就活の面接は非常に緊張します。1次面接の頃には集団での面接だったり、面接官も複数いたりしてそこまで緊張しなかったとしても、どんどん面接が進むにつれ2対1になって、面接対象も自分ひとりに……。そんな緊張する状況が1時間も続くと、すごくプレッシャーに感じると思います。
最終面接や役員面接では1時間以上をかけてじっくりと面接が行われることがあります。1時間近くの長い時間をかけて面接を行うのにはどんな理由があるのでしょうか?ここではその理由を解説し、長時間の面接での注意点をご紹介します。
- ・就活の面接に1時間以上かかった場合とは
- ├最終面接はじっくりその人を見るため長い
- └平均は30分~40分だが、逆質問などをすると長くなることも
- ・面接が1時間以上=内定と考えてよいか?
- ├時間が長い=評価が高いわけではない
- └合否判定に悩んでいるときほど時間が長いことも
- ・面接の時間が長いときはどのような理由がある?
- ├就活生に興味を持ってくれているとき
- └あらかじめ時間を定めているとき
- ・1時間近い長い面接で注意すべきポイント
- ├集中力が途切れないよう注意する
- ├回答が適当にならないよう注意する
- └回答に矛盾が生じないよう注意する
- ・最後に
就活の面接に1時間以上かかった場合とは
面接に1時間以上かかると、ただでさえ緊張するのにその状態が長く続くことで精神的にもかなりキツイと感じるかもしれません。しかし、通常そこまで面接時間が長いことはないため、「もしかしてこんなに時間をかけてくれるということは内定に近づいているのでは?」と期待してしまうことでしょう。面接に1時間もかけるのはどのようなケースが想定できるのでしょうか?
最終面接はじっくりその人を見るため長い
1次面接などは15分程度で終わることもありますが、最終面接とそのひとつ前の面接は通常時間がかかるものです。1次面接ではある程度の基準を設けた上で、「ありか、なしか」と振り分けていくことも多いです。
最終面接ともなるとその学生の人となりをじっくりと知ろうとしますし、どの学生を内定へと進ませるかという段階のため非常に慎重に選考を行います。そのため、どうしても時間がかかってしまうのです。
平均は30分~40分だが、逆質問などをすると長くなることも
そもそも面接にかかる時間の平均はどのくらいなのでしょうか?就職活動の場合、基本的には1人を見る1回の面接での平均は30分~40分程度と言われています。
そう考えると、1時間の面接はすごく長いように感じますが、たとえばあなたが面接官に対し逆質問をいくつか行なったり、あるいは面接官が予定されていた質問に加え、あなたに興味を持って追加の質問をしたりした場合には当然時間が長くなることはあります。
面接が1時間以上=内定と考えてよいか?
面接の時間が長引けば長引くほど、自分に興味を持って吟味してくれているという感じがするので期待度は高まっていくと思います。面接が1時間以上かかった場合には内定がもらえると期待しても良いのでしょうか?
時間が長い=評価が高いわけではない
単純に面接時間が長い=あなたに興味があり評価が高い、とは必ずしも言い切ることはできません。
就活の最終面接ともなると、当然何人かのそこまで残ってきた中で厳しい戦いをすることになります。「AさんもいいけどBさんにもいいところがある……」と面接官も悩みながらどちらにすべきか悩んでいることが多いものです。その答えを出すために質問をいくつも変えて聞いてきています。
合否判定に悩んでいるときほど時間が長いことも
特にズバ抜けて優秀な学生よりも、あの候補者とこの候補者のどちらを残そうか?と悩んでいるときほど、面接時間は長引いていきます。
そのため、「面接が予定よりも長い気がする…」というときほど、ふんばり時です。場合によってはあなたの回答ひとつによって合否を左右されることだってあるわけです。
面接の時間が長いときはどのような理由がある?
他の候補者と悩んでいる時以外では、面接の時間が長引く理由はあるのでしょうか?いくつかの可能性を見ていきましょう。
就活生に興味を持ってくれているとき
面接官がその就活生に単純に興味を持ってくれている時も長引くことがあります。たとえば、共通の趣味がある場合にはついつい趣味の話題で盛り上がってしまうこともあります。面接官も人間ですから、面接の場で単純に選考をするだけではなく、同じ趣味の話ができる人がいれば嬉しくなってしまうものです。
さらに、面接官が人事担当者ではなく現場の部署から選ばれて務めている場合には、最終的な合否の決定権はもっていないけれど、「この学生はぜひうちの部署に欲しい!」といった観点でついつい色々と質問をしてしまうこともあります。
もちろん、そうした中でした話はムダにはならず、その面接官が強力にプッシュをすることで合格に近づくことは十分にあり得ますので、しっかりと「あなたの部署で役に立てると思います!」と思わせるような受け答えができると理想的です。
あらかじめ時間を定めているとき
最終面接では、候補者間の不公平さをなくすためにあらかじめ面接時間を定めている場合もあります。たとえばその企業が「最終面接は1時間きっかり」と定めていれば、途中で結果が出ていたとしても1時間の時間をかけて面接を行う場合ももちろんあります。
学生側としては時間をあらかじめ定めているのか、そうではないのかは判別できないので、いずれにせよ最後まで気を抜かずに頑張るしかありません。
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1時間近い長い面接で注意すべきポイント
1時間を超えるような長い面接では、どんなことに注意すべきなのでしょうか?ここでは長時間の面接で気をつけるべきことをご紹介します。
集中力が途切れないよう注意する
就活の面接が1時間近くになると、集中力がもたないことがあります。はじめは緊張していてもだんだんと面接に集中できなくなって、途中でぼーっとしてしまったり、話を聞いていなかったということのないよう注意しましょう。
ちょっとした一言が、採用の決め手となることもあります。最後まで気を抜かずに、気を引き締めて面接に臨んでください。
回答が適当にならないよう注意する
1時間を超えるような長い面接になると、同じような質問がされることも少なくありません。「面接長いな〜」「また同じような質問だな」などと考えていると態度に出ますし、話し方も話す内容も雑になりやすいです。
同じような質問をするのは、企業の担当者があなたをもっとよく知りたいと考えている場合もありますし、あなたの回答が質問とずれていた場合もあります。同じようなことを聞かれたら、答え方や表現を変えてみるなどの工夫をしてみてください。
回答に矛盾が生じないよう注意する
長丁場の面接では、たくさんの質問に答える必要があります。多くの質問に答えていく場合は、回答に矛盾が生じてしまうことのないよう気をつけてください。
回答に一貫性をもたせるために、質問に対する回答や自分の発言をしっかりと覚えておきましょう。
最後に
緊張する面接が1時間もあると疲れてしまうと思います。しかし、長い面接はチャンスであることが多いものです。頑張って集中すれば内定は目前と考え、頑張りましょう!
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