自己分析にはモチベーショングラフを活用しよう!具体的なやり方を解説

「自己分析ってどうやったらいいの?」「就活の軸が決まらない...」と悩んでいる就活生は多いかもしれません。そんな方は、まずモチベーショングラフを書くのがおすすめです。
今回は、モチベーショングラフを作るメリットと作り方を詳しくご紹介します。

目次

モチベーショングラフとは?

モチベーショングラフとは、自分のモチベーションの源泉を知るためのグラフです。自分の過去の経験を時系列で振り返り、その時のモチベーションをグラフに表します。出来事が起こった時にモチベーションが上がったり下がったりした原因を考えることで、自分が大切にしている価値観を知ることができます。その価値観を就活の軸として、自分に合った業界・企業を見つけてみましょう。

就職活動における自己分析の目的は、主に「自分にとって大切な価値観を見つけること」、「自分の強みを明確にすること」、「自己PRや志望動機に使えるエピソードの洗い出し」です。モチベーショングラフを作ることで、これらを全て網羅することができます。

モチベーショングラフを作るメリット

①スムーズに自己分析ができる

様々な自己分析の方法があり、何から手をつければ良いかわからないという方も多いはずです。モチベーショングラフを書くことで、1枚のグラフでスムーズに最低限必要な自己分析ができます。まだ自己分析ができていない方は、まずはモチベーショングラフから取り組んでみましょう。

②自分に合った企業のポイントが明確になる

モチベーショングラフを作って自分のモチベーションの源泉や自分にとって大切な価値観を知ることで、志望企業を決める際に何を重視したら良いのかが明確になります。これを「就活の軸」と言いますが、「就活の軸」は面接でも聞かれることが多いため、モチベーショングラフを書いて明確にしておきましょう。

③志望動機・自己PRに使えるエピソードが見つかる

志望動機・自己PRには、裏付けとなるエピソードが必要です。具体的なエピソードを併せて伝えることで、説得力を持たせることができます。モチベーショングラフを作る際に自分の過去を振り返ることで、自分の人柄がよく現れているエピソードが見つかります。

モチベーショングラフの作り方

①2つの軸を書く

まずは、「モチベーション(心の充実度)」を表す縦の軸と、誕生から現在までの「時間」を表す横の軸を書きます。

②心の充実度(モチベーション)をグラフで表す

次に、楽しかった、嬉しかった、辛かった、悲しかった、大変だったなどのモチベーションの推移をグラフで表します。

③印象的な出来事を時系列で書く

その次に、心の充実度の要因となる、印象的な出来事を時系列で記入します。どんな些細なエピソードでも構いません。一見小さなエピソードでも、じっくり考えてみると自分の価値観や性格がよく現れていることがあります。自己PRや志望動機を考える際のエピソードとしても使えるので、思いつくことは何でも記入してみましょう。

④出来事が起こったときの感情を書く

次に、出来事が起こった時の感情や、自分でも気づかなかった心の動きを言語化して記入してみましょう。その際に、エピソードに対して「なぜ?」を繰り返して自分で深堀りをするのがおすすめです。以下は、深掘りの例です。

エピソードの深堀の例
・3歳でサッカーを始めて熱中した→「なぜサッカーを楽しいと感じたのか?」
・ケガをしてサッカー部の最後の試合に出られず涙を流した→「なぜ涙が出たのか?」
・文化祭実行委員長を務め大きなやりがいを感じた→「なぜやりがいを感じたのか?」
・大学に入学したもののオンライン授業が続き退屈に感じた→「なぜ退屈に感じたのか?」

⑤出来事を比べて共通する価値観を見つける

最後に、それぞれの出来事とその時の感情を比べて、共通する価値観や自分の性格の特徴を見つけましょう。これが、就職活動をする上では企業選びの大きなポイントになります。自分のモチベーションの源泉や、自分にとって大切な価値観とマッチした企業を見つけましょう。

【まとめ】モチベーショングラフを活用して自己分析を進めよう!

モチベーショングラフを作ることで、自分のモチベーションの源泉が明確になり、就活の軸を決めやすくなったり、自己PRや志望動機の裏付けとして使えるエピソードが見つかるなど、様々なメリットがあります。モチベーショングラフは一度書いたら終わりではなく、定期的に見直してみたり、後から思いついたエピソードを書き足すなど、その後の自己分析に活用するのがおすすめです。


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