大学のGPAとは?就職に関係あるのか

大学の成績評価に用いられる「GPA」。中には、「GPAって何?」「GPAは就活には関係ないでしょ?」という人もいるかもしれませんね。GPAは就職に関係あるのでしょうか?

今回は、GPAの計算方法や就活への影響、GPAスコアが低い場合の対策などについて解説していきます。

大学のGPAとは?就職に関係あるのか
目次

GPAとは

「GPAって何?」という方のために、まずはGPAについてご紹介します。

GPA制度

GPAとは「Grade Point Average」の略で、特定の方式で算出した科目毎の成績(S・A・B・C…や優・良・可…など)の平均値をあらわしたもの、もしくはその評価制度のことを指します。

GPAはもともと米国の大学で一般的に行われている成績評価制度で、最近では日本でもほとんどの大学でこの制度が導入されています。

GPA計算方法

GPAの計算方法は国や大学によって異なる場合がありますが、ここでは最も一般的な例をご紹介します。

大学では科目毎に1~100点の成績が付けられ、その点数を記号で示したものが「S・A・B・C・D」や「優・良・可・不可」です。この「S・A・B・C・D」の成績をポイントに換算し、獲得したポイントの平均値がGPAです。

【GPAの算出式】
獲得したポイントの合計/取得した総単位数=GPA

得点(100点満点)成績評価ポイント
90~100S4.0
80~89A3.0
70~79B2.0
60~69C1.0
~59D0.0

つまり、全ての履修科目で「A」の成績を取った場合、GPAは3.0となります。

また、取得した124単位のうち、30単位はS、80単位はA、14単位はBの成績評価を取った場合、GPAは((4.0×30)+(3.0×80)+(2.0×14))/124=3.13となります。

GPAと留学

アメリカ・イギリス・オーストラリアなどをはじめとした海外の大学・大学院へ留学する際は、高校や大学の成績が審査書類の基準の1つとなります。つまり、大学のGPAが合否に大きな影響を与えます。

大学によって求めるGPAスコアは異なりますが、少なくとも3.0以上は取っておきたいところ。特に、有名大学では非常に高いスコアが求められます。

GPAが基準に足りない場合でも、他にアピールポイントがあれば合格できる可能性は十分にありますが、海外留学を考えているなら、1年生のうちからGPAスコアを意識して勉強に励みましょう。

GPAの就活への影響

就活でのGPAの影響や重要性についてお話しします。

GPAは就職に影響があるの?

これまでは、就職活動でGPAの提出を求められることはほぼありませんでした。

GPAは同じ大学内で成績を比較するのには有用ですが、異なる大学間での成績を比較することには向きません。

偏差値60の大学に通うAさんと、偏差値40の大学に通うBさんのGPAが同じ3.5だったとしても、単純に数値の比較はできませんよね。

近年はGPAの提出を求める企業が増えていますが、今でも企業が学力を見る際は、SPI※などの点数を見ることが多いです。
(※SPI:企業が採用を行う際に、応募者の能力や性格を把握する目的で行う「適性検査」の1つ。)

理系学生の場合は成績が就活に大きく影響することも

一方で、大学で企業への推薦枠がある場合、GPAスコアを基準に推薦枠が貰えるかどうかが決まる場合があります。

また、研究職や開発の仕事は、専門知識があるかや、研究実績があるかなどが重視されます。理系の学生はGPAスコアが就活に大きな影響を与えることも少なくありません。

就活でのGPAの重要度は企業によって異なる

日本ではGPAスコアを重視している企業はまだ多くありませんが、中にはGPAスコアの提出を求める企業もあります。

とくに外資系の企業はGPAスコアの提出を求めるところが多く、スコアもかなり重視していることが多いです。最低ラインが設けられており、最低限の基準を満たしていなければそれだけで落とされてしまうこともあります。

外資系企業や総合商社などを受ける場合は、、高いGPAスコアを取っていた方が就職では有利にはたらくことがあります。

GPAスコアを重視する企業が増えている理由

企業はどんな理由でGPAスコアの提出を求めるのでしょうか?

就活生の性格や人間性を見るため

GPAのスコアからは、学業にどれだけ真剣に取り組んでいたかがわかります。成績が良い学生は、真面目な性格で勤勉なイメージを持たれるのです。

長期間にわたって高い成績を維持できているということは、忍耐力がありコツコツ努力することができる性格だと予測することができます。

社風や職種との相性を見る判断材料としている

「どんな勉強をどれだけしてきたか」ということから、知識や専門分野、興味などがわかります。企業や職種とのマッチングを見るための判断材料として、GPAスコアを活用している企業も多いです。

GPAのスコアだと具体的な数字で確認できるので、客観的な評価をすることが可能という利点もあります。

面接が苦手でうまくアピールできない人はチャンス

企業がGPAスコアを参考にする理由として、「面接ではわからないポイントを見ることができる」という点があります。

面接では自己アピールがうまくできる学生ばかりではないので、あらゆる面から学生を評価したいという狙いもあります。

GPAスコアが低い場合はどう挽回すればいい?

GPAスコアが低いからといって諦めるのは早いです。ここではそんな場合の対策をご紹介します。

GPAスコアが極端に低いと内定はもらえない?

GPAスコアの基準ラインが設けられている外資系企業やGPAスコアをとくに重視している企業も中にはあります。

しかし日本の企業では、GPAスコアだけで就活の採用・不採用が決まるということはほとんどありません。

企業は学生の成績だけでなく、部活動やサークル、ボランティアなどの課外活動や性格、適性など、さまざまな要素を総合的に判断します。

自己PRや課外活動に力を入れよう

成績に不安がある人や、これまであまり勉強は頑張ってこなかったという人は、学業以外でのアピール材料を見つけましょう。GPAスコアが低くても、他にアピールできるポイントがあれば大丈夫です。

成績の良さや学業への熱意をアピールするのが難しい場合は、インターンシップに参加してみましょう。企業のインターンに参加して、実践的な経験を積んでいることをアピールしてみてください。

できれば数日の短期インターンでなく、1ヶ月以上の長期インターンに参加することをおすすめします。

まとめ

今回は、GPAの概要と重要性についてご紹介しました。留学をはじめ、GPAが有利にはたらく場面もあります。早いうちから意識して、高いGPAのスコアを取っておきたいところですね。



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