就活の面接はとても緊張しますよね。「緊張してしまいつい自分でも意図しない言動をしてしまった!」という経験がある方もいるでしょう。
自分でも気づかないうちに、面接での「NG回答」や「NGマナー」を発しているかもしれません。しかし、あらかじめNG回答やマナーについて知っておけば大丈夫です。
そこで今回は、面接でのNG回答やNGマナーについて解説。事前に把握しておき、緊張していたとしてもついうっかりNG言動をしてしまうことのないようにしましょう。
- ・面接でのNGマナー
- ├時間を守れない
- ├スマホが鳴ってしまう
- └挨拶ができない
- ・身だしなみのNGポイント
- ├髪型のチェックも忘れずに
- ├カバンがカジュアルすぎる
- └匂いにも注意!
- ・面接でのNGワード
- ├「御社の役に立ちたい」
- ├「御社の強みはなんですか?」
- └バイト先の悪口を引き合いに出す
- ・面接中のNG行動
- ├自分ばかりしゃべっている
- ├目を見て話すことができない
- └条件についてばかり質問する
- ・最後に
面接でのNGマナー
時間を守れない
面接の時間に遅刻をするのは絶対に避けたいマナー違反ですが、意外としがちなNG行動が、「早く着きすぎる」ということ。
担当者も面接の準備や前の予定などがあるので、予定時間よりあまりに早く訪問をするのもよくありません。開始前に余裕をもって到着して周辺で時間をつぶし、開始の5分〜10分前くらいに訪問するのがいいでしょう。
スマホが鳴ってしまう
面接中に電話の呼び出し音がなると周囲にも迷惑をかけますので、携帯電話やスマホの電源は必ず切っておきましょう。マナーモードでも静かな場所だと響く可能性があるので、電源を切っておくようにします。
挨拶ができない
挨拶は基本中の基本です。無言で頭を下げるだけ、というような手抜きは面接ではNGですよ。名前を呼ばれた時も、無言で立ち上がるのでなく、「はい」ときちんと返事をするのを忘れないようにしてください。
身だしなみのNGポイント
髪型のチェックも忘れずに
面接の前には一度トイレに行って、身だしなみのチェックをしておきましょう。服装の乱れだけでなく、髪型も乱れていないか確かめるようにします。
ぼさぼさの髪は印象が悪いのはもちろんですが、寝癖などがついたままだとだらしない印象を与えてしまいます。
カバンがカジュアルすぎる
服装や髪型だけでなく、カバンも意外と見られています。服装がしっかりとしているのに、カジュアルすぎるカバンだとちぐはぐな印象に。
派手すぎるカバンや汚れているカバン、使い古してボロボロになっているカバンなども印象がよくないので避けましょう。
匂いにも注意!
忘れがちなのが、匂いのマナー。汚れた衣服や汗の匂いを、人は不快に感じます。夏場はこまめにスーツをクリーニングに出したり、汗拭きシートで汗をふいておくなど、面接官に不快な思いをさせないように気をつけましょう。
とくにタバコを吸う人は注意が必要です。タバコの匂いを嫌う面接官もいるので、面接の直前に喫煙室に入ったり、タバコを吸うのは控えたほうがいいでしょう。
香水は好き嫌いがあるので、自分は好きな香りでも人によっては不快に感じるかもしれません。面接では、香水は避けたほうが無難でしょう。
面接でのNGワード
企業の人事担当者や面接官が「面接でこれを言ったら落とす」と公言しているNG回答をご紹介します。実はついつい口にしてしまいがちなワードが多いので注意が必要です。
「御社の役に立ちたい」
「御社の役に立ちたい」「社会貢献できる人材をめざし」といった曖昧で大きすぎる野望はNGワードです。漠然とし過ぎた内容やあまりにもふわっとしすぎた志望理由を話されてもまるで説得力がありません。
志望理由や「将来どのような人材になりたいと思いますか」などと聞かれた際には、できるだけ具体的な内容を話すようにしましょう。決して「世界平和」といった規模の大きな話をしなくても問題ありません。具体的かつ実現可能な目標を言語化できているかどうかが大切です。
「御社の強みはなんですか?」
「御社が重要視していることはなんですか?」といったような、会社説明会ですでに伝えている内容や、ホームページをチェックすぐにわかるような内容を聞いてくる学生は「面接を受ける企業のことなのに事前に調べていなかったの?」と常識を疑われてしまいます。
また、受け身すぎるといった印象を与えてしまうことになりかねません。ほかにも、「御社の強みはなんですか?」といったような、そこは自分で企業分析をして考えてきてよ、というような内容を平気で口にする学生も、企業から見ると「入社後も全く役に立たないばかりか受け身で指示待ちの社員になるんだろうな」と思われてしまいます。
バイト先の悪口を引き合いに出す
転職の面接では前職の悪口を言うのはNGですが、就活でも同様です。「バイト先では研修を全然してくれませんでしたので社員の方が苦労していましたが、御社は研修制度がしっかりしているので素晴らしいと思いました」というような発言は避けましょう。
バイト先などの悪口を言う学生は信用できないな、と思われてしまいます。もしうちの会社を辞めたらうちの会社のことも悪く言われるんだろうな、という印象を与えることにもなります。
面接中のNG行動
続いては面接中のNG行動です。緊張しているとついつい出てしまうかもしれない行動なので、注意が必要です。
自分ばかりしゃべっている
面接では「自分のことを短時間でしっかりとアピールしなければ!」と焦ってしまい、立て続けに自分ばかりがしゃべっていることがあります。
しかし、集団面接であっても面接官との1対1や複数対1であっても、大切なのは「コミュニケーションが円滑に取れるかどうか」「会話のキャッチボールができるかどうか」です。
長くたくさん話せば話すほど自分の魅力が伝わるわけではありません。短く簡潔な会話のキャッチボールをお互いに心地よく投げ合えるかどうかを意識するようにしましょう。
目を見て話すことができない
面接は、自分と面接官とのコミュニケーションの場です。どんなに緊張していても、人見知りだったとしてもしっかりと目を見て話すことを意識するようにしましょう。バッチリと目を見るのが恥ずかしかったり緊張してしまう場合にはのどやネクタイの結び目あたりを見るのでもOKです。
もう少し余裕があれば鼻のあたりを見ながら話すようにしましょう。面接官が複数いる場合や、集団面接の場合には、話している人の方を軽くみて話を聞きましょう。時にはうなづいたりとリアクションをすることも大切です。
条件についてばかり質問する
どうしても気になることではありますが、質問時に「給与」や「条件」についてばかり聞くのはあまり印象が良くありません。稀に「それまで眠そうにしていたのに賞与の説明の時だけ前のめりになった学生がいた」という話も聞きます。
もちろん、どうしても確認しておきたいことは聞く必要がありますが、それ以外にも仕事内容や働き方などについての意欲のある質問もするようにしましょう。
最後に
面接で最も重要なことは、「円滑なコミュニケーション」です。極論を言えば、うっかりNGワードを口にしてしまったとしても、明るくその場を和ませ丁寧に謝罪できれば、「ミスをしてもその場の空気を悪くすることなく取り繕うことができる」と好印象になることさえあります。面接官との「人間対人間」のコミュニケーションを楽しむ気持ちで面接に臨みましょう。
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