面接では誰もが緊張してしまうものです。就活の面接では面接官の方から「緊張していますか?」と聞かれることがありますよね。
「緊張しているに決まってるじゃないか!なぜわざわざ聞くんだ!」と思われるかもしれませんが、そこには面接官なりの理由があるのです。
今回は面接で「緊張していますか」と聞かれた際の答え方について質問の意図も併せて解説致します。面接での緊張を和らげる方法もご紹介するので参考にしてください。
- ・なぜ面接官は面接で「緊張していますか」と質問するのか
- ├リラックスしてもらうために聞いている
- └「自分は緊張している」と口に出すことで緊張が和らぐことも
- ・面接で緊張していることはマイナスポイントではない
- ├真剣に挑んでいるからこそ緊張する
- └面接官だって緊張している
- ・【回答例】面接で「緊張していますか」と聞かれたら?
- ├面接で「緊張していますか」と聞かれた際の回答例1:「第一志望なので緊張しています」と答える
- └面接で「緊張していますか」と聞かれた際の回答例2: 世間話をからめて緊張を伝える
- ・面接での緊張を和らげる方法
- ├面接の練習をする
- ├模擬面接に参加する
- └インターンシップに参加して面接に慣れる
- ・最後に
なぜ面接官は面接で「緊張していますか」と質問するのか
分かり切ったことなのに、なぜ面接官は「緊張していますか」と聞くのでしょうか。そこには、「緊張を和らげてリラックスして面接に臨んでほしい、いつも通りの姿を見せてほしい」という配慮があるのです。
リラックスしてもらうために聞いている
就活の面接をいきなりスタートさせてしまうと、ガチガチに緊張した就活生はなかなか上手に質問に答えられないことがあります。
会議や商談などでは、初対面の方と話す際には「アイスブレイク」と言って雑談から始めることがあります。面接でもそのやり方でまずは緊張を軽くほぐす目的で「緊張していますか」「はい」という会話を挟むことがあるのです。
「自分は緊張している」と口に出すことで緊張が和らぐことも
「はい、とても緊張しています」と自分で自分の状況を口に出して相手に伝えることで、その緊張がかなり和らぐこともあります。
「緊張してはいけない……」と思い込めば思い込むほど緊張してしまうものですが、客観的に「そうか、今私は緊張しているんだ」と認めてしまえばかなり気は楽になるはずです。
面接で緊張していることはマイナスポイントではない
ちなみに、面接で緊張していることを認めてしまうと、「緊張しています、と答えたら精神的に弱い人間だと思われてしまうのでは」と不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。緊張してしまうことは決してマイナスポイントではないのです。
真剣に挑んでいるからこそ緊張する
第一志望であってもそうでなくても、その面接に対し真剣に挑んでいるからこそ緊張しているはずです。そのことは面接官も理解しています。
「そんなに緊張するほど真剣に自社への入社を希望してくれているんだな」、とむしろプラスに捉えてくれる採用担当者も多いです。
面接官だって緊張している
何人もの就活生を相手に話を聞くのですからもちろんだんだん慣れてくるものの、面接では企業の面接官だって緊張しています。
その就活生の未来を左右してしまうだけでなく、良い人材を選ぶことができるかどうかによってその会社の未来まで左右してしまうというプレッシャーがあるからです。
そこで、互いに「緊張していますか」「私もしています」というやりとりで少しでも場を和ますことができればという想いから「緊張していますか」と質問する人が多いのです。
【回答例】面接で「緊張していますか」と聞かれたら?
それでは、ここからは「緊張していますか」と聞かれた際の答え方を回答例とともに見ていきましょう。いくつかのパターンがありますので、その時の状況やあなたのキャラに応じて使い分けるのも良いでしょう。
面接で「緊張していますか」と聞かれた際の回答例1:「第一志望なので緊張しています」と答える
「緊張していますか」という問いに対し、第一志望であることをアピールできる回答の仕方があります。次のように答えると、第一志望であることを伝えつつ、緊張を認めることで熱意が伝わります。
回答例:
「はい、私は御社を第一志望としてここまで選考に臨んできました。今回は最終面接ということで、ついにここまで来ることができたという気持ちと、絶対に内定を頂きたいという気持ちで大変緊張しております」
特に最終面接などでは、社長や役員などに対し初々しさや一生懸命さが伝わることで良い印象を与えられるでしょう。
面接で「緊張していますか」と聞かれた際の回答例2: 世間話をからめて緊張を伝える
次に、世間話をからめる方法です。「緊張していますか」と聞かれたら、その日あったことを世間話風に話しつつ伝えてみましょう。
回答例:
「はい、昨日から緊張していたため、昨日の夜は本日に備え21時には就寝しました。朝は早起きをして、余裕を持って30分前の電車に乗ったところ、人身事故が起きてしまい、結果的にぴったりの時間に到着しました。改めて時間に余裕を持つことは大切だなと感じました」
面接官も、「そうそう、今日朝は電車大変だったよね、うちの社員も遅刻した人がいたよ~」などと会話が弾むかもしれません。
もちろん選考には関係がないのですが、こうした世間話を最初にすることで互いの緊張がほぐれるメリットもあります。
面接での緊張を和らげる方法
面接で緊張することは悪いことではありませんが、緊張しすぎるとあなたの魅力をうまく伝えることができないかもしれません。ここでは、面接で少しでも緊張を和らげるための対策をご紹介します。
面接の練習をする
就活の面接でのやり取りに慣れていないために、「うまく答えられないのではないか」「失敗するのではないか」と不安になり緊張してしまう人が多いです。
面接で必要以上に緊張してしまう人は、家族や友人に面接官の役をしてもらって面接の練習をしてみるのがいいでしょう。どんな流れでどう答えればいいかがわかってくると、緊張が多少和らぐはずです。
模擬面接に参加する
大学の就職課などで、模擬面接をしてくれることがあります。面接のマナーがきちんとできているか、印象が良いか、受け答えに問題がないかなどをチェックしてもらうことができます。
面接で落とされることが多い方、面接に苦手意識がある方、フィードバックが欲しい方は、ぜひ模擬面接に参加してみるといいでしょう。
インターンシップに参加して面接に慣れる
インターンシップの面接形式は、就活の本採用の面接とほとんど変わりません。質問の内容も、「自己紹介」「自己PR」「自分の強み」など就活の面接と同じようなものが多いです。
本番さながらの緊張感もあるので、インターンシップの面接は面接の練習をするにはベストの環境と言えるでしょう。インターンの経験は、自己分析や業界研究に役立ちますし、自己PRの材料にもなります。
就活の準備が早くスタートできるのはもちろん、面接の対策にもなるので、気になる企業があれば、時間のある限りできるだけたくさんインターンシップに参加してみるのもいいでしょう。
気になる企業の面接での質問をチェック!
最後に
面接はどうしても緊張してしまうものです。そのこと自体は全く問題がありませんので、むしろその緊張状態を面接官に伝えてしまい、できるだけ緊張を和らげた状態でリラックスして面接に臨むことを目指しましょう。
緊張しながらでも一生懸命面接に挑む姿を見せることで、面接官はその様子を評価してくれるはずです。緊張に負けずに頑張りましょう!
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