もう遅い?浪人して理転できるかどうか

1年間の浪人生活の中で自分の夢が変わることがあります。そのため「もともと文系だったけれど理系に変わりたい」という、いわゆる「理転」を目指す浪人生もいます。しかし実際のところ「浪人生が理転するのは難しい」と言われています。
今回は浪人の理転が難しい理由、それでも理転したい浪人生が成功するために取り組んでほしい方法をご紹介します。理転を希望している浪人生はぜひ参考にしてみてくださいね。

もう遅い?浪人して理転できるかどうか
目次

浪人生の理転が難しい理由

「浪人生の理転が難しい」と言われる理由は3つあります。まずはそれらの理由を確認してみましょう。

これまで暗記したことが0になる

文系科目は日本史・世界史など知識を暗記することを基本とした科目が多いため、暗記のために少なからず勉強時間を費やしています。しかし理転すると、せっかく暗記した科目を入試に使うことができなくなってしまいます。「高校三年間やってきた勉強の時間や努力が無駄になる」という気持ちを振り切って理転するのは、非常に勇気がいることです。

理系科目を基礎から取り組むため出遅れる

浪人にとって理転が難しいと言われる2つ目の理由は、理系科目のハードルの高さです。数学や物理、化学といった理系科目は基礎をしっかり学んでおかないと、次の単元を理解することができません。1つ1つ積み重ねていく中で次第に応用問題が解けるようになっていくのです。
しかし、文系だった浪人生は理系科目の基礎が固まっていないため、浪人生活の多くを基礎固めに使うことになります。理系の現役生や浪人生が応用問題に取り組んでいる時期に基礎問題から始めなければならず、受験勉強のスタートダッシュが出遅れてしまいます。

模試の点数が伸び悩む時期がつらい

理転して基礎固めをしている時期にも模試を受験する必要が出てきます。まだ基礎しか分からない問題や、そもそも手をつけられていない範囲も出題されるため、どうしても点数や成績が伸び悩んでしまいます。 ただでさえ浪人して「次は失敗できない」と焦っている中で、なかなか伸びない成績を受け入れるのはつらく、浪人生が理転に挫折してしまう原因となってしまいます。

浪人で理転に成功する方法

「どうしても理転を諦め切れない!」という浪人生もいるかと思います。そこで浪人生が理転に成功する方法をご紹介します。

計画的に学習を進める

長いようで短い浪人生活の中で無計画に理系科目に取り組んでいては、受験までに間に合いません。他の科目とのバランスを考えつつ、いつ・どの単元を学習するのか、いつから応用問題に取り組むのか、といった計画をしっかり立てておきましょう。
また浪人生にとって重要なのは、理系科目を満遍なく勉強することではなく受験に合格することです。そのため、志望校の入試問題の出題頻度や得点の比重から、どの科目や単元に時間をかけ、どこは基本を押さえる程度で済ませるのか、などの作戦をしっかり練っておくことが必要です。
ただし、学習の進み具合によって、計画は随時見直し、変更していくようにしましょう。

予備校や家庭教師などを使って理系科目を確実にマスター

理転した浪人生には理系科目の基礎知識がほとんどありません。そのため0から独学で勉強を始めると、行き詰ってしまう危険性があります。「わからないなぁ」と1人で悩んでいる時間は非常にもったいないです。
予備校や家庭教師を活用して、理系科目の基礎を確実にマスターしていきましょう。

秋頃まで焦らずに基礎を固める

理系科目では基礎に漏れがあると、応用問題を解くことはできません。秋頃までは基礎を固める気持ちで取り組みましょう。焦って一足飛びに応用問題や入試問題に手を出すと「できない」という体験ばかり繰り返されてしまうと、受験勉強へのモチベーションが失われ、スランプに陥ってしまいます。

ストレス解消方法を見つける

思うように学習が進まなかったり、模試での成績が伸びなかったり、「不合格になるんじゃないか」と不安になったりと、浪人生活はストレスがかかる場面が多くなります。
ストレス解消方法を見つけておきましょう。音楽を聴く、筋トレをする、お風呂でリラックスするなど健康的な方法がおすすめです。「甘いものをたくさん食べる」などの不健康な方法は体調不良を引き起こして、かえって受験勉強がはかどらなくなってしまいます。

大学に合格してから理転することも可能

浪人の間に焦って理転しなくても、大学に合格してから理系学部に転学部することも可能です。まずは大学に合格することを目標にするのも1つの方法です。
浪人を何度も繰り返すと、次第に「自分が入れる大学なんてないのでは」「受かればどこでもいい」と妥協し始めたり、落ち込んで勉強が手につかなくなったりしてしまいます。そうなってしまうよりは文系学部に入学して、居場所を確保してから理系学部への転学部を目指す方が、理系に進むモチベーションを維持しやすいです。

最後に

全くの0から始めるのはリスクが高いものです。浪人の理転には、不安になったり、迷ったりする時間はありませんので本当に理転する覚悟があるか、自分の気持ちをよく見つめておきましょう。
しっかりと覚悟が出来たら理転に向けて、すぐにでも行動し始めましょう。



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