【面接でよくある質問8選】頻出質問の具体例と回答のポイント

「面接ではどんな質問をされるんだろう?」と不安に思っているかもしれませんが、新卒採用やインターンの面接ではよく聞かれる定番の質問があります。

すべての質問を予想して回答を用意しておくことはできませんが、よくある質問を知っておくだけでも心に余裕ができ、落ち着いて面接に臨むことができるはずです。ここでは面接でよくある質問の具体例と答え方について解説します。 【回答例あり】面接でよくある質問とその答え方

目次
  • 面接でよく聞かれる質問例8つ
  • ├自己紹介についての質問
  • ├志望動機についての質問
  • ├自己PRについての質問
  • ├学生時代の取り組みについての質問
  • ├就活の状況についての質問
  • ├入社後の展望についての質問
  • ├個人的な質問
  • └企業への逆質問
  • 面接対策のためにやっておきたいこと
  • ├自己分析をする
  • ├企業理解を深める
  • ├面接練習をしておく
  • └見た目にも気を配る
  • 最後に

面接でよく聞かれる質問例8つ

回答を用意しておきたい頻出の質問は次の8つです。

1 自己紹介をしてください
2 当社を志望する理由は?
3 自己PRをしてください
4 学生時代に力を注いだことは?
5 他社の選考状況は?
6 どんな仕事がしたいですか?
7 趣味はありますか?
8 何か質問はありますか?

自己紹介についての質問

新卒採用やインターンの面接冒頭では、「まずは自己紹介をお願いします」と言われるパターンが非常に多いです。自己紹介では、氏名と大学・学科に加えてあなたの人となりがわかるようなことを盛り込みます。

「30秒でお願いします」「1分以内で」と時間を指定されることが多いので、短めと長めのバージョンを用意しておくといいでしょう。

【回答例】
〇〇大学〇〇学科、〇〇(氏名)と申します。サッカーが好きで小学生の時から続けており大学のサッカー部では副キャプテンをつとめていました。体力には自信があります。本日はどうぞよろしくお願いします。

自己紹介について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

志望動機についての質問

面接でよく聞かれる質問として代表的なものが「志望動機を教えてください」「この会社を選んだ理由は何ですか」などの志望動機に関する質問です。

企業は「この企業だからこそ入社したい!」という熱意を持った就活生に入社してほしいと考えています。志望動機に関する質問に対しては具体的に伝えられるよう準備しておくことが大切です。

【回答例】
私はお客様1人ひとりに寄り添いながら仕事に取り組みたいと考えており、『お客様第一主義』をコンセプトとして掲げている御社でなら、それが実現できると感じました。

【志望動機に関する質問例】
・この業界を志望する理由を教えてください
・当社を志望する理由を教えてください
・当社に興味を持ったきっかけを教えてください
・他の企業ではなく当社を選んだ理由を教えてください
・当社の魅力はどんな点だと思いますか
・あなたは当社に向いていると思いますか

志望動機作成について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

自己PRについての質問

「自己PRをしてください」「あなたの強みなんですか?」なども、就活の面接でされる代表的な質問です。企業は自社が求める要素やスキルを持った人材を採用したいと考え、この質問をします。

企業の求めるスキルと自分のもつスキルが合致していることをアピールすることが大切です。例えば、『お客様第一主義』を掲げる企業に対する自己PRは次のようになります。

【回答例】
私は相手の気持ちに寄り添いながら、話を聴くことが得意です。このようなヒアリング力はお客様を第一に考える御社の仕事でいかせるスキルであると考えています。

【自己PRに関する質問例】
・自己PRをしてください
・あなたの強みと弱みを教えてください
・あなたの長所と短所を教えてください
・得意なことと苦手なことを教えてください
・特技はありますか

学生時代の取り組みについての質問

「学生時代に取り組んだことは何ですか」「学生時代に頑張ったことを教えてください」という質問もよくされます。企業としては「成長への意欲や伸び代がどれくらいあるかを見極めたい」という意図があります。

学生時代に取り組んだことについてのエピソードと共に「壁にぶつかった時にどのように乗り越えたか」や「どのような努力を積み重ねてきたか」を具体的に分かりやすく説明しましょう。

【回答例】
2年以上続けた塾講師のアルバイトでは多くのことを学びました。成績をあげるには生徒のやる気を引き出すことが大切だと思ったので、コミュニケーションに力を入れたり、学習方法を工夫するなどしていました。

【学生時代の取り組みに関する質問例】
・学部を選んだ理由を教えてください
・学生時代に一番力を注いだ取り組みを教えてください
・学生時代の一番の思い出を教えてください
・学生時代にもっとも苦労したことを教えてください
・サークルや部活に参加していましたか
・アルバイトはしていましたか

就活の状況についての質問

就活では「どんな企業を受けていますか?」「他社の選考状況は?」など、就活の状況について質問されることもあります。企業としてはできるだけ早く人材を確保したいため、就活生の他社での選考状況も気になるところです。

あまりにも志望している企業がバラバラだと、「この会社も適当に選んだのかも」と就活生の熱意を判断することができます。「広告業界を中心に受けています」など、一貫した基準で志望業界や企業を選んでいることを示しましょう。

落ちてしまった企業について話すと「何か悪い部分があったのか」とネガティブな印象を与えてしまいます。選考中の企業だけを説明すればOKです。

【就活の状況に関する質問例】
・他社の選考状況を教えてください
・今までに何社受けていますか
・他にどんな企業を受けていますか
・当社は第一志望ですか
・志望企業の中で当社は何番目ですか
・企業を選ぶ時のポイントを教えてください
・就活で大切にしている軸を教えてください

入社後の展望についての質問

ミスマッチを防ぐためにも「入社後にどのような仕事がしたいですか」などの質問で、入社後の展望を確認されることがあります。

企入社後のプランは企業研究を重ね、具体的に働き方をイメージできなければ話すことができません。業の社風や事業内容をしっかり確認し、企業の一員として働く自分のイメージを持った上で回答することが大切です。

【回答例】
御社が注力されている〇〇という事業で、私の持つ〇〇なスキルを生かして働きたいと考えています。

【入社後の展望に関する質問例】
・どんな社会人になりたいですか
・あなたにとって仕事とは
・当社でどんな仕事がしてみたいですか
・キャリアプランを教えてください
・将来の夢を教えてください
・5年後、10年後にどんなことを実現していたいですか

個人的な質問

就活の面接では、仕事とは関係ないようなパーソナルな質問をされることも少なくありません。こうした質問がされるのは、あなたの価値観や感性などを知りたいという意図があります。

個人的な質問についてはあまり深く考えずに、正直に答えることです。企業とのマッチングも見やすいので、「よくある模範解答」ではなく、あなたらしさが伝わる回答をしましょう。

【個人的なことに関する質問例】
・最近気になったニュースはありますか
・自分を動物に例えるとしたら何ですか
・尊敬する人はいますか
・座右の銘はありますか
・苦手な人はどんな人ですか?
・最近感動したことはありましたか

企業への逆質問

「最後に何か〇〇さんの方から聞きたいことはありますか」という、逆質問もよく聞かれます。この質問では企業への興味・関心の強さや、コミュニケーション能力の高さを確認しています。

就活生の疑問や不安を払拭し、安心して入社してほしいという思いもあります。企業に関する情報を集めて「聞いてみたい」と感じる質問をいくつか事前に用意しておくと安心です。

【逆質問の回答例】
・入社までに身に付けておくとよいスキルや資格はありますか?
・私が志望している〇〇部署の一日の仕事の流れを教えて頂けますか?
・御社で活躍している人材に共通する特徴はありますか?

逆質問について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

面接対策のためにやっておきたいこと

自己分析をする

面接官の印象に残るような回答をするには、自己分析が何よりも大切です。自分の持つスキルや強みを理解していないと、説得力のある「志望動機」や「自己PR」は答えられないからです。

「学生時代に取り組んだこと」もよく聞かれるので、自分を客観的に見つめ直し、どのような行動を取ったかを振り返る必要があります。

企業理解を深める

その企業とのマッチングをアピールするためには、企業が何を求めているかを理解する必要があります。事前に企業のホームページを見たり、会社説明会やOBOG訪問に参加したりして、企業の社風、経営方針、事業、業務などをリサーチしましょう。

志望する業界や企業のインターンに参加するのもおすすめです。会社を訪れたり社員と直接話すことで、社風やどんな人が活躍しているかをより明確にイメージできるようになるでしょう。

面接練習をしておく

面接で緊張してしてしまい、うまく話せなかったり、話すことを忘れてしまったりした経験がある方も少なくないと思います。

面接は慣れが重要です。何度も練習をしたり、場慣れをすることで少しずつ自然と話せるようになってきます。家族や友達に面接官の役をしてもらって、実際に話す練習をしておくといいでしょう。

見た目にも気を配る

第一印象は「見た目」に大きく左右されます。しっかりとした回答を用意していても、見た目で印象が悪くなってしまうと挽回するのは大変です。清潔感のある服装や髪型を意識し、姿勢や表情にも気を配りましょう。

最後に

よくある質問を知り答えを考えておくと、予想外の質問をされたときにも用意しておいた回答をアレンジして答えることができます。できるだけの準備をしておけば自信がつき、面接で好印象を与える確率も高くなるはずです。


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