面接の回答後に「以上です」は印象が悪い?避けるべき理由と使ってもいい場面を解説

面接の回答後に「以上です」と言うことに関しては賛否が分かれますが、実際どうなの?と気になっている就活生もいるかもしれません。今回は、「以上です」というフレーズを避けるべき理由と使ってもいい場面について解説します。

目次

面接の回答後に「以上です」は印象が悪い?

面接の回答後に「以上です」と言ったことが決定的な理由となって面接で落とされることは考えにくいですが、基本的に面接では避けるのが無難です。

面接というと、身構えてしまうかもしれませんが、実際は学生と面接官との会話です。そのため、なるべく自然に会話を続けることが大切です。面接官と自然な会話をする際に、なぜ「以上です」を避けるべきなのかを、次の項目で解説します。

「以上です」を避けるべき理由

①話に区切りをつける意味合いが強い

「以上です」というフレーズには、話に区切りをつける意味合いが強く、人によっては「もうこれ以上話すことはありません」というニュアンスで受け取ってしまいます。面接では、面接官が学生の回答をさらに深掘りをする場合もありますので、「以上です」を避け、短い会話のラリーを続けることを心がけましょう。

②何度も使うとくどい印象になる

回答する際に毎回「以上です」と言うと、くどい印象になってしまいます。特に、回答が短い際には「以上です」という必要はありません。1回言ってしまったという分には問題ありませんが、何回も使うとしつこいと思われてしまう可能性があるので注意しましょう。

③話し方でマイナスポイントになる可能性がある

「以上です」というフレーズを使いすぎると、話し方に癖がある人だという印象がついてしまったり、人によっては、冷たい人だという印象を受けてしまう場合もあります。

面接では、見た目の清潔感や話し方といった、話の内容以外の部分も見られています。特に話し方は、自分では癖に気づけないことも多いため、模擬面接などでフィードバックをもらうことをおすすめします。

回答後に「以上です」を使ってもいい場面

①回答が長くなるとき

回答が長くなるときは、話し終わりを明確にするために、「以上です」を使うと効果的です。特に集団面接では、一つの質問に対して全員が順番に回答するという形式をとることが多いです。そのため、次の学生の回答に進んでいいかどうか面接官がスムーズに判断できるように、「以上です」と言って話を締めくくると良いでしょう。

②一度に複数の項目を上げるとき

回答が複数あるとき、一回の回答の中で複数の項目について言及するときは、「以上です」を使うと話し終わりが分かりやすくなります。しかし、それでも「以上です」を使うことに抵抗がある方は、「3つあります。1つ目は〜。2つ目は〜。3つ目は〜。」とはじめに項目を分かりやすく提示するのもおすすめです。

③面接の最後の一言を締めくくるとき

「最後に伝えておきたいことはありますか?」など、面接の最後に一言求められることがあります。その回答の最後は、「以上です」を使っても良いでしょう。面接をキッパリと締めることができます。

言葉遣いや話し方の癖は意外と見られている!

話の内容だけでなく、言葉遣いや話し方も面接の合否に大きく影響します。普段何気なく使っている言葉でも面接ではNGだったり、知らず知らずのうちに間違った敬語を使ってしまうなど、言葉遣いは自分では気づかないことが多いです。

話し始める前に毎回「あの〜」や「えっと〜」と言ったり、語尾を伸ばしてしまうなどの話し方の癖も、意外と面接官の印象に残ります。模擬面接をして、間違った言葉遣いやマイナスな印象になり得る話し方の癖は人に教えてもらい、直しておきましょう。

【まとめ】「以上です」はうまく使い分けて好印象を狙おう!

「以上です」というフレーズは、面接では基本的には使わないのが無難です。しかし、回答が長くなる場合や複数の項目について言及する際は効果的に使うことができるので、うまく使い分けることが大切です。面接はあくまでも面接官との会話という意識をもち、自然に会話をすることを心がけましょう。


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