「毎回、筆記試験を受けるのは面倒だな」と思っている方、実はテストセンターの結果は使い回すことができるのをご存知ですか?うまく活用できれば、忙しい就活の負担を軽減することが可能です。
ただし、「楽だから」と無計画にテストセンターの結果を使い回すと就活では逆効果となってしまう場合も。
そこで今回は、テストセンターの結果を使い回す時に注意したいポイントと共に、どんな時に使い回すべきなのかを解説します。
- ・テストセンターの結果は使い回していいの?
- ├テストセンターの結果は使い回し可能!
- └使い回しても基本的にはバレない!
- ・テストセンターの結果を使い回す時の注意点
- ├企業が求める試験と同じか確認
- ├有効期限を忘れずチェック
- └自分で結果を見ることはできない!
- ・どんな時にテストセンターの結果を使い回すか?
- ├何度か受けると良い結果につながる
- └第一志望の前に自己ベストを出せると安心
- ・テストセンターの結果の使い回しについての疑問を解消しよう
- ├テストセンターの結果の使い回しってどうやればいいの?
- ├過去に受けたテストの結果はどれでも使い回せるの?
- ├使い回す科目を選ぶことはできるの?
- └一度送信した結果をキャンセルすることは可能?
- ・最後に
テストセンターの結果は使い回していいの?
テストセンターの結果は使い回し可能!
テストセンターの結果は使い回すことが可能です。
一般的な筆記試験では、企業の選考に参加する度に受検する必要があります。企業ごとにSPIや玉手箱など様々な種類のテストが用意されているなど、1つ1つに応じた対策を行うのも大変です。
しかし、テストセンターで一度受けた結果は複数の企業に提出することが許されています。そのため、テストセンターを利用している企業を志望する場合には、筆記試験を受ける時間や手間を省き、就活を効率良く進めることができるのです。
使い回しても基本的にはバレない!
「テストセンターの結果の使い回しがバレたら、企業にマイナスイメージを持たれるのでは」と不安になる就活生もいますが、テストセンターの結果は使い回しても基本的にバレることはありません。
テストセンターから企業に通知されるのは、テストの「結果」のみです。他にどんな企業に提出しているか…といった情報は一切知らされることはありません。
また、結果の使い回しは公に認められていますので、何等かの事情で使い回しが発覚したとしても、選考への影響もないと考えて良いでしょう。
テストセンターの結果を使い回す時の注意点
企業が求める試験と同じか確認
テストセンターの結果を使い回す際には、企業が求める種類の試験であるかを確認することが大切です。
実はテストセンターには「SPI」「玉手箱」「TG-Web」といった種類が存在します。そのため、「同じテストセンターだから」と違う種類の結果を送ってしまうと、その時点で筆記試験を通過できなくなってしまうのです。
試験の種類を確認して、企業の指定した期限までに確実に提出するようにしましょう。
有効期限を忘れずチェック
テストセンターの結果はずっと使える訳ではありません。テストセンターの結果は「1年間」の有効期限が定められています。
就活1年目の間は特に問題になりませんが、就活が2年目に突入した方は気づいた時にはテストセンターの結果が使えなくなっている場合があります。テストセンターの有効期限はテストセンターのページからログインして確認することができますので、自分の有効期限を忘れずチェックしておきましょう。
テストセンターはすぐに受けられるものではありませんので、「そろそろ有効期限が切れそうだ」と思ったら、早めに受検しておくのがおすすめです。
自分で結果を見ることはできない!
テストセンターで最も大事なのは「結果」です。結果の良くないテストセンターをどれだけ使い回したとしても、就活での成果は上がりません。むしろ、せっかくのチャンスを無駄にし続けることになります。
しかし、テストセンターの点数は就活生本人が見ることはできません。そのため、受検した後にしっかりと自己採点をして、「これなら大丈夫」「自分の力を出し切れた」と思えた結果を使い回すようにしましょう。
どんな時にテストセンターの結果を使い回すか?
何度か受けると良い結果につながる
テストセンターは何度も受検すると良い結果につながりやすくなります。その理由としては、次のようなものが挙げられます。
・何度も受検することで緊張がほぐれ、実力が出しやすくなる
・テストセンターの出題形式に慣れることができる
・受検した時に「苦手だ」と感じた分野を復習して、次回のテストに臨める
・同じ問題が出題されることもある
一度で諦めてしまわずに何度か受検して、より良い結果を目指してみましょう。
第一志望の前に自己ベストを出せると安心
第一志望の企業を受けるまでにテストセンターを何度か受検しておき、自己ベストを目指してみましょう。
第一志望企業の選考は思いが強い分、他の企業よりも緊張してしまいがちです。筆記試験でも思いがけず失敗してしまうことがありえます。
事前にテストセンターで自己ベストの結果を用意できていれば、余裕をもって第一志望の選考に臨むことができます。
テストセンターの結果の使い回しについての疑問を解消しよう
テストセンターの結果を使い回したいと思っていても、やり方わからなかったり不安なことも多いと思います。ここではテストセンターの結果の使い回しについて、よくある疑問にお答えします。
テストセンターの結果の使い回しってどうやればいいの?
結果を使い回す方法は簡単です。テストセンターの予約画面から、前回の結果を送信することができます。
まずは企業から送られてきた受験案内のメールからログインをしましょう。1年以内にテストセンターで受検したことがある場合は、前回結果送信についての案内が表示されます。案内の通りに操作を進めれば最後に受けたテストの結果がすぐに企業に送信されます。
企業から受検可能な期間が指定されている場合、その期間内に操作しなければなりません。期限を確認して必ず期限内に結果を送信するようにしましょう。
過去に受けたテストの結果はどれでも使い回せるの?
テストセンターで何度かテストを受けたとしても、すべての結果を使いまわせるわけではありません。使い回せるのは、最新の結果だけです。
前々回やそれより以前の結果を使い回すことはできないので、注意してください。新たに受験して失敗してしまった場合、手ごたえのあった回の結果を使い回すことができなくなってしまいます。
手ごたえを感じるまでは何度かテストを受けてみて、自信のある結果があればそれ以降は安易に受験しない方がいいかもしれません。
使い回す科目を選ぶことはできるの?
使い回す科目を選ぶことは可能です。性格検査だけ、前回の結果を送信するということができます。もちろん、能力検査のみ、英語能力検査のみ前回の結果を使い回すことも可能です。
性格検査と能力検査の結果は前回の結果を送信して、英語能力検査のみ受験するということもできます。
一度送信した結果をキャンセルすることは可能?
一度企業に結果を送信すると、取り消すことはできません。パソコンから操作するとすぐに結果が送信されてしまうので、送信前に本当にその結果でいいのかよく考えてみましょう。
最後に
テストセンターの使い回しを考える前に、良い結果を残すことが何よりも重要です。
テストセンター用の問題集は数多く出版されているため、自分に合ったものを繰り返し解き、問題パターンに慣れたり、苦手分野に対策したりといった対策は欠かせません。
テストセンターの結果の使い回しができれば、就活にかかる時間や労力を削減し、他の対策に回すことができます。ぜひ上手に活用してみてくださいね。
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