集団面接を乗り切るためには「企業が集団面接を実施する意図」を十分に理解し、企業の意図に合わせて自分を見せる必要があります。
そこで今回は企業が集団面接を実施する意図を簡単に解説した上で、集団面接を乗り切るコツや意識すべきポイントをご紹介します。
- ・集団面接を実施する意図とは?
- ├最低限のマナーを持った人材を絞り込む
- └他者との接し方を確認する
- ・集団面接を乗り切るコツや意識すべきポイント
- ├身だしなみやマナーをチェックする
- ├コミュニケーションを意識する
- └他の就活生への配慮を忘れない
- ・まとめ
集団面接を実施する意図とは?
企業が集団面接を実施する背景には「最低限のマナーを持った人材を絞り込みたい」「他者との接し方を確認したい」という2つの意図があります。それぞれの意図を詳しく見ていきましょう。
最低限のマナーを持った人材を絞り込む
集団面接は書類選考後の一次選考など、選考の序盤で実施される傾向があります。そして選考序盤では大勢の就活生の中から一定の基準を満たさない者を効率的に落としていく「足切り」が主な目的となります。
集団面接では「社会人として最低限のマナーが身についているか」が1つの基準となります。そのため、面接官や他の就活生を不快にさせるようなマナー違反があれば、どれだけ熱意やスキルがあっても落とされてしまう可能性が高くなってしまいます。
他者との接し方を確認する
「集団」という環境の中で「他者に配慮できるか」という点も面接官がチェックしているポイントです。
企業では部署やチームで協力しながら仕事を進めていきます。その際に他者に配慮できずに自分の都合ばかり主張する人がいると仕事が滞りますし、生産性も落ちてしまいます。また、顧客との取引でも相手の事情を汲み取ろうとする姿勢がなければ、取引がうまくいかないだけでなく、大きなトラブルに発展する可能性があります。
そのため、企業としては「他者に配慮できない人を入社させるのはリスクがある」と考えているのです。
集団面接を乗り切るコツや意識すべきポイント
集団面接を実施する企業の意図を理解できれば、その意図に沿った行動を取るだけで集団面接は乗り切れます。ここでは集団面接を乗り切るコツと意識すべきポイントをご紹介します。
身だしなみやマナーをチェックする
「ハロー効果」と呼ばれる心理効果を知っていますか?これは人や物を評価する時に目立つ特徴に引きずられて全体の評価が決まってしまう心理効果です。
集団面接で目立つ特徴と言えば、やはり身だしなみです。「あ、寝ぐせがついている…だらしないな」「シャツにしわがあって清潔感がない」などネガティブな評価を与えてしまうと、その後どのように回答してもネガティブに受け取られてしまう危険性があります。
また、身だしなみはOKでもマナーが悪ければやはり評価は下がってしまいます。椅子への座り方や姿勢、敬語表現など基本的なマナーはしっかり復習して集団面接に臨みましょう。
コミュニケーションを意識する
集団面接に限らず、選考場面で「自分をアピールしなければいけない」「練習してきた通りに答えなければいけない」と必死になり過ぎて、暗記してきた回答を一方的に話す人や情報を早口でまくしたてる人がいますが、これはNGです。「人の話をちゃんと聞いていない」「質問の意図を掴めていない」とネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
面接官とコミュニケーションを取るつもりで、質問にしっかり耳を傾けるとともに「何を問われているのか」「何を求められているのか」をよく考えて過不足なく答えるようにしましょう。また、相手が聴き取りやすい声の大きさや速さを意識することもコミュニケーションとして大切です。
どんな形で質問されても柔軟に答えるためには練習が必要です。家族や友人に面接官役をお願いして練習したり、キャリアセンターで模擬面接を受けたりして経験を重ねれば、答え方や話し方は必ず上達します。
他の就活生への配慮を忘れない
先ほどもご説明した通り、集団面接では「他者に配慮できるか」もチェックされています。特に他の就活生が話している間の態度は評価されやすいポイントです。他の就活生が話している時には、話している人の方を見て、軽く頷きながら話を聞きましょう。
自分の回答に気を取られて話を聞いていなかったり、「自分の順番は終わったから」と気を抜いていたりすると「他者への配慮に欠ける人だ」とネガティブな評価を受けてしまいます。また、面接官から「先ほど〇〇さん(他の就活生)が話してくださった内容を要約してください」という質問を投げかけられ、しどろもどろになってしまうかもしれません。
自分が回答する時間以外も「いつも評価されている」という意識は忘れないようにしましょう。
まとめ
企業が集団面接を実施する意図としては「最低限のマナーを持った人材を絞り込む」「他者との接し方を確認する」という2点が挙げられます。
そのため、集団面接を乗り切るには以下の3つを意識するのがコツといえます。
・身だしなみやマナーをチェックする
・面接官とのコミュニケーションを意識する
・他の就活生への配慮を忘れない
この3つのコツを実践すれば、集団面接をうまく乗り切ることができるはずです。ぜひ取り組んでみてください。
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