Web面接は日本全国から優秀な人材を集めたい企業に取り入れられている面接方法です。新型コロナウイルスの流行による影響で、最近さらに実施する企業が増えてきました。
就活生にもメリットの多いWeb面接ですが、企業から「面接時の服装は自由」「服装の指定はなし」などと言われると「どんな服装で受ければいいんだろう?」と困ってしまう人も少なくありません。そこで今回は、Web面接にどんな服装で臨むべきなのかを解説します。
- ・Web面接とは?
- ├ビデオチャットを用いたオンラインでの面接
- └Web面接の流れ
- ・Web面接での服装とは?
- ├服装自由や私服OKでもスーツが基本
- ├私服推奨ならオフィスカジュアルが無難
- └全身の身だしなみにも気を配って
- ・Web面接の服装や身だしなみで注意すべきこと
- ├カメラ越しでも気を抜かない
- ├髪型のセットも忘れずに
- ├女性はメイクもしっかりと
- └夏場はラフになりすぎないよう注意
- ・Web面接で注意すべきポイント
- ├場所や背景に注意
- ├カメラに上半身が映る位置を確認
- └アカウント名やアイコンは就活用に変えておく
- ・最後に
Web面接とは?
ビデオチャットを用いたオンラインでの面接
Web面接とは、ZoomやSkypeなどのビデオチャットツールを用いたオンラインでの面接のことです。従来の就活では面接を受けるためには、企業まで出向く必要がありました。そのため、遠方に住む就活生の中には「交通費が負担できない」「時間がない」といった理由で諦めてしまうこともあるのです。
広く優秀な人材に応募してもらいたい企業としては、遠方に住む就活生にも負担なく面接に参加してもらいたいと考えました。そこで、ビデオチャットツールを使ったWeb面接が活用されるようになったのです。
近頃は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、感染リスクを減らせるWeb面接の需要がかなり高まっています。今後しばらくはWeb面接を実施する企業が多くなることが予想されるので、Web面接の服装マナーについてもしっかり学んでおくと安心です。
Web面接の流れ
ツールの違いによって差はあるものの、おおよそのWeb面接の流れをご紹介します。
1.企業からWeb面接で使うツールやURLなどを伝えられる
企業から「どんなツールを使うか」を説明されます。また、Web面接に参加するために必要なURLも伝えられます。ZoomやSkypeでは事前にアカウントを作成しておく必要があるため、余裕をもって準備しておきましょう。
2.10分前にアクセスしておく
普段使い慣れていないツールは「うまくアクセスできない」「使い方が分からない」などのトラブルが起こる危険性があります。せめて10分前にはアクセスして「ちゃんと参加できるか」「カメラやマイクは問題なく動作するか」を確認しておきましょう。
3.面接開始
企業の担当者と就活生の両者がアクセスした時点で、面接が開始されます。
担当者がアクセスしてこない場合には、メールや電話で早めに連絡しましょう。また、面接中に音が聞き取れない、画面が制止した…などのトラブルがあれば、ツールのチャット機能などで早めに連絡しましょう。
Web面接での服装とは?
服装自由や私服OKでもスーツが基本
Web面接では「服装自由」「私服OK」としている企業も少なくありません。しかし、Web面接はあくまでビジネスの場ですので、スーツ着用が基本となります。
完全な私服姿は「おしゃれでセンスがいい」とポジティブに思われることもありますが、「変な格好」とネガティブな印象を与えてしまうリスクもあります。相手の価値観や好みが分からない以上、スーツを選んだ方が安心です。
私服推奨ならオフィスカジュアルが無難
企業の中には「就活生の個性や人柄を見たい」という理由から、Web面接での私服を推奨しているケースもあります。ただし、先ほどもお話しした通り、本当に普段着ている私服はネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、私服が推奨されている場合には「オフィスカジュアル」の服を選ぶのが良いでしょう。「オフィスカジュアル」で検索すれば、たくさん画像が出てきますので参考にしてみてください。
全身の身だしなみにも気を配って
Web面接ではカメラで自分の顔が大きく映し出されます。最近のカメラは画質が良いため、寝ぐせや無精ひげなどもバッチリ見えてしまいます。
通常の面接と同じように髪型や身だしなみをしっかり整えるようにしましょう。面接直前に一度鏡をチェックするのを忘れずに。
Web面接の服装や身だしなみで注意すべきこと
カメラ越しでも気を抜かない
「Web面接だからよく見えないだろう」と服装について、いつもより気を抜いてしまう就活生は多いです。しかしシャツやスーツのシワや汚れなどは以外と目につくものなので、注意が必要です。
Web面接では上半身しか見えないため、見えている部分により注意が集中します。Web面接の場合でも、対面での面接と同様に清潔感を意識して身だしなみを整えてください。
髪型のセットも忘れずに
自宅でWeb面接を受ける時に忘れがちなのが髪型のセットです。着替えをしてOKと安心して、寝グセのついた髪型でWeb面接を受けてしまう失敗も少なくありません。対面での面接と同様に、整髪料を使ってヘアセットを行いましょう。
女性はメイクもしっかりと
女性はWeb面接でもしっかりとメイクをするのを忘れないでください。ノーメイクだと覇気が感じられず、「やる気がない」と判断されてしまうこともあります。Web面接でも特別濃いメイクをする必要はなく、対面の面接と同じメイクで十分です。
普段のメイクがかなりナチュラルな場合は、少し濃い目にしてもいいでしょう。メイクの濃さの調整が難しい場合は、テスト用に一度メイクをして動画を撮影してみてください。家族や友人とビデオ通話をして見てもらい、どう映るか感想を聞いてみるのもいいでしょう。
夏場はラフになりすぎないよう注意
夏のWeb面接では、服装がラフになりすぎないよう気をつける必要があります。特に自宅で面接を受ける場合、外に出ないので普段よりもラフな服装になる傾向があるからです。
真夏でも服装についての指示が特にない場合はスーツが無難です。男性はネクタイも着用しましょう。クールビズを推奨するコメントなどがある場合は、オフィスカジュアルがいいでしょう。
Web面接で注意すべきポイント
場所や背景に注意
Web面接では自分の背景にあるものも映り込んでしまいます。自宅で面接を受けるときに色々なものが散らかった背景が映ると、「いい加減」「雑」といったネガティブな印象を与えてしまいます。自分の後ろにはシンプルな壁やカーテンだけが映り込むようにし、余計な刺激を取り除くようにしてくださいね。
カメラに上半身が映る位置を確認
どれだけ服装を整えても、カメラにしっかり映っていなければ意味がありません。顔が画面からはみ出るほど大きくなったり、カメラが遠くて顔が小さくなりすぎたりすると、面接官に自分のことを十分にアピールできません。事前にカメラに顔と上半身がバランスよく映るよう、カメラや座る位置を調整しておきましょう。
アカウント名やアイコンは就活用に変えておく
ビデオチャットツールを日常的に使っている人は、アカウント名やアイコンを就活用に変えておくのも忘れないようにしましょう。変なアイコンやアカウント名をそのまま使っていると「ビジネスとプライベートの使い分けができない」「顧客の前でもこういうミスをするのでは」と面接官を不安にさせてしまいます。Web面接では面接官に分かりやすいよう、実名と履歴書の写真を使うのがおすすめです。
最後に
Web面接はカメラを通じて自分をアピールしなければならないため、見た目が非常に重要です。スーツやオフィスカジュアルなど、誰からも好感を持たれる服装を心掛けると共に、髪型や身だしなみもしっかり整え、「社会人として適したふるまいができます」という姿勢を見せるようにしましょう。また、面接官の目に見える背景・アイコン・アカウント名なども、十分気を配ってくださいね。
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