SHLのテストはほかのWebテストとどう違う?対策方法は?

SHLのテストとはSHL社が提供する適性検査の総称です。代表的なものには玉手箱やWebGABがあります。この記事ではSHLのテストと他のWebテストとの違いや対策の方法を解説します。

目次

SHLとは?

就活をしているとよく耳にする「SHLのテスト」。いまいち何のことかわかっていないという人も多いのではないのでしょうか。これはある特定のテストを指す言葉ではなく、日本エス・エイチ・エル社が提供するテストの総称です。

日本エス・エイチ・エル社とは採用や組織開発、昇進、配属などの人事施策に関わる商品やサービスを提供する会社です。新卒採用に向けたテスト以外にも、面接官に向けたセミナーや統計分析セミナーなどの開催、人材開発や配属などそれぞれの場面に合わせたテストの開発などを行っています。

テストの種類

日本エス・エイチ・エル社は幅広い用途に合わせたテストを提供していますが、ここでは新卒採用に絞って紹介します。

Webテスト

Webテストの代表的なものは以下の通りです。

・総合適性テストWebGABグローバル対応版
 └新卒総合職の採用向け。   所要時間 80分

・コンピュータ職適性テストWebCABグローバル対応版
 └コンピュータ職としての適性を診断。
  測定科目 暗算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)
  所要時間 72分

・玉手箱I Ver.2
 └新卒採用の母集団形成や初期選考。
  測定科目 パーソナリティに関する質問紙・行動、経験に関するアンケート。
  所要時間 約11分

・玉手箱III
 └応募者を「知的能力」と「パーソナリティ」の両面から測定する総合適性診断システム。
  測定科目 計数・言語・英語・パーソナリティ(OPQ)
  所要時間 49分

マークシート・テスト

マークシート・テストの代表的なものは以下の通りです。

・総合適性テストGAB
 └新卒総合職の採用に活用。
  測定科目 言語理解・計数理解・パーソナリティ(OPQ)
 所要時間 90分

・総合適性テストIMAGES
 └大量受検者の選抜用。
  測定科目 計数・言語・英語・パーソナリティ(OPQ)
  所要時間 60分

・コンピュータ職適性テストCAB
 └コンピュータ職の適性診断。
  測定科目 暗算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)
  所要時間 95分

その他

上記以外のテストには以下のようなものがあります。

・創造力テスト
 ┗創造性を構造的に測定。
  測定科目 創造力
  所要時間 約35分

・LC@Work
 ┗さまざまな仕事場面を想定したシミュレーション形式。
  測定科目 仕事場面における音声情報の理解力
  所要時間 約20分

他のWebテストとの違い

SHLのテストは種類にもよりますが、単純な計算問題ではない特徴的な問題が多いのが特徴的です。表の空欄推測や四則逆算など癖のある問題が多いため、初見ではなかなか点数を伸ばすのが難しくなっています。

時間があれば解ける問題も多いため、全体像を知らずに受験してしまうと時間が足りずに解ききれなくなかったということになってしまいます。SHLのテストは事前準備が重要です。

対策方法

次にテスト攻略のための対策方法をみていきましょう。

1冊の問題集を繰り返し解く

テストは中学生レベルの知識を前提としていますが、全て振り返って勉強する必要はありません。玉手箱やWebGAB専用の問題集がたくさん発売されているため、形式に合った問題集で対策を行いましょう。出題傾向は限られているため、たくさんの問題に手を出すよりも1冊を繰り返し仕上げるほうが効果的です。パッと見てすぐに解法が思い浮かぶくらいまで繰り返しましょう。

苦手分野に集中して取り組む

何度かテストを受けると自分の苦手な分野がわかってきます。全てを一律に勉強するのではなく、苦手分野に集中して取り組み克服しておきましょう。ある程度は問題傾向が決まっているため、一度納得できてしまえば解くのが早くなります。

時間を計って練習

テスト最大の敵は制限時間です。時間があれば解けるのに!という状態ではなかなか点数が伸びません。練習のときも本番通り時間を計って慣れるようにしましょう。時間があれば解けたという問題は特に少し時間を空けて復習して、素早く解けるように対策しておきましょう。

最後に

日本エス・エイチ・エル社が提供するSHLテストの代表的なものには、玉手箱やWebGABがあります。それぞれ問題形式に違いがあるため、自分が受けるテストを確認してそれに合わせた対策を行うようにしましょう。


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