることを裏付けるエピソードが必要です。ポジティブに考えることでどんな成果をあげたのかがわかるような、具体的なストーリーを盛り込むようにしましょう。
③ポジティブさを仕事にどういかすか
「自分のポジティブな性格や考え方を仕事でどういかせるのか」で自己PRを締めくくると、うまくまとまります。ポジティブさはどんな職場や職種でもいかせる要素です。自分が実際にその企業で働いているところをイメージしてみるといいでしょう。
ポジティブをアピールする自己PR例文
例文①ポジティブさで困難を乗り越えたことをアピール
私は困難に直面しても必ず解決策はあるとポジティブに考えることを意識しています。
大学の文化祭では新入生の発注ミスで屋台の出店が危ぶまれたことがありました。しかし自分が『最後まであきらめないで材料を調達しよう!』と声をかけたことで、全員で小売店をまわり、最終的には必要な材料をすべてそろえることができました。屋台はお客様にも人気で大成功し、ピンチの時こそポジティブでいることの大切さを実感しました。
仕事でも想定外のトラブルがあると思いますが、簡単に諦めるのではなく前向きに解決策を考え実行することで乗り越えていきたいです。
例文②ポジティブさで目標を達成したことをアピール
私はこれまでポジティブに考えることで目標を達成してきました。
大学1年生の時には、TOEICのスコア700点以上を目指して勉強を続けるものの、なかなか思うようなスコアがとれず諦めたくなることも多かったです。しかしその度に、「今はスコアが上がらなくても工夫して勉強を続ければ必ず効果は出る」とポジティブに考えることを意識していました。英語が得意な友人や先生に相談したり、新しい勉強方法も試すなどして、1年後には目標スコアを取得することができました。
結果が出ない時でも前向きに取り組むことで、目標達成は可能になると実感しました。仕事でもすぐには結果が出ないこともあると思います。それでも常にポジティブに考え、諦めずに目標へ挑んでいきたいです。
自己PRでポジティブを効果的にアピールするコツ
内容は簡潔にまとめる
自己PRでは要点を一つに絞り、文章はできるだけ簡潔にまとめます。あれもこれも言いたいと内容を盛り込みすぎて、まとまりのない文章にならないよう注意してください。
結論を明確にして言い切りましょう。エピソードも余計な説明や表現は省いて、必要な情報だけをスッキリとまとめることを意識してみてください。
企業の求める人物像を意識する
自己PRを作成で大切なのは、企業にマッチする人物像を意識することです。企業によって求める人物像は異なるので、企業研究を行ってその企業の文化や社風、活躍している人の特徴などを調べてみてください。リサーチ結果を分析し、どんなポジティブさが企業にマッチしているか考えることで、効果的な自己PRが作成できます。
社風や求められる人物像を知るには、インターンシップに参加するのがおすすめです。実際に会社を訪れて社員の方と交流することができるので、企業内の雰囲気もよくわかります。社員の方との座談会や質疑応答の時間が設けられいることが多いので、どんな人が社内で活躍しているかを聞いてみるのもいいでしょう。
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言い換えで表現を工夫する
自己PRでポジティブさをアピールする就活生はとても多いです。他の就活生と同じような自己PRだと、面接官の印象に残りづらくなってしまいます。
「逆境でも前向きに考えることができる」「困難な状況でもプラス思考ができる」「感情のコントロールができる」など、自分らしい言葉で言い換えてみるといいでしょう。
自己PRでポジティブをアピールする時の注意点
NGなポジティブに注意
伝え方を間違えるとマイナスの印象になることがあるので注意しましょう。「ただ無責任で楽観的な人」「失敗しても反省しないでヘラヘラしてる人」「あとさき考えないで突っ走る人」はポジティブとは異なります。
マイナスの印象を与えてしまうことのないように、エピソードの内容や伝え方、言葉の選び方について配慮する必要があります。
明るさとポジティブを混同しない
企業が必要とする「ポジティブな人材」は、「明るい人」とは少し異なります。根はネガティブなタイプであったとしても、「自分で意識してポジティブな言動を心がけている」ということを伝えましょう。
「以前はネガティブでしたが、あることをきっかけにポジティブに考える意識するようになりました」といったエピソードがおすすめです。自分を律することができる「コントロール可能なポジティブさ」をアピールできるでしょう。
字は大きく丁寧に書く
履歴書やES(エントリーシート)では、字の大きさにも注意してください。あまりにも字が小さかったり筆圧が弱いと、自信がなさげでどことなく「ネガティブな人である」という印象を与えてしまいます。
字は丁寧に書いてあれば、綺麗な字でなくても構いません。しっかりとした字を丁寧に書くことで、読んだ人に与える印象はかなり良くなります。
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面接でポジティブをアピールする時に意識すべきポイント
笑顔を忘れずに
面接では自然な笑顔を心がけ、表情や態度でしっかりとポジティブさをアピールしましょう。無表情や不機嫌な態度は、ポジティブとは逆のイメージを与えてしまいます。
とはいっても必要以上に笑顔でいる必要はありません。常に少しだけ広角をあげることを意識したり、笑顔で挨拶する、などができていれば十分です。
背筋を伸ばして
ポジティブな人だという印象を与えるには、姿勢も大切です。猫背で下ばかり向いている人は、ポジティブには見えませんよね。入室する時や座っている時も、背筋はピンと伸ばしておきましょう。
ハキハキと話す
ポジティブさをアピールするなら、話し方も注意してください。小さい声でぼそぼそと話していては、ポジティブな性格がうまく伝わらないでしょう。面接では、いつもより少し大きめの声で、ハキハキと話すことを心がけるようにします。
最後に
ポジティブな性格やマインドを評価する採用担当者は多いです。しかしポジティブさは抽象的な要素のため、どんな前向きさなのかを明確にする必要があります。企業が求める人物像をリサーチして、効果的なアピールになるよう工夫しましょう。
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