就活や面接のストレスで押しつぶされそうなときの対処法

「面接でいつも緊張してしまう」「ずっと内定が得られなかったらどうしよう」など、就活はストレスとの戦いです。ストレスにうまく対処できないと、就活で実力を発揮できずに失敗し、次に面接でさらにストレスを感じる…という悪循環に陥ってしまいます。

この記事では就活や面接でどんなストレスを感じるのかをご紹介すると共に、そんなストレスで押しつぶされそうなときに使える対処法(コーピング)について解説します。

目次

就活や面接で感じるストレスとは?

授業と就活を両立するのが大変

就活は大学3~4年生の頃、半年から1年の期間をかけて行います。大学4年間の後半にもなると、授業の内容も専門性が高まり、出席はもちろん、一定の水準を満たしたレポートの提出など、単位取得の条件も厳しくなってきます。

しかし、就活もエントリーシートの提出から筆記試験の対策、面接やグループディスカッションの練習など、準備に手を抜けません。いつも「まずは○○して、次に××して…」と心の休まらない、ストレスの溜まる日々が続きます。

面接のたびに緊張や不安でいっぱい

就活で初めて面接を体験する人は少なくありません。面接の練習はしていても、本番の雰囲気を前にすると強い緊張感を抱くことがあります。

就活の面接は自分の将来がかかった重要な瞬間なので、1つ1つの質問に「ちゃんと答えられるだろうか」「もっと良い答え方があったのではないか」と不安になる人も多いです。就活では、このように緊張や不安でいっぱいの面接を何度も繰り返すため、少しずつストレスが蓄積されてしまいます。

「内定がもらえないのでは」という不安

就活のゴールは「内定をもらうこと」です。しかし、内定は努力すれば獲得できる訳ではありません。自分がどれだけ努力しても、企業の採用人数や他の学生の能力によって、内定を得られないこともあるのです。

そのため、就活では「自分には内定が出ないのでは」「就職先が決まらなかったらどうしよう」という不安がずっと心の片隅にひっかかっている状態になります。特に、周りに内定を獲得した人が増えるほど、「自分はどこにも求められていないのでは」と不安と焦りが大きくなり、強いストレスを抱えます。

志望企業の選考に落ちたショック

志望企業の選考を突破できなかった時は、そのショックが大きなストレスとなることがあります。選考に落ちたとで自信をなくしたり、就活を続けることへのモチベーションを維持できなくなる人も少なくありません。

特に第一志望の企業の選考に落ちると、ストレスもかなり大きいものとなります。他の会社には行きたくないと、就活を続けることが難しくなってしまうこともあります。

周囲の就活状況がストレスになる

友人や就活仲間がどんどん内定を獲得しているのに自分はまだ内定がないなどの状況だと、ストレスを感じる人が多いです。就活ではどうしても周囲の人と自分を比べてしまうので、周りの人が順調だと羨ましく感じることもあるでしょう。

周囲の人の状況を気にしすぎることは、無用なストレスを増やすことにつながります。就活は他の人との競争ではないので、自分の活動に集中することが大切です。

就活や面接のストレスで押しつぶされそうなときの対処法

ストレスにうまく対処するための方法を「ストレスコーピング」と言います。ここでは、就活や面接のストレスで押しつぶされそうなときに出来るストレスコーピングについてご紹介します。

問題焦点型コーピング

ストレスコーピングの1つが「問題焦点型コーピング」です。これは、ストレスの原因となっている問題を解決することで、ストレスを軽減する方法です。

例えば、先ほどご紹介した就活や面接のストレスの場合で解決策を考えてみましょう。

ストレスの原因解決策
 授業と就活の両立が大変 ・やるべきことに優先順位をつける
 ・授業をいくつか休んで友達にノートを見せてもらう
 面接のたびに緊張や不安でいっぱいになる ・面接練習を重ねる
 ・滑り止め企業の面接で慣れる
 「内定がもらえないのでは」という不安がいつもある ・内定に近づくために面接練習を繰り返して自信をつける
 ・滑り止め企業の内定を確保する
 ・内定を得た友達からは少し距離を置く

このように具体的な解決策を考えることで、問題に直接アプローチすることができます。何もせずに「どうしよう」と悩むより、具体的に行動する分、「やれることはやった」という自信と安心感が得られストレスを和らげることが可能です。

情動焦点型コーピング

ストレスコーピングを代表する、もう1つの方法が「情動焦点型コーピング」です。これは、ストレスによって生じた不安や焦りなどのネガティブな感情の対処を目指したもので、「誰かに相談する」「自分の考え方を変える」という2つの取り組み方があります。

■誰かに相談する
誰かに相談することで「1人で抱えなくていい」という安心感を得られます。また、話していく中でモヤモヤしていた気持ちが整理され、スッキリとリフレッシュできます。

「相談できる人がいない…」という方は、学生相談室を活用してみてください。カウンセラーがつらい気持ちをしっかり聴いてくれるはずです。

■自分の考え方を変える
面接の質問に対して「もっとうまく答えられたのでは」と考えると、しょんぼりと落ち込み、ストレスを感じます。しかし、「やれることはやった」と思えれば、前向きな気持ちになれるでしょう。

このように、状況自体は変わらなくても、考え方を変えれば、就活や面接で感じるストレスを軽減できます。身近にいるポジティブな人を参考に「○○さんならこんな時、どう考えるだろう」とイメージしてみることから始めてみましょう。

おすすめのストレス解消法を紹介

趣味でストレス解消

ストレスを解消するには、好きなことをするのが一番おすすめです。好きなことに夢中になったり、何かに没頭していると、就活や面接の不安を一時でも忘れることができるはずです。

時間を忘れて没頭できること、何時間でもやっていられるようなことはありませんか?何時間も夢中になると就活の妨げになってしまうので、1日30分など時間を決めて、好きなことに夢中になる時間を作ってみるのもいいでしょう。

スポーツでストレス解消

ストレスは質のいい睡眠の妨げになるため、ストレスが溜まると眠れなくなる人もいると思います。寝不足の状態だと集中力が落ちたり、記憶力が落ちたりして、就活の準備の妨げになる可能性があります。

スポーツをして体を動かすとストレス解消になるだけでなく、疲れてよく眠れるようになる効果も期待できます。長期戦となる就活では体力も必要になるので、定期的に運動したり筋トレしておくといいでしょう。

音楽や映画でストレス解消

ストレスが溜まった時に気分転換するには、好きな音楽を聴くのもいいでしょう。ストレスの解消では不安やストレスの元をいったん忘れることが肝心なので、何も考えずにただ好きな音楽を聴くことに集中してみてください。

映画を見るのも、手軽にストレスを解消できるおすすめの方法です。就活中にストレスが溜まった時には、コメディ系の楽しい映画、前向きになれるようなストーリーの映画、伝記やドキュメンタリーなどモチベーションを上げてくれる作品などがおすすめです。

お風呂でストレス解消

ストレスが溜まった時にはゆっくりとお風呂に入るのもいいでしょう。身体的にリラックスすると、自然と気持ちもほぐれてくるものです。普段はシャワーですませている人も、ゆったりとバスタブに浸かってみてください。

血行をよくしたり、リラックス効果を高める入浴剤を使ってみるのもいいでしょう。アロマオイルなどをたいて、香りのリラックス効果を活用するのもおすすめです。

最後に

就活や授業で忙しい日々を送っていると、つい食事や睡眠などがいい加減になってしまい、睡眠不足や体調不良に陥りがちになります。そういった不調を抱えていると、いつもなら気にならないようなことにも、イライラしたり、落ち込んだりと、ストレスを感じやすくなってしまいます。

この記事でご紹介したストレスコーピングに取り組むことも大切ですが、ストレスを感じにくい健康な身体づくりにもしっかり取り組んでくださいね。


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