就活の面接で逆質問はいくつまで聞いて大丈夫なの?聞くべき質問も併せて紹介

面接でのいわゆる「逆質問」に対して苦手だと感じている就活生はかなり多いようです。この「逆質問」は、鋭い「逆質問」をすることができれば他の就活生に大きな差をつけることができるものの、逆効果となる「逆質問」をすることでマイナスになってしまうのでは……だったら何も聞かない方が無難なのではないか……と考える方が多いために苦手だと感じる方も多いようですね。そこで今回は面接での「逆質問」について解説致します。

逆質問
目次

面接でなぜ逆質問をすべきなのか?いくつが適切なのか?

そもそも、なぜ面接では「逆質問」をする時間が必ずと言ってよいほどに設けられているのでしょうか。そして、さまざまな就活対策の書籍やネットの記事でも「逆質問」はした方がいい!と言われていますがその理由は何なのでしょうか。

その企業への熱意をアピールできる

まずは、その企業への熱意を聞かれた質問以外でアピールすることができるチャンスであるということです。基本的には面接は聞かれたことに対して答えていきますが、「自分はこの企業のことをすごく調べているし、かなりの熱意をもって考えているのにどこでそれをアピールすればいいのか」ともどかしく思ったことはないでしょうか?

「逆質問」のタイミングで、「御社は○○について今後の中期経営計画で参入する予定とのことですが……」といったように、自分なりに調べたことをアピールすることも可能です。オリジナルで何かしらを語ることのできるのは、「逆質問」の時間ならではです。

鋭い逆質問で自分のアピールもできる

さらによく言われるように、鋭い「逆質問」をすることができれば他の就活生と大きな差をつけることができるということもあります。そのため、「逆質問」は誰もが思いつくような「職場の雰囲気はどのような感じでしょうか?」といったことではなく、自分らしさや熱意が伝わるような質問をしましょう。

逆質問はいくつまでOK?

「逆質問」はいくつくらいするのが良いのでしょうか?「ありません」はよくないですが、10個も20個も質問するのも空気が読めないと思われてしまいます。基本的には、3つくらいまでが適切な数です。

しかしできれば逆質問は、3つ以上用意していきましょう。万が一他の人と「逆質問」がカブってしまったり、あるいは面接中に「逆質問」しようと思っていた内容に対する回答が会話の中に出てきてしまったりした場合にその数が減ってしまいます。5~10個くらい用意していくと安心です。

逆質問で逆効果になってしまう例は?

自分の熱意を伝えたり、アピールにつながったりもする「逆質問」ですが、あまりにも何も考えずにしてしまうと、逆効果となりマイナスイメージを与えてしまうこともあります。

「とくにありません」はダメ

最も多いのは「質問は特にありません」と「逆質問」を何もしない学生です。面接は企業と学生が双方が相性はもちろん、一緒に働く上でさまざまな問題がないかどうかを確認する場です。

正直、「絶対に大丈夫だ」と確信を持てることなどありえません。それでも最大限質問をし合うことで確認をするものですが、そんな中「質問がない」ということはその企業に興味がないと言っているも同然です。必ず質問はするようにしましょう。

調べれば分かることはNG

他にも、「逆質問で逆効果」になってしまうものがあります。それは、調べればすぐに分かるであろうことを質問することです。

たとえば、「御社の年間の売上はどのくらいですか」とか、「就業時間は何時から何時までですか」といったような、会社四季報や会社案内などに掲載されているであろう質問、そして「それを知ってどうするの?」といった内容はマイナスイメージにつながってしまう恐れがあるので避けた方が良いでしょう。

福利厚生についてばかりはNG

さらに、いくつかする逆質問の中で福利厚生についてばかり質問するのも避けましょう。最も気になる内容ではあるかもしれませんが、企業としては「本当に真面目に働く気があるのか?楽がしたいのでは?」という受け止め方をされてしまうのも事実です。

抽象的な質問は避けよう

抽象的すぎる質問や、曖昧で担当者が答えに困るような可能性がある質問は、できるだけ避けた方がいいでしょう。

たとえば「御社は今後どのようなビジョンをお持ちですか?」とか、「社内の雰囲気はいいですか?」といった質問はあまり良くありません。あくまで、業務にまつわる具体的な質問をするようにします。

面接の段階によってベストな「逆質問」を用意しておこう

就活の面接では、面接の段階によって面接官が変わります。面接の段階や面接官によってベストな逆質問が異なるので、その場にふさわしい逆質問を用意しておくようにしましょう。

一次面接では会社や業務に関するベーシックな質問がおすすめ

一次面接では、人事の採用担当者が面接官となることが多いです。基本的なマナーやコミュニケーション能力、入社意欲などがチェックされます。

一次面接ではビジネスマナーや話し方などに注意しながら、実際に入社することをイメージしていて意欲を感じさせるような質問をするのがおすすめです。

【おすすめの質問例】
「御社で活躍されている人材はどのような方が多いでしょうか?」
「異なる部門やチーム間での交流などは活発でしょうか?」

二次面接では面接官の実体験を問う質問をしよう

二次面接では、現場で働く社員が面接官となることが多いです。実際に一緒に働くことになる可能性も高いので、なるべく具体的な質問をするのがいいでしょう。
「逆質問」でおすすめなのが「面接官の実体験を問う」ものです。面接官の体験について話を聞くと、盛り上がることもありますしリアルな声を聴くことができます。

【おすすめの質問例】
「入社してすぐの頃に●●さん(面接官)が一番大変だと思ったのはどんなことでしたか」「御社で働く中で、一番やりがいを感じたのはどんな時でしたか」

最終面接ではスケールの大きな質問をしてもOK

最終面接では、社長や役員が面接官となることが多いです。最終面接では、会社の経営や今後の展望に関わるようなスケールの大きな質問をしてみるのがいいでしょう。

【おすすめの質問例】
「御社が今後もっとも注力されたいのはどんな事業でしょうか?」
「経営者として従業員の採用でもっとも重視している要素をお聞かせください」

最後に

「逆質問」は自分でオリジナルの質問を考えなければいけないため苦手意識をもってしまいがちです。しかし、しっかりと準備をすることで差をつけることができるだけでなく、リアルな声や他の就活生も知らない情報を得ることができます。積極的に質問をするようにしましょう!


大学生・就活生イベントランキング


就活面接対策の記事一覧
大学生おすすめコンテンツ