面接で「あなたの趣味は何ですか」と聞かれることがあります。この質問はどのように答えればいいのでしょうか。
この質問の意図を理解して答え方のポイントを押さえれば、面接で自信を持ってこたえることができます。ここでは就活の面接で企業が趣味について聞く意図や趣味について聞かれた時の答え方のポイントについて解説します。

- ・面接で趣味について聞かれる意図
- ├何かに熱中しているか
- ├説明能力があるか
- ├雑談など会話能力を見ている
- └学生の人柄を見ている
- ・答えるときのポイント
- ├わかりやすく簡潔に伝える
- ├始めた理由や印象に残るエピソードを話す
- └自分の長所や得られたものを含む
- ・具体的な回答例
- ├①自分の長所や得られたものを含む
- └②始めた理由や印象に残るエピソードを話す
- ・面接で趣味について聞かれたときの注意点
- ├「趣味はない」という答えは避ける
- ├ネガティブな印象を与える趣味は避ける
- └嘘をつくのはダメ
- ・就活の面接でアピールしやすいおすすめの「趣味」
- ├体力をアピールできる趣味
- ├計画性や段取り力をアピールできる趣味
- └価値観や個性をアピールできる趣味
- ・最後に
面接で趣味について聞かれる意図
面接で趣味について質問されたとき、企業側はただ単に学生の趣味について知りたいわけではありません。 この質問を通して学生の人柄を見るなどいくつか意図があります。
何かに熱中しているか
まず1つ目の意図としてその学生が何かに熱中しているかを確認するというものが挙げられます。好きなことや趣味など、何かに熱中できる人は仕事などでも熱中し高いパフォーマンスを発揮できるのではないかと評価されます。
説明能力があるか
質問の内容ではなく、答え方を重視している場合も考えられます。例えば説明能力があるかを判断している場合です。物事をわかりやすく相手に説明することができるのかという能力をみています。論点が絞れているか、話の構成の仕方などに注意して話す必要があります。
雑談など会話能力を見ている
質問を通して雑談などのコミュニケーション能力があるのか見ている場合もあります。実際に働き始めると仕事で初対面の人と話す機会が増えます。仕事では会話を通して信頼関係を気付いていくことが重要になってきます。
初対面の人とも軽く雑談を交わせるか、話しやすい雰囲気にできるのかなどを見られていることもあります。
学生の人柄を見ている
質問の答えから「この学生はこういう人なのかな」というように人柄を見ていることもあります。例えばスポーツが好きな人なら体を動かすことが好き、体力がありそうなど答えからその学生の仕事への適性などを測っている可能性が考えられます。
特定の趣味が悪い評価につながることはないので、自分の趣味が引かれるかもと心配して嘘をつく必要はありません。
答えるときのポイント
趣味について聞かれて答えるときの注意すべきポイントについて解説していきます。趣味について聞かれたときだけでなく、他の面接の質問に答えるときでも活用できることもあります。以下の事を意識して答えを考えてみてください。
わかりやすく簡潔に伝える
まず重要なことは相手に話の内容をわかりやすく簡潔に伝える工夫をすることです。人間はどんなに話の内容が面白くても長い時間一方的な話を聞いてられません。
相手にきちんと内容を伝えるためには長すぎる文章を避けたり、構成を工夫する必要があります。特に重要なのは話の構成です。結論を先に話す「結論ファースト」を意識しましょう。
始めた理由や印象に残るエピソードを話す
趣味の話は自分の好きなことを話すので他の質問より話しやすく、個性を出しやすい話題です。自分を印象付けることができる話題なので、その趣味を始めた理由や印象に残るエピソードなどを一緒に話せるようにしておきましょう。
相手により印象を残すためには自分がどれだけやったのか、どのくらいやっているのかなどを数字を使って定量化すると伝わりやすいです。
自分の長所や得られたものを含む
趣味を通して得られたことやできるようになったこと、自分の強みを交えて話せると面接官により自分の人柄や価値観などが伝わりやすいです。話が広がりすぎたり論点がずれたりしないように注意しながら、面接官が何を知りたいのか考えながら話せるとより効果的です。
具体的な回答例
上記で解説したポイントに沿った回答例を2つほど紹介します。参考にしてみてください。
①自分の長所や得られたものを含む
私の趣味は海外旅行です。大学の長期休みに1回は旅行に行くことを目標にしていて、10ヵ国以上の国に行きました。
ツアーパックを利用するだけでなく、友人と飛行機のチケットからホテルの予約、現地での行動まで自分たちで一から旅行を計画していました。
多くの異文化を体験するだけでなく、情報収集や計画を立てることが得意になりました。
②始めた理由や印象に残るエピソードを話す
私の趣味は習い事で通っている英会話です。小学生のころから始めていて10年間通い続けています。
一緒に観光に行ったり、パーティーが開催されるなど授業外の外国人の先生方と交流の機会も多く生きた英語を学ぶことができます。TOEICの点数も徐々に上がり700点以上取ることができました。
面接で趣味について聞かれたときの注意点
「趣味はない」という答えは避ける
質問されたときに「特に趣味はありません」というような回答は避けるべきです。この答えですと面接官もそれ以上質問ができなくなり、会話もそこで終了しています。これでは周囲とコミュニケーションを取れない人とマイナスの印象を与えてしまいます。
どの業界・職種でもコミュニケーション能力は必要とされています。面接は面接官としっかり会話ができるかを重視されているので、何かしらの答えは準備しておきましょう。
ネガティブな印象を与える趣味は避ける
パチンコ、競馬、競輪、麻雀などギャンブル関連の趣味は避けた方がいいでしょう。
飲酒、アイドルの追っかけなども、あまりいいイメージを持たない人が多いので就活の面接で趣味としてあげるのは避けたほうが賢明です。
「ネットを見る」「スマホでゲームをする」「ネットショッピング」なども誤解をうみやすいので、伝え方を工夫してみてください。
嘘をつくのはダメ
語れるような趣味がない、夢中になるようなものがない、という方もいるでしょう。しかし嘘をついてまで印象が良さそうな趣味をあげるのはよくありません。
趣味は、そこまで得意でなくても、熱く語れることでなくても構いません。自分らしさが伝わる趣味を正直に話すようにしましょう。
就活の面接でアピールしやすいおすすめの「趣味」
体力をアピールできる趣味
ジョギング、筋トレ、テニス、水泳、ダンスなどスポーツ系の趣味は、健康的で体力があることをアピールできます。
マラソンや筋トレで目標を決めて努力したことなどをアピールすれば、根気があることが伝わります。
計画性や段取り力をアピールできる趣味
旅行、ドライブ、料理、などは計画性や段取り力をアピールできる趣味です。料理なら1週間分の献立を考えるコツや、時短のために工夫していることを話すのもいいでしょう。
旅行やドライブはアクティブなイメージがあるので、行動力があるというアピールにつなげるのもおすすめです。
価値観や個性をアピールできる趣味
読書や音楽などの趣味なら、自分のこだわりや個性をアピールすることができます。好きな作家や映画監督などについて話すのもいいかもしれません。
最後に
面接で趣味について聞かれたときは無理に話を盛る必要はありませんが、面接官の印象に残るような答え方ができると自分を覚えてもらえる可能性があります。
またわかりやすく話せるというスキルは将来社会人になっても必要な能力です。就活で練習し、学生にうちに身に着けておきましょう。
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