二次面接は各選考段階の中でも特に大きな壁であるため、「二次面接に通過したらほぼ内定」と言われることがよくあります。今回は、「二次面接に通過したらほぼ内定」に当てはまる場合や二次面接での評価ポイント、二次面接で注意すべきポイントを詳しく解説します。
- ・二次面接に通過したらほぼ内定って本当?
- ・「二次面接に通過したらほぼ内定」に当てはまる場合
- ├①最終面接が役員との顔合わせ程度である場合
- └②二次面接までしか行わない場合
- ・二次面接での評価ポイント
- ├①企業にマッチしているか
- ├②基礎的なスキル
- ├③深い企業理解
- ├④入社後のキャリアビジョン
- └⑤入社意欲
- ・二次面接での回答のポイント
- ├①どのように企業とマッチしているかを伝える
- ├②なぜ他の企業ではダメなのかを伝える
- └③入社後にどのように活躍したいのかを伝える
- ・【まとめ】最後まで気を抜かず、内定を勝ち取ろう!
二次面接に通過したらほぼ内定って本当?
結論から言うと、二次面接に通過しても最終面接で落ちてしまうことは少なくありません。 面接の通過率は企業によって異なりますが、一般的にどの企業でも二次面接は最も通過率が低い傾向にあります。そのため、二次面接に通過したらほぼ内定だと言われることがありますが、最終面接の通過率は平均で約50%と言われています。最終面接も入念に準備をして臨まなければ内定を逃してしまう可能性は十分にあります。
「二次面接に通過したらほぼ内定」に当てはまる場合
①最終面接が役員との顔合わせ程度である場合
二次面接でほとんど内定候補者が決まっており、最終面接は役員との顔合わせ程度である場合は、二次面接に通過したら内定をもらえる可能性が高いです。最終面接の時間が短く設定されている場合や、二次面接の段階で他社の選考状況や入社の意思について詳しく聞かれた場合、最終面接が雑談ベースで進められる場合は、特に大きな問題がない限り最終面接に合格すると考えられます。
②二次面接までしか行わない場合
二次面接までしか行わない企業もあります。この場合は、最終面接と同じように他社の選考状況や入社の意志を確認される場合があるため、回答を準備して臨みましょう。選考段階によって質問が異なりますので、選考フローや過去の質問をナビサイトでよく確認しておきましょう。
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【就活本選考体験記】
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二次面接での評価ポイント
①企業にマッチしているか
二次面接の大きな特徴は、志望動機について詳しく聞かれることです。面接官は志望動機を深掘りすることで、本当に自社にマッチした人材なのかを見極めます。自分の強みや価値観が企業とどのようにマッチしていて、入社後にどう活かせるのかを伝えることが求められます。
志望動機だけでなく、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や自己PRの内容からも人柄やスキルが企業とマッチしているかを確認されるため、アピールしたい強みや人柄に一貫性を持たせることが重要です。
②基礎的なスキル
面接での会話を通じて、コミュニケーション能力や論理的思考力、対応力などの基礎的なスキルが確かめられます。特別なスキルや資格を持っていなくても、社会人として仕事をする上で最低限必要な力をきちんと身につけることができている学生は高く評価されます。基礎的なスキルは、面接練習を繰り返すことでこれから伸ばすことも十分可能です。
③深い企業理解
二次面接では、企業を深く理解しているかが問われます。企業研究が甘いと志望度が低いとみなされ、不合格になってしまいます。企業のホームページやパンフレットで手に入る情報だけでは不十分です。インターンシップや企業セミナー、OB・OG訪問で実際に見たこと・聞いたこと・感じたことから他の企業にはない強みや自分と特にマッチしている部分を見つけ、「なぜその企業でなければならないのか」を熱意を持って伝えましょう。
④入社後のキャリアビジョン
入社後のイメージを掴めているかも重要なポイントです。とはいえ、「働いたこともないのにキャリアビジョンなんてわからない!」と感じる就活生も多いはずです。そんな時はインターンシップやOB訪問の際に社員にこれまでどの部署でどんな経験をして、今後はどんなことをしたいのかを質問してみましょう。自分が魅力を感じた社員をロールモデルとして、自分のキャリアビジョンを考えてみるのがおすすめです。
⑤入社意欲
内定承諾の可能性の高さも、採用側が特に注目するポイントです。受けている業界や就活の軸、他社の選考状況などを質問して、志望度の高さを確かめます。受けている業界がバラバラだったり、就活の軸が定まっていないと、不合格になってしまう可能性があります。このような質問にも対応できるよう、準備をして臨みましょう。
二次面接での回答のポイント
①どのように企業とマッチしているかを伝える
二次面接では、自分の価値観や強みがどのような点で企業とマッチしているのかを具体的に伝えましょう。「御社の理念に共感したから」「御社の商品が好きだから」では不十分です。自分の価値観が企業のどんな部分とマッチしているのか、自分の強みを仕事でどのように活かせるのかを根拠となる具体的なエピソードと併せて伝えましょう。
②なぜ他の企業ではダメなのかを伝える
入念に企業研究をして、なぜ他の企業ではダメなのかを明確に伝えられるようにしましょう。その企業にしかない強みや、インターン・説明会を通して感じた社風を根拠にして具体的に説明することで強い熱意が伝わります。
③入社後にどのように活躍したいのかを伝える
内定がゴールだと思ってしまっている人は、入社後のビジョンが曖昧になりがちです。二次面接では入社後のビジョンについても詳しく聞かれるため、準備しておく必要があります。どの部署でどんな事業に携わりたいのか、その後はどんなキャリアを積みたいのかを具体的にイメージしておきましょう。
【まとめ】最後まで気を抜かず、内定を勝ち取ろう!
二次面接に通過しても確実に内定をもらえるとは限りません。しかし、二次面接は選考の中でも特に高い壁であるため、通過すれば内定まであと一歩です。評価のポイントを押さえて入念に準備をして面接に臨み、内定を勝ち取りましょう。
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