就活は4月からでも大丈夫?遅れを挽回するためのスケジュールとポイント

大学4年生の4月は、就活解禁から1ヶ月が経ち、就活が本格化している時期です。なかなか就活に手をつけられず、4月から就活を開始する就活生の中には「今からでも間に合うの...?」と不安を感じている方も多いかもしれません。今回は、遅れを挽回するためのスケジュールとポイントを詳しく解説します。

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目次

一般的な就活のスケジュール

まずは、一般的な就活のスケジュールについて見ていきましょう。早いところであれば、3年生の秋の段階で選考が始まっているところもあり、業界によってまちまちな部分に注意が必要です。

①大学3年6月:インターン情報解禁

インターンの情報は、大学3年の6月に解禁されます。人気の大手企業のサマーインターンはこの時期から募集が始まるため、多くの就活生がESの提出やWebテストの受験などを初めて経験することになります。

ベンチャー企業やコンサルティング業界などでは、この時期を待たずにインターンの募集を開始することもあるため、狙っているところがあれば 企業HPやSNSなどをこまめにチェックすることが大切です。

②7〜9月:夏インターン

大学の夏期休業期間中の7月〜9月を中心に、夏インターンが開催されます。この時期は、幅広い業界のインターンに参加して、どの業界が自分に合っているのかを比べるのが一般的です。

業界・企業研究は、企業のHPを見るだけではなかなか深まりません。インターンシップに参加することで、 自分で実際に見たり聞いたりしたことをもとに企業理解を深めることができます。

③10月〜2月:秋冬インターン・早期選考

10月〜2月は、秋冬インターンの応募〜参加、早期選考が始まります。

夏のインターンの主な開催目的が「就活生に企業を理解してもらうこと」であるのに対して、秋冬インターンの主な開催目的は「優秀な学生の早期囲い込み」です。そのため、秋〜冬は多くの就活生が本選考での優遇を手に入れることを目指して、志望度の高い企業のインターンに応募します。

秋からはベンチャー企業や外資系企業、一部コンサルティングファームなどの選考が始まり、早ければ秋に内定を手に入れる就活生もいます。

2月頃からは、日系大手企業もインターン経由での早期選考を開始します。このようなチャンスを手に入れるためにも、 秋冬のインターンには積極的に応募することが重要です。

④3月:就活解禁

3月からは、本格的に本選考のエントリーが始まります。この時期からは、説明会、ES提出が立て込み、情報の把握とスケジュール管理が重要です。

就活は、年々早期化・長期化しています。この時期に選考の対策を始めるのでは遅いです。早い時期から選考に慣れておくためにも、 3年生の夏から秋の段階でインターンシップに応募し、ESの書き方や面接を経験しておきましょう。

4月から就活開始する場合のスケジュール

就活を4月から始める場合には、無駄を省いて効率的に行動していくことが求められます。ここでは、4月から就活開始する場合のスケジュールを見ていきましょう。

①4月:効率的に基本の対策をしよう

4月はすでに多くの企業のエントリーが始まっており、5月までにエントリーを締め切ってしまう企業もあります。

そのため、企業へのエントリーと並行して効率的に就活の基本の対策をしなければなりません。ガクチカや自己PRといったES頻出質問の回答作成・自己分析・Webテストの対策はなるべく早く行いましょう。

②5月:選考を通じて経験値を上げよう

5月は、どんどんESを提出したり、面接やグループディスカッションを開始している企業の選考をしたりして経験値を上げましょう。

4月から就活を始めた人は、インターンの時期に選考を経験していないため、本選考で経験値を上げる必要があります。そのため、 できるだけ多くの選考に参加し、たくさん失敗しましょう。就活はとにかく経験して、失敗することで次に繋がる学びを得ることが大切です。

③6月:本格的に内定を狙おう

5月まではとにかく多くの選考を経験して場慣れすることが重要ですが、6月からはひとつひとつの企業の選考対策に時間をかけ、本格的に内定を狙って選考を受けましょう。就活では、一貫して企業とのマッチ度が重視されます。そのため、「自分の強みを企業でどのように活かせるのか」、「なぜその企業でなければならないのか」が伝わる 志望動機を深く考えておくことが重要です。

④8月:内定・就活終了

4月から就活を始める人は、とりあえず8月までに1社の内定をもらうことを目標にしましょう。6月からは周りに内定をもらった人が増えてきて焦ることもあるかもしれません。しかし、自分が決めたペースでコツコツと努力すれば、必ず結果は出ます。内定をもらった後も就活を続けるとしても、1社の内定が大きな安心材料になります。

4月から就活開始する人が必ずやるべきこと

4月から就活を開始する人は、早くから対策してきた就活生との差をなるべく早く埋めなければなりません。ここでは、4月から就活を開始する人が必ずやるべきことをご紹介します。

①自己分析

まず必要になるのが、自分について理解するための自己分析です。自己分析は企業とのマッチ度をはかるために必ず行いましょう。

とはいえ、4月はすでに本選考が始まっているため、自己分析のみに時間をかけすぎることができません。そのため、1日だけまとまった時間をとり、 自分史を作成することをおすすめします。

幼少期から今までの自分について実際のエピソードを思い出しながら振り返り、自分がどのようなことにモチベーションを感じるのか、自分はどのような価値観を持っているのかを考えましょう。

周囲の人に他己分析をしてもらったり、実際に面接をする中で自己分析を深めていくのもおすすめです。

②OB訪問

就活に出遅れてしまった人が企業研究をする際は、 OB訪問をして実際に企業で働く社員に話を聞くことをおすすめします。

OB訪問をすることで、社員から見たリアルな社風や実際の業務内容を詳しく知ることができます。また、場合によってはESの添削や面接練習をしてもらえることもあります。

1時間企業のホームページを見るよりも、1時間OB訪問をする方が企業研究が深まり、非常に効率的です。就活に出遅れてしまった人こそOB訪問をすることをおすすめします。

③Webテスト対策

Webテストは、ES通過後に課される選考序盤の難関です。どんなに志望度が高くても、Webテストのボーダーに満たない場合は落とされてしまいます。悔しい思いをしないためにも、 Webテスト対策は就活開始とともに始めましょう

問題集を一冊完璧にするだけで対策は十分です。繰り返し問題に取り組んで、問題の型と解き方を覚えれば高得点を狙うことができます。1日15分〜30分で良いので、Webテスト対策は毎日欠かさず行いましょう。

④面接練習

面接は、 とにかく経験して慣れることが重要です。場数を踏むことで、どんな質問をされるのか、どう答えたら良いかが自然と分かってきます。

大学のキャリアセンターやOB訪問でお願いしたり、友人同士で面接練習をしたりして積極的に練習しましょう。面接練習を行ったら、必ずフィードバックをもらってその都度改善することで、志望企業の面接までにレベルアップできます。

遅れを挽回するためのポイント

4月から就活を開始すると、早くから就活を始めている人と比べて「半年以上」の差が生まれています。この差をなるべく早く埋めるためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。

・効率を重視する
・周囲の人を頼る
・スキマ時間を活用する

①効率を重視する

就活に出遅れてしまった人は、効率を意識して対策することが何より重要です。就活に必要な力は、実際に選考を経験することで自然と上がってきます。特に自己分析や企業研究など 時間がかかりそうなものは、他の対策と並行して行いましょう。

例えば、面接練習をして質問に対する回答を考える中で自己分析を深めたり、OB訪問をする中で企業研究を深めて志望動機を詰めたりするなど、工夫すれば効率的かつ確実に対策を進められます。

②周囲の人を頼る

すでに内定をもらっている友人にアドバイスをもらったり、身近な人に他己分析をお願いしたり、大学のキャリアセンターで面接練習をしたりするなど、頼れる人にはとにかく頼ることが大切です。

周囲の人に頼ることで、就活を進める上で有利になる情報を手に入れられたり、自分が改善すべきポイントを見つけてもらったりできます。

③スキマ時間を活用する

移動時間中にWebテスト対策に取り組む、空きコマやアルバイトの休憩中に面接頻出質問の回答を考えてみるなど、スキマ時間を活用することで、遅れを取り戻しましょう。

ただ、1日中就活のことを考えているのは疲れるかもしれません。1日の中で就活のことを考えずに好きなことをする時間を決めて、それ以外の時間は就活に使うなど、 モチベーションを保つための工夫をしておくと良いでしょう。

【まとめ】4月からの就活でもポイントを押さえれば挽回を狙える!

4月から就活を始める人は、遅れを取り戻せるか不安に感じるかもしれません。しかし、ポイントを押さえてとにかく行動することで、4月からの就活でも間に合わせることができます。まずは、今後の就活スケジュールを立てることから始めましょう。

インターンシップガイドでは、実際に内定をもらった先輩のESや体験談も掲載しています。面接の雰囲気や選考フローを事前に知って対策をしましょう。


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