【回答例あり】履歴書の得意科目・得意分野欄の書き方は?

就活で履歴書を書くときに得意科目・得意分野に関しての記述を求められることがあります。「単に得意科目や得意分野を書くだけでしょ」と思う方もいるかもしれませんが、実はポイントを押さえれば効果的なアピールにつなげることができるのです。

そこで今回は、履歴書での得意科目・得意分野の書き方を回答例と共に解説します。得意なことが思いつかない時の対処法もご紹介するので参考にしてください。

履歴書
目次

得意科目・得意分野でアピールできるものとは?

持っているスキル・強み

履歴書に得意分野や得意科目を書いてアピールできるものとして、自分が持っているスキルや強みが挙げられます。

例えば、得意科目が英語と言う場合には語学力に自信があることが分かりますし、数学が得意だという人は論理的な思考力が優れていると考えられます。また、体育が得意であれば体力はもちろん、上下関係への対応力などが期待できます。

得意分野や得意科目を通して、就活生がこれまで培ってきた能力をうかがい知ることができるのです。

就活生の人柄・個性

得意科目・得意分野では就活生の人柄や個性をアピールすることも可能です。数ある科目や分野の中から「これが得意」と選び抜くまでには、その就活生の興味や関心、価値観や好みなど様々な背景があります。

そのため、得意科目・得意分野を選んだ背景を説明することで「自分がどんな人物か」を伝えることができるのです。

得意科目・得意分野の書き方

得意科目・得意分野を明示する

まずは「私の得意科目/得意分野は〇〇です」というように、自分の得意科目・得意分野をはっきりと示します。最初に結論を示すことで、採用担当者も「これから〇〇について話すんだな」と頭に置きながら読み進められるため、内容を理解してもらいやすくなります。

もし、専門的な科目や分野について示す時には「私の得意分野は〇〇です。〇〇というのは…」とざっくりと概要を説明しておくと良いでしょう。

なぜ得意だと感じるのかを説明する

得意科目・得意分野を示したら、得意だと感じる理由を説明しましょう。
得意だと感じる理由には次のような要因が挙げられます。

・成績が良かった:得意科目の成績が学年トップクラスなど
・好きだった:国語が好きな場合「読書が好き」など
・興味関心があった:海外で働きたいために英語を学びたかったなど

自分の「得意」はどんな要因から来ているかをよく振り返ってみましょう。

入社後に役立てられる部分があればアピールする

得意科目・得意分野に関して入社後に役立てられる部分があれば、ぜひアピールしておきましょう。

例えば、プログラミングが得意であれば、入社後の業務で生かすことができます。また、プログラミングに必要な論理的思考力や計画性などのスキルも仕事をする上で重宝されます。

企業が求めているスキルや人材を理解して、企業から「欲しい!」と思ってもらえる魅力を存分にアピールしてください。

得意科目・得意分野の回答例

回答例1

私の得意科目は古文です。特に源氏物語での光源氏をめぐる数多くの女性たちの恋心や嫉妬心は、千年以上経った今を生きる私にも共感できる部分が多く存在し、今とは異なる言葉遣いや文化で描かれた物語が、今に通じる人の姿を描き出していることに非常に興味を惹かれます。

回答例2

私の得意分野は体育です。特に球技が好きで中学から大学までずっとバスケットボール部に所属してきました。そのため、チームワークを重視した行動には自信があります。貴社に入社してからも持ち前の協調性を生かして、社員の皆様と和になって働いていきたいと考えています。

回答例3

私の得意分野は心理学です。大学時代には教育心理学の分野を専攻しており、子どもたちが個性を生かして学ぶことのできる教育環境についての研究に取り組んでいました。

もともと私は小学校の教員になりたいと考えていましたが、次第にいじめや不登校の問題に関心を持つようになりました。

そして「学校生活を楽しめない子どもの気持ちを理解し、より良い教育につなげたい」と思い、大学で学びつつ、不登校傾向の子どもたちを対象とした家庭教師のバイトに取り組み、学んだ経験を生かしてきました。

その結果、子どもたちから「学ぶことの楽しさが分かった」「自分に自信が持てた」という言葉をもらえるまでになりました。

貴社でも心理学の知識を生かして、共に働く社員の皆様やお客様に寄り添っていきたいと考えています。

得意なことが思いつかない時はどうすればいい?

「なし」と書くのはNG!

得意なことが思いつかない、得意なことがない、という方もいるでしょう。しかし思いつかないからといって、得意科目・得意分野欄に「なし」と書くのはNGです。

どんなことが採用担当者の目に止まり興味を引くかはわかりません。予想外のことがアピールポイントとなることもあるのです。

どんな小さなスペースでも、大切な自己PRの機会だと思って最大限に活用するようにしましょう。

好きな科目でもOK

得意科目といっても、学年でトップの成績をとった科目である必要はありません。他の科目に比べて得意だったなという程度でも構わないのです。

得意と言える科目や分野がない場合は、好きな科目や興味を持った分野を書くのもいいでしょう。大学で好きだったり面白いと感じた講義が、一つや二つはなかったでしょうか?

なぜ好きなのか、なぜ興味を持っているのか、という理由がしっかり書けていれば、あなたらしさが伝わるいい自己PRに繋げられるはずです。

周囲の人に聞く

自分の得意な科目や得意なことがどんなことか、家族や友人に聞いてみるのもいいでしょう。自分では意識していなかったことでも、周りの人からすれば優れていると思われていることがあります。

学生時代のことは忘れてしまっていることも多いので、子供の頃や学生時代のことを両親や兄弟に聞いてみると、意外な発見があることも多いです。

インターンシップに参加する

得意なことが思いつかないのは、経験が少ないからかもしれません。何事も経験してみなければ、得意かどうかもわかりませんよね。

とくにアルバイト経験がない方は、得意なことをイメージしにくいです。その場合は企業のインターンシップに参加するのがおすすめです。

企業のインターンプログラムに参加してグループワークや仕事を経験すると、自分の得意な分野や得意なことが見えてくるはずです。

インターンシップは企業研究にも役立つものなので、気になる企業があればぜひ積極的に参加してみてください。

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最後に

採用担当者は数多くの就活生の履歴書に目を通します。そのため、分かりにくい文章を何度も読み返してくれることはありません。一度で内容を理解してもらえるように文章を工夫する必要があります。

まずは今回ご紹介した書き方を参考に得意科目・得意分野欄を書き上げてみてください。そして書き上げたものは家族や友人など身近な人に確認してもらいましょう。

自分では分かることでも第三者が読んだ時には分かりにくいこともあります。ぜひ洗練された文章を仕上げてみてくださいね。


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