面接で落とされるサインとは?面接官の言動・行動を読み取ろう

面接を受けた後になんとなく、「今日の面接落ちたかも...」と不安になった経験はありませんか?今回は、面接で落とされるサインと、実は合否にあまり関係のないポイント、「落ちたかも」と不安になったときにすべきことを解説します。

目次

面接で落とされるサイン8選!

①面接官の反応が薄い

面接官の反応が薄い場合は、残念ながら学生にあまり興味を持っていない、もしくは学生の話にあまり納得していない可能性が高いです。明らかに面接官の反応が薄かったり、返答がそっけなかったと感じた場合は、自分の回答や話し方を振り返って、改善できる部分を探してみましょう。

②面接官が企業について何も話さない

面接官が自分の企業について学生に話をしないということは、その学生が自社で働くイメージを掴めないということかもしれません。逆に、面接官が自社の魅力や具体的な仕事の内容について話す場合は、企業についてもっと知ってもらいたい、入社前に働くビジョンを持ってもらいたいと考えているということです。

③次の選考について言及されない

面接官が優秀だと感じた学生をキープするために、面接中に次の選考についての案内をすることがあります。しかし、基本的に合否を面接中に伝えない企業の面接では、このような案内がなくても心配ありません。

④他社の選考状況について聞かれない

特に最終面接で、面接官は、学生の志望度を確かめるために他社の選考状況について質問することがあります。内定承諾の可能性を確かめ、内定辞退のリスクを避けるためにこの質問をします。

学生が他に受けている企業を知ることで志望動機に一貫性があるかを確かめ、志望度を推測する意図もあります。いずれにしても、他社に学生を取られてしまうリスクを知るための質問なので、特に最終面接ではこのような質問がされるかに注意しておきましょう。

⑤入社後を見据えた話をされない

入社後のキャリアプランなど、入社後を見据えた質問がない場合、学生がその企業で働くイメージがつかないと判断されている可能性が高いです。面接では、自分の強みを仕事の中でどのように活かせるのか、自分がどのように企業に貢献できるのかをアピールすることが重要です。そのためには、自己分析・企業研究を入念に行う必要があります。

⑥深掘り質問がない

深堀り質問をされない場合や、定番の質問しかされない場合は、面接官が学生にあまり興味を持っていない可能性が高いです。逆に、面接官が一つの回答を深堀りする場合は、その学生の人柄や能力を「もっと知りたい」と思っているサインです。

⑦面接官が全くメモを取らない

面接を終えると、面接官は学生の情報を他の人事担当の社員や役員に伝えなければなりません。そのために、面接官が優秀だと感じた学生の話や人柄、良いポイントはメモに残します。しかし、面接官がメモをとっていないということは、面接の序盤で落とすことを決めてしまった可能性が高いです。

⑧逆質問の時間を取らない

逆質問の時間を取ってもらえなかったり、逆質問に対する面接官の回答が丁寧でない場合、落とされる可能性が高いです。面接官は、学生の入社後のイメージを明確にしたり、入社後の不安を解消する目的で逆質問の時間を設けます。そのため、逆質問の時間がなかったということは、面接官が学生に興味を持たなかった可能性があります。

実は合否にあまり関係がないポイント

①面接時間

就活での面接時間は平均30分〜1時間程度と言われていますが、全員短時間で面接を終わらせる企業もあります。また、面接の序盤で優秀な学生だと判断し、数分で面接を終わらせたり、逆に、面接を開始してすぐに不合格を決め、その時点で面接を終わらせてしまうこともあります。いずれにしても、面接の時間はあてにしない方が良いでしょう。

②話の盛り上がり

「面接官との会話が盛り上がったのに落ちた...」「面接官に笑顔がなかったのに合格した」という経験はありませんか?

学生の素を引き出すためにリラックスした雰囲気で面接を行う企業もあれば、淡々と面接を進める企業もあります。話の盛り上がりは面接ではあてになりません。

③「最後に何かありますか?」の質問

「最後に何かありますか?」と質問されたら、面接中のアピールが足りなかったというサインだという噂がありますが、この質問は合否には関係なく、全員に聞いている企業もあります。もしこの質問をされたら、「特にありません」と答えるのではなく、面接中にうまく答えられなかったことを整理して伝えたり、熱意をアピールしましょう。

④面接後にエレベーターまで見送られる

面接後にエレベーターまで見送られること、通称「エレオク」は、不合格フラグだという都市伝説がありますが、実は合否には関係ありません。社内でのマナーとしてごく普通に行っている企業もあります。面接官がエレベーターまで見送りに来た際は、「本日はありがとうございました」と気持ちの良い挨拶をしましょう。

⑤結果の連絡のタイミング

結果の連絡が遅いと、不安になってしまう人は多いかもしれません。もし企業からの連絡が遅くても、不合格とは限りません。一般的には結果の連絡は翌日〜10日前後で来ることがほとんどです。大手企業では応募者が多く、選考に時間がかかってしまうことは珍しくありません。また、採用担当者同士のスケジュールが合わず、選考がなかなか進まないこともあります。

「落ちたかも...」と思ったら?

①考えすぎない

今回ご紹介したサインは、確実に落ちるサインというわけではありません。企業の方針や面接官の性格によって、面接の進め方や雰囲気は異なります。面接中に面接官のちょっとした発言や態度、雰囲気が気になってしまうと、集中できなくなり、力を出しきれなくなってしまいます。そのため、気にしすぎないことが大切です。

②気分転換をする

一度不安になると、就活のモチベーションが下がってしまったり、他のことが手につかなくなってしまいます。「落ちたかも」と感じてしまったら、面接の帰りにカフェに寄ってみたり、好きな音楽を聞いたり、運動をするなど、気分転換をしましょう。

③面接の振り返りをする

ただ落ち込むだけでは何も生まれません。どうしても面接の結果が気になってしまうなら、丁寧に振り返りをしてみましょう。面接官が微妙な反応を見せた回答がどのようなものだったか、どこを改善すべきなのかを考えましょう。振り返りをする時は、できなかったことや改善すべきことにばかり目を向けがちですが、少しでも成長したポイントを考えてみることで前向きな気持ちになります。

【まとめ】面接官の言動について考えすぎないようにしよう

面接官の言動・行動で確実に不合格のサインになるものはほとんどありません。結果の通知が届くまでは結果について気にしすぎないようにしましょう。就活の悩みは、行動することでしか解消できません。もし面接で「落ちたかも」と感じたら、次回自信を持って面接に臨めるように対策をしましょう。


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