就活の自己PRで体力をアピールしたいと考えている就活生も多いでしょう。体力がある人は魅力的ですが、アピールの仕方を間違えると逆効果になることもあります。
ここではES(エントリーシート)や面接で、体力をアピールする際のコツや書き方について解説します。部活・アルバイト・ゼミのエピソードを使った自己PR例文もご紹介するので参考にしてください。
- ・就活の自己PRで体力をアピールしてもいい?
- ├「体力」は社会人にとって重要な要素
- ├「体力がある」だけでは魅力的なアピールにはならない
- └企業の求める人物像を意識することも大切
- ・自己PRで「体力」を効果的にアピールするコツ
- ├「体力」を具体的に表現する
- ├エピソードで体力をアピール
- └仕事でどういかすのか
- ・大学で部活をやっている場合
- ├部活で体力を発揮する場面は?
- └部活動のエピソードを使った自己PR例文
- ・バイトをやっている場合
- ├バイトで体力を発揮する場面は?
- └バイトのエピソードを使った自己PR例文
- ・ゼミ・研究をやっている場合
- ├ゼミ・研究で体力を発揮する場面は?
- └ゼミ・研究のエピソードを使った自己PR例文
- ・最後に
就活の自己PRで体力をアピールしてもいい?
「体力」は社会人にとって重要な要素
「体力があるなんて自己PRになるの?」と思う人もいるかもしれませんが、体力は立派なアピールポイントとなります。体力がなくてすぐに疲れてしまう人や、体調を崩して頻繁に仕事を休んでしまうような人だと、安心して仕事を任せることができないからです。
企業は体力のある人材を常に求めています。健康的な身体は日頃の仕事をしていく上で欠かせないですし、安定して高いパフォーマンスを発揮するのにも不可欠です。体育会系の学生を企業が欲しがるのもこういった理由があります。体力に自信がある人は、就活でも積極的にアピールしていきましょう。
「体力がある」だけでは魅力的なアピールにはならない
健康な体や体力がある人材は魅力的ですが、ただ「体力がある」だけでは不十分です。「健康であること」「体力があること」は社会人の基本であると考える人も多いので、体力があることを魅力的に見せる工夫が必要です。
体力をつけるためにしている「努力」「工夫」「心がけ」などを具体的に説明することで、体力があることを効果的にアピールすることが可能となります。
企業の求める人物像を意識することも大切
さらに効果的な自己PRを作成するには、企業の求める人物像を意識することが大切です。社風や職種によっては、どうやっても体力が魅力的に写らないケースもあります。その場合は、体力よりも他のアピールポイントを選ぶ方がいいかもしれません。
企業がどんな人材を求めているのかリサーチし、その人物像にマッチするよう自己PRを工夫してみてください。
自己PRで「体力」を効果的にアピールするコツ
「体力」を具体的に表現する
まずは「体力」とは何を指していることなのかを、もう少し具体的にしてみましょう。一般的に「体力」という言葉には次のようなイメージがあります。
1.健康な身体(風邪を引いたことがない、無遅刻無欠席)
2.身体能力が高い(マラソンが得意、スポーツが得意)
3.持続的に何かに取り組み成果が出せる
健康な身体を維持するためにしている工夫や、体力をつけるためにしている努力や習慣などを語ることで具体的にすることができ、自己PRも作成しやすくなります。
エピソードで体力をアピール
エントリーシートの書き方全般に言えることですが、どんな主張にも必ず根拠が必要となります。根拠がなく、主張のみになってしまうと企業の採用担当者や面接官から「この人は論理性がないんだな」と思われてしまうからです。
根拠として最も使いやすいのが自分のエピソードです。主張に繋がるきっかけとなったエピソードを自己PRとして一緒にアピールしましょう。
仕事でどういかすのか
最後に、「自慢の体力を仕事にどういかすか」を説明して、自己PRをしめくくるのがおすすめです。OBOG訪問をしたり、インターンシップに参加して、仕事内容の理解を深めるておくといいでしょう。
大学で部活をやっている場合
大学で部活をやっている場合、特に体力をアピールしやすいです。一般的に部活はサークルよりも活動時間が多く、努力し続けることが求められるからです。
部活で体力を発揮する場面は?
部活では以下のような場面で体力を発揮できるでしょう。
・日々の練習
・大事な試合で結果を出すとき
体力をベースに、日々の練習に欠かさず出席し試合で成果を出すことができたようなエピソードが書けるとよいでしょう。
部活動のエピソードを使った自己PR例文
私の長所は体力です。スポーツはずっとサッカーをプレーしており、大学でも体育会系部活動に所属しています。
部活の日々の練習では無遅刻無欠席で参加し続けました。レギュラーから外れてしまったりとなかなか成果がでず苦しいこともありましたが、あきらめず練習し続け、継続的な努力の習慣と体力を身につけました。
努力の甲斐もあり、前回の秋季関東学生リーグの試合ではレギュラーに選ばれることができました。リーグを通じてアシスト7本、ゴールを5本決めることができ、諦めず練習し続けてよかったと感じました。
部活動で培った粘り強く取り組み続ける姿勢は貴社に入ってからも存分に発揮できると考えています。
バイトをやっている場合
バイトでも体力をアピールすることができます。やはりここでも継続的な努力と成果をエピソードとして書きましょう。
バイトで体力を発揮する場面は?
飲食店、塾講師、コンビニ店員...いずれのバイトでも体力を発揮する場面はあります。
・粘り強く仕事に取り組み、周囲からの信頼を得ることができた
・自分の仕事のみではなく、積極的に仲間の仕事を手伝った
体力をベースに、継続的に仕事に取り組んだエピソードが書けると良いでしょう。
バイトのエピソードを使った自己PR例文
私の長所は体力です。学生生活の傍ら、3年間居酒屋で働き続け最後の一年はバイトリーダーとして周囲の信頼を得ることができました。
最初の頃は慣れない接客や、メニューを覚えるのに必死で失敗もたくさんしてしまいました。しかし、休まず仕事に参加し続けることで、徐々にできることが増えていきました。最後の一年間はバイトリーダーに任命されるなど仲間や常連の方からの信頼も得ることができました。
貴社に入ってからも粘り強く仕事に取り組むことでひとつひとつできることを増やし、必ず成果を出してみせます。
ゼミ・研究をやっている場合
大学生活も三年生になると卒業に向けてゼミや研究が始まります。単位取得に多くの時間を必要とするので体力をアピールしやすいです。
ゼミ・研究で体力を発揮する場面は?
ゼミ・研究では日々の取り組みが成果に直結します。体力を元に継続的にゼミや研究に取り組み、発表などで成果を披露できたエピソードをまとめるとよいでしょう。
ゼミ・研究のエピソードを使った自己PR例文
私の長所は体力です。持ち前の体力を武器に、現在取り組んでいる研究では学会発表で表彰状をいただくことができました。
研究は一日では成しえません。日々の勉強や仲間・教授との議論を継続的に行えて初めて目に見える成果を出すことができます。
私はさらに、持ち前の体力を武器にコアタイムの日中だけではなく、アルバイトやサークルがない日は朝から夜まで研究を続けました。
その努力の甲斐もあり、先月行われた国際学会に論文を通すことができ、さらには賞をいただくこともできました。
貴社に入ってからの仕事も研究同様、体力を武器に精一杯取り組み成果を出してみせます。
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最後に
自己PRで体力をアピールすることの有効性と、具体例をまとめました。体力をアピールするポイントは継続的な努力とその成果に結びつけることです。ぜひ参考にしてみてください。
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