面接の際に志望動機や自己PRで言うことがスラスラ出てこなくてパニックになった...という経験はありませんか?流れるセリフのように言葉が出てくる人、つっかえながらもなんとか思いの丈を伝えようとする人、色んな学生がいますよね。
ここでは志望動機や自己PRの内容が覚えられないという方のために、対策をご紹介します。文章の要点を覚えるべき理由や、具体的な暗記手順を解説するのでぜひ参考にしてください。
- ・面接で志望動機や自己PRを丸暗記してもいい?
- ├志望動機や自己PRの丸暗記は良くない
- └丸暗記して答える学生の印象
- ・要点のみ覚えるべき理由
- ├頭が真っ白になることを防げる
- ├棒読み感を出さずに済む
- └会話に対応しやすくなる
- ・具体的な暗記方法
- ├自分の考えの理解を深めておく
- ├何度も書いたり読んだりしてポイントを押さえる
- ├面接前に確認するための要点メモを作る
- └面接練習をして慣れる
- ・志望動機や自己PRの内容が覚えられない不安を和らげるには
- ├スラスラと話せなくても大丈夫
- └心配ならメモを携帯しよう
- ・最後に
面接で志望動機や自己PRを丸暗記してもいい?
志望動機や自己PRの丸暗記は良くない
エントリーシートに書いた文章を丸暗記したくなる志望動機や自己PRですが、準備通り言えたからといって必ず採用されるわけではありません。求められているのは“完璧さ”ではないからです。
特に、丸暗記した言葉をそのまま話すのは想いが伝わりにくく、薄い内容に聞こえてしまう可能性が高いです。頭を抱えながら考えた言葉を軽視されては勿体無いですよね?就活の面接では、熱意や意欲が伝わりやすい話し方をする必要があるのです。
丸暗記して答える学生の印象
就活の面接で、面接官の質問に対して丸暗記した答えを話す学生は次のような印象を与えることが多いです。
・アドリブ力がない
・臨機応変な対応ができない
・コミュニケーション能力が低い
・熱意がない
丸暗記した内容を話すと言うべきことはスラスラと出てくるかもしれませんが、準備した答えを話すことしかできない人と思われる可能性があります。
丸暗記して話すと棒読みになりやすいため、感情のこもっていない話し方に聞こえてしまうことも。結果的に「やる気がない」「熱意がない」「志望度が低いのでは?」という印象を与えることになります。
要点のみ覚えるべき理由
丸暗記が良くないとはいっても、何も事前に準備をせず臨むのでは高確率で失敗します。言いたいことを漏らさず伝えるコツが、「要点を覚える」ことです。要点を覚えることの有効性を見ていきます。
頭が真っ白になることを防げる
要点を覚えることで、頭が真っ白になることを防げます。丸暗記ではいくつもの文章やエピソードを一つの塊として覚える、という要領になっています。そのため、初めの言葉を忘れてしまったり、どこかで抜けがあったりすると全てが飛んでしまうのです。
要点を覚えることで覚えなければならない量が減り、内容を忘れにくくなります。話しながら次のキーワードを思い浮かべて段階を踏めるという利点もありますね。
棒読み感を出さずに済む
要点に集中することで、棒読み感を軽減させることができます。丸暗記すると思い出そうとする方に集中力が働き、どうしても表情や声が硬くなる、ロボットのような単調さが見られるということがあります。
要点を押さえることで、要点の箇所以外での言葉や言い回しに、自然な新鮮さが出てくるでしょう。また、自分のその時の気持ちが表れるといった効果もあります。
会話に対応しやすくなる
丸暗記していない方が、会話に対応しやすくなります。一言一句決まっていると、面接官が言葉を挟んできた場合、途中から立て直すことができない可能性があります。
要点さえ理解していれば、変わった質問にも臨機応変に答えることができますよね。初めから話し出さなくても、ある程度まとまった話を切り抜けるようになるのです。
就活は何から始めるべき?と迷っているなら
具体的な暗記方法
要点を覚えるにも手順があります。ここからは、具体的な覚え方をみていきましょう。
自分の考えの理解を深めておく
まず、自分の考え方をしっかりと理解しておきましょう。構成や要点を定める前に、自分の根本が理解できていないと、深い話を求められたときに手詰まりになってしまいます。
自分がなぜその志望動機や自己PRに至ったのか、原体験に紐付けることは大切です。加えて自己分析に繋がったり、志望業界・企業に行きたい気持ちを再認識できたりと、就活全般にも役立ちますよ。
何度も書いたり読んだりしてポイントを押さえる
丸暗記せずとも、一度も書いたり話したりしたことのない言葉を上手く話せる人はいません。自分の中で内容を整理する意味も兼ねて、何度も推敲し、声に出してみることをおすすめします。
読んで直してを繰り返しているうちに、軸となる部分やエピソードが頭に入ってくるのではないでしょうか。やがて要点を押さえながら、自分なりの話し方ができるようになります。
面接前に確認するための要点メモを作る
多くの学生が面接の直前、自分のエントリーシートに目を通す様子が見られます。しかし、エントリーシートに書いた志望動機や自己PRは完全に作り込んだ文章となっており、要点が分かりづらくなっています。
前もって要点メモを作成しておけば、短時間で内容を復習することができるだけでなく、固定的な言い回しにとらわれずに済みます。企業側からしても、手元にある資料と話している言葉が丸きり同じなのは人間味に欠けますよね。面接官がチェックしているのは、内容に一貫性があるかどうかです。
面接練習をして慣れる
“慣れ”も大事なポイントです。実際に面接練習をして、緊張に慣れましょう。気の知れた友人や家族より、学校の先生やOBOGにしてもらうことをおすすめします。
あまり関わりのない大人と対面する方が、本番と同じ緊張感を生み出せるからです。大学のキャリアセンターで面接練習をしてくれる場合もあるため、確認してみてください。
志望動機や自己PRの内容が覚えられない不安を和らげるには
スラスラと話せなくても大丈夫
丸暗記しないと不安な方は、「質問には完璧に答えなくては」「詰まることなく話さないといけない」と思っているのではないでしょうか? 最初から最後まで、詰まることなく完璧に答えたり話す必要はありません。ちょっと話に詰まったくらいで不採用になることはないです。
面接官が知りたいのは、「スムーズに話せるかどうか」ではなく、「あなたがどんな人でどんな考えを持っているか」です。
完璧に答えようとするのではなく、自分の思うことを自分の言葉でしっかりと伝えることに集中してみてください。自分の思いを伝えることに集中できれば、不安も少し和らぐはずです。
心配ならメモを携帯しよう
頭が真っ白になってしまい、何も話せなくなってしまった経験がある方も少なくないでしょう。話すことを忘れそうで不安な場合は、要点を書いたメモをポケットなどに入れておくといいでしょう。
メモを読みながら話すのは印象がよくないのでおすすめしませんが、言うことが全く思い出せなくなってしまった場合に、「緊張で頭が真っ白になってしまったのでメモを見てもいいですか?」と聞いてメモをちらっと見るのは問題ありません。
ポケットにメモがあると思うと、それだけでも安心して不安が和らぎます。
最後に
志望動機と自己PRの覚え方をご紹介してきました。不自然な丸暗記は面接官に見透かされやすく、注意が必要になります。面接の要は、いかに言葉に詰まらず話せたかではなく、どれだけ自分の人となりや想いを伝えられたかです。要点を覚えるという暗記方法を活用して、自然な面接を心がけてみてくださいね。
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