自己PRで忍耐力をアピールするときのポイントは?書き方と例文を紹介

就活の自己PRでアピールする内容は、就活生によってさまざまです。その中でもよく聞かれる自己PRの1つに「忍耐力」が挙げられます。実は、「忍耐力」は就活で評価されやすい自己PRです。
今回は「忍耐力」が評価される理由をご説明します。「忍耐力」をアピールする際に気を付けるべき点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

自己PRでよく聞く「忍耐力」とは?

就活の自己PRでよく聞く「忍耐力」という言葉ですが、どのような意味かご存知でしょうか。実は「忍耐力」にはさまざまな意味が含まれています。その意味を理解できれば、自分の経験に置き換えて「忍耐力」をアピールすることが可能です。まずここでは、「忍耐力」の意味についてご紹介します。

①困難に立ち向かう力

「忍耐力」には、「困難に立ち向かう力」という意味があります。社会に出ると、仕事や人間関係でうまくいかないこともあるでしょう。その際、逃げることなく立ち向かえるかどうかで、結果は大きく変わります。今までどんな困難に立ち向かってきたのか、しっかりアピールすることが大切です。

②物事をポジティブに捉える力

仕事で何かあった際、落ち込みすぎずにポジティブに物事を変換できる力も「忍耐力」として重宝されます。仕事をしていると、失敗することやうまくいかないことは幾度もあります。その度に、次に何ができるのか考え切り替えられる能力は、社会人として必要なスキルです。

③楽な方に流されない力

物事がうまくいかないと人は楽な方に流されがちですが、忍耐力があれば自分の軸をしっかり持ち、目的遂行のため試行錯誤できるでしょう。楽な方に流されない力も「忍耐力」です。

就活の自己PRで「忍耐力」が評価される理由は?

就活の自己PRで「忍耐力」をアピールする学生は意外と多いです。それは、面接官に「忍耐力」が評価されやすいことを意味しています。では、なぜ「忍耐力」は評価されやすい自己PRなのでしょうか。ここでは、「忍耐力」が評価されやすい理由についてご紹介します。

①社会にはいろんな人がいる

社会に出ると、学生の頃のように気の合う人とだけ付き合うわけにはいきません。社会にはさまざまな人がいるため、時には自分と意見が合わなかったり、理不尽なことを言ってきたりする人もいるでしょう。しかし、その度にその状況から逃げ続けるわけにはいきません。 さまざまな人とぶつかっても、その状況に耐えて状況を打開できるよう策を講じることは、誰にでもできることではありません。そのため、「忍耐力」を持っている人は社会で重宝されます。

②会社ではやりたいことだけできるわけではない

入社して最初の頃は、会社について基本的なことを教わったり、いわゆる雑務のようなことをしたりする場面が多くあります。やりたいことがあって入社しても、本当にやりたいことに辿り着けるまでには時間がかかることが多いです。
また、会社の事情で希望する配属先に行けないことも多々あるでしょう。その際、自分がやりたいことができないからと辞めてしまったり、仕事に対してやる気を出さなかったりというのは社会人としてよくないことです。将来のための投資期間と思って、自分がいる環境でできることを精一杯行える「忍耐力」は、社会人として必要不可欠です。

③時には注意を受けることや失敗もある

会社では、上司や先輩の注意はもちろん、顧客からのクレームが入ることもあります。注意を受けた時に落ち込んでしまうことは仕方ないことですが、そのあと切り替えられるかが重要です。失敗を次に活かすことができるかどうかで、成長できるかは大きく変わります。しっかりと逃げずに、次に向けて前向きに捉える力も必要です。

④すぐに会社を辞められると困る

新卒3年以内の離職率がかなり高い昨今の日本では、辞めない人を採用する1つの指標として「忍耐力」が重要視されています。注意されたり失敗したりして、心が折れて辞めてしまう人も中にはいます。「忍耐力」がある人は、状況をしっかりと受け止め分析し、次につなげる力を持っている人です。そのため、すぐに辞めてしまうことはないと思ってもらえ評価の対象になります。

自己PRを「忍耐力」と書く際の注意点

実際に自己PRに「忍耐力」を書く際、何でも書いていいというわけではありません。「忍耐力」を書く際に注意するべき点がいくつかあります。ここでは、注意点をご紹介するので、ぜひ自分の経験に置き換えて参考にしてみてください。

①具体的なエピソードを書く

ただ「忍耐力があります」というだけでは、説得力が全くありません。具体的に「忍耐力」があることを裏付けるエピソードを必ず書くようにしましょう。人との関わりや、学生時代の活動の中で「忍耐力」を培ったエピソードは、自己分析で確認して準備しておく必要があります。

②どのように工夫したかを書く

具体的なエピソードが見つかったら、どのように工夫をしていたかを記載しましょう。どのように状況を打開するため工夫をしたのかが、「忍耐力」を語る上で重要なポイントになります。

③なぜ頑張ることができたのかを書く

「忍耐力」のエピソードを語る際、なぜその状況で頑張ることができたのかも説明できるとよいです。困難な状況から逃げ出さずに立ち向かうことができたモチベーションを把握していれば、仕事で同じような場面に遭遇した時も対処できるはずです。困難な状況に立ち向かうためのモチベーションは社会に出る上で大切なことなので、自己PRだけの目的ではなく、自分のためにも把握しておくとよいでしょう。

自己PRで「忍耐力」を書く際のコツ

自己PRで「忍耐力」を語る際、しっかりと面接官に伝わるようにするにはどうしたらよいでしょうか。ここでは「忍耐力」を自己PRで書く際のコツをご紹介します。

①必ず結論から書く

就活で常に意識してほしいことの1つに「結論から書く」ということがあります。何かを説明する際には、≪結論→理由→具体例→結論≫の順に話す癖をつけるようにしましょう。この順で話すことによって、相手に言いたいことがしっかり伝わる上に、自分自身も話を整理しながら説明することができます。社会人になってからも必要なスキルなので、身に着けておきましょう。

②5W1Hを意識する

こちらも就活だけではなく、社会に出てからも必要なトークスキルです。5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)を意識して話すよう心がけましょう。「忍耐力」について話す際は、必ず対象となる物事や人がいるはずです。聞いている人が具体的にイメージできるよう、整理しておきましょう。

③類義語を使用する

「忍耐力」という言葉を使用して自己PRでアピールしても問題ないのですが、多用しすぎないよう注意しましょう。また、「忍耐力」という言葉の意味は人によって解釈が異なることもあります。その場合、「忍耐力」の類義語も使用するとよいです。「粘り強さ」「芯が通っている」「打たれ強い」などの言葉が類義語として当てはまるので、そういった言葉も使いながら説明ができると面接官にアピールしたいことがしっかり伝わります。

④第3者からの意見も交える

「忍耐力」のエピソードを自分で語るのもよいのですが、第3者からの目線を加えることもおすすめです。「人からも、打たれ強いと言われることがある」「粘り強いとよく言われる」というように、他人からの意見も交えることで、より説得力のある自己PRになります。このためには自己分析だけではなく、他己分析も行えると第3者からの意見を取り入れやすいです。

まとめ

今回は、就活の自己PRでよく使われる「忍耐力」についてご紹介しました。自己PRで使用される「忍耐力」とは、ただ耐えるだけではなく、困難な状況の中でもポジティブに捉え、立ち向かえる力のことをいいます。

社会に出て「忍耐力」が求められる理由としては、以下の4つが挙げられます。

社会にはいろんな人がいる
会社ではやりたいことだけできるわけではない
時には注意を受けることや失敗もある
すぐに会社を辞められると困る

自己PRを書く際は、具体的なエピソードと工夫したこと、そしてなぜ頑張ることができたのかをしっかり記載しましょう。類義語や第3者からの意見も踏まえて説明すると、説得力のある自己PRになります。また、自己PRを語る際は必ず結論から書き、5W1Hを意識することも大切です。

就活の自己PRでよく聞く「忍耐力」は、自己分析や他己分析をしっかり行うことで誰でもアピールすることができることです。また、社会に出てからも必要なスキルですので、ぜひ身につけておきましょう。


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