面接でアドバイスされたら不合格?採用側の意図をパターン別に解説!

就活の面接で面接官からアドバイスをされるとつい「自分に足りない部分があったのかも」とネガティブな気持ちになってしまう人や、「面接でアドバイスされたら不合格だ」と思い込んでいる人もいるかもしれません。今回は、学生にアドバイスをするときの採用側の意図をパターン別に解説します。さらに、面接でアドバイスされたときの対処法についても併せてご紹介します。

目次

面接でアドバイスされても不合格とは限らない!

面接でアドバイスをされても不合格であるとは限りません。面接官からのアドバイスには「今後の期待を込めた助言」と「問題点の指摘」の2種類があります。前者の場合は「欲を言えばもっとこうした方がいい」という意味があるので、合格になることがあります。後者の場合は、マイナス評価を受けて不合格になってしまう可能性があります。

面接後に、面接官は他の社員と話し合ったり、他の学生と比べたりして合格者を選ぶため、面接中の面接官の言動によって確実に合否がわかることはあまりありません。そのため、アドバイスを受けたら素直に受け止めましょう。

採用側がアドバイスするときの意図【合格の場合】

①選考に通過してもらいたい

面接官が「〇〇についてももっと調べておくといいよ」「もう少しゆっくり話すといいよ」など、前向きなアドバイスを受けた場合には、面接官がその先の選考にも通過して欲しいと考えている可能性が高いです。その先の選考で、他の社員が面接を担当しても合格できるように助言をしてくれているため、アドバイスを受けたら次の面接までに改善しておきましょう。

②次の面接で成長を見たい

高評価ではあるがどうしても気になる点があるという場合、同じ面接官が次の面接で様子を見るためにアドバイスをすることがあります。この場合は、次の面接でアドバイスされたことが改善されていなければ不合格になってしまうこともあるため、確実に改善するように努めましょう。改善されていれば、素直さや向上心がプラスに評価されます。

③入社後のことを見据えている

特に2次面接や最終面接で、入社前にしておくべきことや、入社後のことについてアドバイスされた場合は、合格の可能性が高いです。面接官は、人柄や面接の回答から学生が自社で働くイメージが湧いた場合は入社後のことについて言及することがあります。入社後のことを見据えたアドバイスを受けた場合は、向上に努める熱意を伝えることでプラスに評価されます。

採用側がアドバイスするときの意図【不合格の場合】

①マナーや基礎的な能力に問題を感じた

マナーや基礎的な能力についてアドバイスされた場合は、マイナスに評価されている可能性があります。特に、主に人柄や基礎的なコミュニケーション能力が評価のポイントになる1次面接では他の学生と差がついてしまいます。不合格になったとしても、受けたアドバイスを素直に受け止め、その後の就職活動にいかしましょう。

②自社には合っていないと感じた

学生の人柄や価値観が明らかに自社と合っていないと感じた場合、面接官がそのことを学生に直接アドバイスすることがあります。このようなアドバイス内容だった場合、不合格である可能性が高いです。

しかし、自分が気づかなかったことを指摘してもらうことで、就職活動の方向性を見直す良い機会になります。どこがその企業とマッチしていなかったのか、他に自分に合った企業はないかを考えてみましょう。

面接でアドバイスされたらどうする?

①感謝の言葉を伝える

面接でアドバイスをされたら、まずは「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えましょう。合格でも不合格でも、人事目線でのアドバイスは貴重です。自分自身が成長して前に進むためのきっかけをもらったと考え、次にいかしましょう。

新卒採用は「ポテンシャル採用」と言われ、即戦力になるような特別なスキルを持っていなくても、入社後の成長を見込んで採用する形をとります。そのため、新入社員に最も必要なものの一つが「素直さ」です。

アドバイスを素直に受け取って活かすことができる人は成長が早く、仕事で活躍してくれます。アドバイスを受けたときに前向きな気持ちで感謝を伝えることができる学生は、「素直さ」が高く評価されます。

②今後どのように行動するかを伝える

感謝の言葉に加え、改善に向けてどのように行動するのかを伝えましょう。具体的にどんな行動をするかを伝えることで、向上心が高く評価されます。

良い改善方法が自分ではなかなか思いつかない場合は、「改善するために〜をしようと思うのですが、他に〇〇さんのおすすめの改善方法があればご教示いただきたいです。」などと面接官に質問してみるのも良いでしょう。

この際に、「何かおすすめの方法はありますか?」と聞くだけでは、自分で考えようとしていないと思われてしまう可能性があるため、自信がなくても自分の考えを述べてから質問することをおすすめします。

③面接後に振り返りをする

面接後は必ず振り返りをしましょう。面接直後の記憶が新鮮なうちに、質問と回答、そのときの面接官の反応などをノートに記入します。面接官から受けたアドバイスだけでなく、振り返ってみて自分で気づいた改善点や良かった点をメモしておきましょう。

④アドバイスされたことを改善する

面接の場で「改善する」と宣言したことは、実際に行動に移さなければ意味がありません。改善するためにできることを洗い出し、一つずつ行動に移しましょう。話し方や表情、声のトーンなど、自分では気付きにくい部分を指摘された場合には、友達や先輩などに面接練習を頼んでフィードバックをもらい、改善できているかどうか確かめるのもおすすめです。

【まとめ】面接でアドバイスされたら素直に受け止めて次に活かそう

面接でアドバイスをされても不合格になるとは限りません。重要なのは、合格でも不合格でもアドバイスを素直に受け止めて次にいかすことです。受けたアドバイスを確実に改善することを積み重ねれば、大きく成長することができます。


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