WebテストのTALはどんな対策が効果的?テストの特徴も併せて解説

就活ではSPIや玉手箱といった様々な試験と出会うことがあります。その中で独自の出題形式によって就活生を悩ませるのが「TAL」というwebテストです。
今回はそんなTALの特徴や効果的な対策についてご紹介します。

WebテストのTALはどんな対策が効果的?テストの特徴も併せて解説
目次
  • TALとは?
  • ├「人間力」を測定するwebテスト
  • └明確な答えがない
  • TALの試験内容とは?
  • ├質問形式
  • └図形アイコン配置式
  • TALの対策方法は?
  • ├元気いっぱいな人ならどれがしっくり来るかをイメージ
  • ├注意すべき点を押さえておく
  • └TAL対策おすすめ問題集をチェック
  • 最後に

TALとは?

「人間力」を測定するwebテスト

TALは人総研によって開発された「人間力」を測定するwebテストです。
SPIや玉手箱が就活生の学力など表面に現れる「能力」を知ることを目的としているのに対して、TALでは
・コミュニケーション力
・ストレス耐性
・責任感
・積極性
・行動力
・向上心
・メンタル傾向
・コンプライアンス傾向
といった、ぱっと見では分からない就活生の「内面」を知ることを目的としているのが大きな特徴です。
近年では、50名以上の従業員がいる企業でのストレスチェックが義務化されるなど、働く上でのメンタルヘルスにも注目が集まっています。そのため、「入社する前に内面を知っておきたい」と考える企業がTALを導入しているのです。

明確な答えがない

人には様々な性格や傾向があり、それに対する評価も実に多様です。例えば、積極的な性格の人に対して「好ましい」と感じる人もいるでしょうし、「うるさい」と感じる人もいるでしょう。それらを「正しい」「間違っている」と判断することはできないのです。
そのため、人の内面を探ることを目的とするTALにも「この回答が100%正しい」という明確な答えがありません。これは正解・不正解がはっきりしている他の試験とは大きく異なります。

TALの試験内容とは?

TALは質問形式と図形アイコン配置式の2つの検査方法で構成されています。それぞれについて確認してみましょう。

質問形式

TALの大部分を構成するのが質問形式の問題です。7肢2択による36問を約15分かけて解いていきます。
問題は非常に独特で、有名なものでは、剥いたゆで卵・剥いていないゆで卵・輪切りにしたゆで卵・うずらの卵・生卵・産卵直後の温かい卵・模型の卵…などの中から手に持ってもいいと思えるものを2つ選ぶ問題などが出題されています。

図形アイコン配置式

図形アイコン配置式の問題は、出題されたテーマに沿うように提示された図形を配置するもの。TALの中でも最も特徴的な問題です。
貼り付ける領域にはもともと線が引いてあり、その線を上手に使いながらイメージ図を構成していきます。図形は丸・三角・四角といった基本的な形から星型やハートマーク、ニコニコマークまで非常に幅広く用意されており、組み合わせ方は無限大であると言えます。
出題されるテーマは企業によって異なりますが、「入社後活躍している私」や「私の就活」などがテーマとして挙げられることが多い傾向にあります。

TALの対策方法は?

元気いっぱいな人ならどれがしっくり来るかをイメージ

TALは就活生の内面を知ることを目的としているため、対策されてしまうと意味を失ってしまいます。そのため、出題意図が非常に分かりにくくなっており、具体的な対策や正答は見つかっていません。
しかし、TALが知りたいことがストレス耐性や積極性であることを考えると、「元気いっぱいな人ならどんな答えがしっくり来るか」をイメージしながら回答することが1つの対策であると言えます。健康さや力強さを売りにしている芸能人やキャラクターなどの視点に立って回答すると良いでしょう。

注意すべき点を押さえておく

TALに明確な対策方法がないからこそ、注意すべき点をしっかり押さえて取り組むことが必要です。
質問形式では「次に進む」を押してしまうと、前の問題に戻ることはできません。また、36問を15分で解くため、ある程度のスピード感が求められます。
図形アイコン配置式では、一旦配置した図形は移動することは出来ても取り除くことはできません。また、15個目の図形を置いた時点で自動的に試験が終了してしまうことにも注意が必要です。時間が5分程度しかないこともあってつい焦ってしまいますが、やみくもに取り掛かるのではなく、全体像を頭に浮かべながら図形を配置していくことが大切です。

TAL対策おすすめ問題集をチェック

TAL対策が出来る問題集は非常に少数です。 SPIノートの会による「必勝・就職試験! 【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【3】【2020年度版】」では、TALについても取り扱われており、想定される質問や解答例などを確認することができます。
TALに対して不安がある方は一読しておくと良いでしょう。

最後に

TALで最も大切なのは奇抜なことをしないこと。TALでは「創造力」や「ユニークなアイデア」などは求められていません。指示に従って素直な気持ちで試験に臨むことが重要なのです。
「それでも正解がないなんて心配」という場合には、問題集を参考にしてTALのこれまでの出題などを確認しておきましょう。過去の問題に触れるだけでも「この問題はこんな感じで答えればいいのかな」と見通しをもって取り組むことができるため、過度に緊張せずに済みますよ。


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