【例文あり】大学職員の志望動機の書き方のポイント

大学職員への就職を考えている皆さんにとって、一番悩むポイントが志望動機の作成だと思います。なぜかというと大学の殆どが同じようなことをやっているように見え、調べてもどこを取り上げていいかわからないという状況に陥るからです。

どうすればほかの就活生と差別化できるのか?どんなポイントに注目して考えればいいのか?今回は志望動機作成のコツについて、テーマ別の例文を紹介しながら解説していきます。

【例文あり】大学職員の志望動機の書き方のポイント
目次
  • 大学職員の志望動機を考える時はここに注目してみよう
  • ├母校や関係性のある大学に注目
  • ├大学の特徴や魅力に注目
  • ├地域貢献に注目
  • ├大学職員を目指すならこのトレンドポイントもチェック!
  • ├グローバル化・国際教育
  • ├キャリア教育・キャリア支援(就職)
  • └社会連携
  • 大学職員の志望動機の例文
  • ├建学の精神をベースにした志望動機
  • ├力を入れている活動をベースにした志望動機
  • ├自分自身が大学職員としてやりたいことをベースにした志望動機
  • └自己PRをベースにした志望動機
  • ここも押さえよう
  • ├大学はこれからどうなっていくか
  • └少子化にどう対応するか
  • まとめ

大学職員の志望動機を考える時はここに注目してみよう

その大学を志望する理由は人それぞれ違うもので、正解はありません。志望動機が思いつかない場合は、次のポイントに注目してみてください。

母校や関係性のある大学に注目

志望する大学が母校である場合、志望動機が作成しやすくなります。大学の好きなところ、勉強になったこと、勉強や活動でサポートを受けた経験などがあれば、エピソードとして盛り込むといいでしょう。

「お世話になった大学に恩返しがしたい」「学生たちに自分が受けたようなサポートをして貢献したい」という書き方ができます。

大学の特徴や魅力に注目

志望動機を作成するには、その大学の特徴をつかむことです。ほかの大学にはない、その大学ならではの特徴や強みを見つけみてください。

大学の方針や考え方、教育システム、学生へのサポート、社会貢献など、その大学独自の取り組みや活動を調べて、興味のあるものを探しましょう。

「こうした取り組みに大変興味を持ちました」「この活動に自分も関わりたいと思いました」といった書き方ができます。

地域貢献に注目

地元や愛着のある地域で就職をしたいと考える就活生も多いでしょう。小さい頃から地元にある大学には、愛着を感じている人も少なくないはずです。

「地元の学校で働き教育に携わることで地域に貢献したい」という思いも、立派な志望動機になります。

特に地域と密接な関係を気づいている大学を志望する場合は、「地元愛」や「地域貢献がしたい」という思いはいいアピールになるでしょう。

大学職員を目指すならこのトレンドポイントもチェック!

大学職員の志望動機作成では、今大学業界でトレンドになっている動きを押さえることも重要です。

グローバル化・国際教育

近年、大学はグローバル時代に対応できる学生を輩出できるよう、世界に開かれた大学を目指しています。

そのため「留学制度」を拡充したり、「留学生」を受け入れたり、「外国語教育」に力を入れたりしています。

各大学でプログラムは異なりますので、どのような取り組みをしているのか調べ、特徴的なプログラムを志望動機に盛り込みましょう。

キャリア教育・キャリア支援(就職)

大学に入学する際、学生や保護者が注目するポイントとして「就職」があります。そのため「キャリアに関する授業」を行ったり、就職活動支援として「資格取得の奨励」「就職活動支援講座を開催」「キャリアセンターを充実」「学内会社説明会の開催」など就職に関する取り組みを行っています。

就職率アップに関わる取り組みにも、大学の独自性が現れます。どのような取り組みを行っているのかをしっかり確認して、志望動機にも加えましょう。

社会連携

昨今、大学には今まで行ってきた大学生の教育だけではなく、これからは地域や企業との連携を強化していくことが社会的に期待されています。

「社会人教育」「生涯学習」「産学共同プロジェクト」などの取り組みを行っている大学も多いです。この点にも、大学の特色が出てきます。

「どのような企業とコラボして、どのような商品を売り出しているか」「地域の人々や社会人のためにどのような講座を開いているか」などをチェックして、志望動機に取り入れてみましょう。

大学職員の志望動機の例文

ここではテーマ別に、大学職員の志望動機の例文をご紹介します。

建学の精神をベースにした志望動機

この部分は企業の志望動機を書く際にまず「企業理念」から書くのと同じです。大学は建学の精神に基づいて、大学運営を行っています。その点をしっかり挙げて褒めましょう。

【例文】
貴学は、建学の精神である「諸学の基礎は哲学にあり」の理念の下に、5つの目標を掲げ日々努力を重ねておられます。

中でも「独立自活の精神に富み、知徳兼全な能力を備える人材を輩出し、もって地球社会の発展に寄与する 」という目標に非常に共感しました。

これからのグローバル社会で活躍できる人材を育てることができると感じ、貴学で働きたいと感じました。

力を入れている活動をベースにした志望動機

大学が力を入れている部分をみつけ志望動機に2〜3つ入れていきましょう。「私たちの大学のことが分かっている」を相手を安心させることができます。

【例文】
グローバル社会で活躍できる人材を育てるためにフランスソルボンヌ大学との提携など、留学環境を整えたり、学内留学フェアを開催したりと支援体制が充実していることに魅力を感じました。

また日本人学生の就職支援はもちろんのこと、留学生の就職支援についても力を入れており、留学生Iターン就職プログラムに関しても文科省受託事業として行っていることにも魅力を感じました。

合わせて、産官学連携推進センターを創設し、特に理系の研究開発分野で自治体や企業とも連携を強めており、これから大学に求められる役割を果たすことができる環境であると強く感じました。

自分自身が大学職員としてやりたいことをベースにした志望動機

ここでは大学が力を入れている点から1つ選んで自分であればどのように進めていきたいと考えているかについて書きましょう。

【例文】
私は留学生の就職支援に興味があり、日本で働きたいと考えている留学生のみなさんのサポートとなる取り組みに力をいれたいです。

ひとくちに留学生といっても、文化や宗教などに違いもあると思うので、そのような生活様式を把握するとともにどのような職場で働きたいかを聞き、理想とする職場を一緒に探したいと考えています。

そのような支援をすることで、今後入ってくる留学生も安心して貴学で学べると考えるからです。

自己PRをベースにした志望動機

ここでは自分が大学職員としてやりたいことで書いたことを叶えるために活かせる能力(自己PR)を書きましょう。

【例文】
私は文化や価値観の違いを受け止め、的確に対応することができます。

アメリカに短期留学をした際、皆でパーティーをする企画がありましたが、どのような料理を作り予算をいくらにするのかで揉めてしまう人が出てきました。対立する人たち両方に話を聞いたところ、日本のお寿司を再現したいという人たちが立てた予算が高いことがわかりました。

この問題解決をするために、「当初握り寿司を想定していたものを巻きずしに変えることで海鮮にかかる料金を押さえよう」と提案したところ、皆が納得いく企画となりました。

このように多国籍の人たちが一緒に行動する中で、その違いを受け止めて行動した経験から得た力をこれからの留学生支援にも活かしていきたいと考えております。

ここも押さえよう

大学はこれからどうなっていくか

大学は今、大きな変革期にあります。日本人でも日本の大学だけではなく海外の大学などに留学する人も増え、日本の大学に留学する留学生も増えています。

大学はいかにグローバル化に対応し、学生の満足度を挙げ、また企業に選ばれる人材を輩出できるかが試されています。そういった中で自分がどのように職員として動いていきたいかはしっかり考え、いつ聞かれても良いように準備しておきましょう。

少子化にどう対応するか

日本の18歳人口は減る一方なので、新入生の確保はどの大学にとっても大きな課題です。そのために留学生を受け入れるのか、大学の付属校を創設するか、また社会人や地域の人たちの学びの場を用意するのかなど秘策を練っています。

大学がどのような対策をとっているか調べておき、自分が職員であればどういったことを推し進めていきたいのかを考えておきましょう。

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まとめ

大学の志望動機は、上記のようなポイントをつかめば大きく外してしまうことはありません。基本的にはたくさんの情報が大学のホームページに載っているので、特に志望度の高い大学に関しては隅から隅まで読んでおくくらいの気持ちで時間をかけて対策をしましょう。真面目に取り組んだだけ、選考の際にプラスに働きますよ!


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