面接時間が合否に関係しているという噂を聞いたことのある就活生は多いかもしれません。しかし、面接時間が短かったからと言って不採用とは限りません。今回は、一般的な面接時間と、面接が早く終わる理由を詳しく解説します。
- ・面接時間は30分〜1時間が平均
- ・面接が早く終わる理由
- ├①応募者が多い
- ├②合格ラインが低い
- ├③面接の序盤で合格・不合格を決めた
- └④深掘りする必要がない
- ・面接時間は合否に関係しない
- ・自信を持って面接に臨むためのポイント
- ├①清潔感のある身だしなみ
- ├②基本的なマナー
- ├③頻出質問の回答準備
- ├④説得力のある志望動機
- ├⑤ガクチカと自己PRの一貫性
- └⑥話し方や表情
- ・【まとめ】面接時間と合否の関係は気にしなくてOK
面接時間は30分〜1時間が平均
面接時間は30分〜1時間が平均と言われています。しかし、面接時間は面接のタイプや段階によっても異なります。例えば、大手企業の1次面接は10分〜15分で終わることもありますし、2次面接・3次面接になると1次面接よりも長い時間をとることもあります。また、ベンチャー企業の面接は一人当たり1時間と、比較的長くなる場合があります。
面接が早く終わる理由
①応募者が多い
大手企業の1次面接など、応募者が多い場合は一人当たりにかける時間が短くなります。このような面接では、ガクチカや自己PR、志望動機といった定番の質問で終わったり、ほぼ雑談のような形で面接が終わることもあります。
②合格ラインが低い
1次面接や1dayインターンシップの面接など、合格者の定員が多く設定されている場合は、合格ラインも低くなります。この場合は学生が話す内容よりも、話し方や態度から読み取れる人柄を重視していることが多く、面接が早く終わります。
③面接の序盤で合格・不合格を決めた
面接官が面接の序盤で合格・不合格を決めた場合、面接が早く終わることがあります。ESが高評価で、面接の回答からも企業とのマッチ度・人柄の良さが分かった場合、その時点で合格を決め、面接を打ち切る場合があります。
逆に、マナーや面接中の態度に明らかに問題があった場合も、面接の序盤で不合格を決め、面接を早く終わらせてしまうことがあります。
④深掘りする必要がない
深掘りする必要がない場面は2パターンに分かれます。一つは、回答が簡潔にまとまっており、面接官が知りたいポイントが網羅されている場合です。
もう一つは、面接官が学生に興味を持っておらず、すでに不合格を決めている場合です。しかし、面接の方針によって、そもそも深掘り質問をしない場合もあるので、深掘り質問の有無は、必ずしも自分の回答の良し悪しをはかれるものではありません。
面接時間は合否に関係しない
面接時間をつい気にしてしまう就活生は多いですが、面接時間は合否に関係ありません。明らかに面接官の反応が他の応募者と違ったり、直接合格・不合格を示唆する発言がない限り、面接の雰囲気や面接官の様子から合否を推測して一喜一憂しないようにしましょう。
自信を持って面接に臨むためのポイント
①清潔感のある身だしなみ
見た目の印象は、面接の合否に影響します。メラビアンの法則という心理法則でも、コミュニケーションをする上で言語・聴覚・視覚から受け取る情報の中で、視覚情報が55%影響するとされています。
どんなに面接で良い回答をしていても、清潔感のない髪型や服装では、信頼感に欠けます。就活中は「学生」ではなく、「ビジネスマン」としての身だしなみを心がけましょう。
就活中の身だしなみについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
②基本的なマナー
挨拶や言葉遣い、時間を守ることなど、人としての基本的なマナーはきちんと守るようにしましょう。社会では、マナーが身についているかいないかはその人の信頼に直接影響します。例えば、入室後はすぐに自分から「よろしくお願いします」と挨拶するなど、できていると思っていても緊張していると忘れてしまうことは意外とあります。
コロナ禍で今までオンラインでの面接がほとんどだったという方は多いかもしれません。しかし、徐々に対面での面接も増えています。入室から着席、退室の流れなど、対面での面接のマナーを今一度確認しておくことをおすすめします。
面接のマナーについて詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
③頻出質問の回答準備
ガクチカや自己PR、挫折経験や就活の軸など、どの企業の面接で聞かれてもおかしくない頻出質問は、必ず答えられるように準備しておきます。回答は各30秒を目安にすると良いでしょう。
回答を考えたら、友達や先輩、両親など、様々な人に模擬面接をお願いして、アドバイスをもらいながらその都度改善し、完成度を上げていくのがおすすめです。
面接の頻出質問についてはこちらの記事を参考にして、回答を準備しておきましょう。
④説得力のある志望動機
2次面接以降は、志望動機が深掘りされ、具体的なキャリアプランについても言及されます。そのため、インターネットから得られる情報だけではなく、説明会やインターンシップで得た情報をもとに、具体的な志望動機を考えておきましょう。志望度の高い企業は、複数人にOB訪問をして、社員目線のリアルな情報を手に入れ、自分が企業で実際に働くイメージを掴みましょう。
⑤ガクチカと自己PRの一貫性
ガクチカと自己PRは、自分の人柄や能力の一貫性が伝わるようなエピソードを選び、強みを明確にしてアピールしましょう。企業は、ガクチカや自己PRからわかる強みを、企業でどのように活かせるかを重視します。そのため、一貫性がないとそのイメージが掴みにくくなります。
自己PRは、自分の元の性格にある強みをアピールするものであり、ガクチカは実際に自分が頑張ったことから自分の能力をアピールするものです。なるべく別のエピソードを使って、自己PRでアピールした強みを生かして、学生時代に力を入れたことが伝わるように回答を考えるのがおすすめです。
⑥話し方や表情
話し方や表情は、印象を大きく左右します。就活の面接は、営業と同じと考えましょう。例えば、営業職の社員が商品の魅力をアピールする際に、自信のない声と表情で話していたら、商品の魅力はなかなか伝わりません。
面接では緊張して顔が強張ってしまったり、声が小さくなってしまう人が多いです。模擬面接を繰り返して、笑顔でハキハキと話す練習をしましょう。
【まとめ】面接時間と合否の関係は気にしなくてOK
面接時間は企業によって異なるため、面接時間が短かったからと言って、極度に心配する必要はありません。大切なのは、自信を持って面接に臨むための事前準備です。回答の作成から話し方、身だしなみまで、万全な準備をしておきましょう。
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