浪人が不安な人のための気持ちの切り替え方

現役で受験をした結果、浪人をすることに決めたあとは、さらに1年間志望校に向けて勉強に集中できるかどうか不安な気持ちになることと思います。ようやく受験が終わったと思ったのに、これからまた1年間という長い時間を「浪人生」としてしっかりとやっていけるのかどうか、そしてメリハリをつけて走り続けることができるかどうか不安な方に、浪人生活を前向きに過ごすための方法をご紹介します。

浪人が不安な人のための気持ちの切り替え方
目次

時間の過ごし方を気を付ける

1年もあるのか……と思っていても、なんとなく過ごしていては1年は意外とあっという間に過ぎ去ってしまいます。高校生の時のように毎日学校があったり、勉強の時間割があるわけではありません。予備校に通うという方も、予備校以外の時間の使い方はとても重要となります。そこで、時間の過ごし方についてポイントを2つ見ていきましょう。

時間割のように曜日ごとにやることを決めてリズム化する

1年後の受験に向けて、得意な科目や不得意な科目、そして志望校の受験科目などバランスよく勉強時間を割いていく必要があります。しかし、毎日勉強する科目を計画せずにその日の気分で勉強する教科を決めていると、得意な科目ばかりに手を付けていたり、あるいは受験までに到達すべきレベルまでたどり着けない可能性があります。
そこで、まずは1年後の受験までに到達していたいレベルから逆算し、各科目のバランスを考えてみましょう。
その次に、その配分を曜日ごとに時間割のように1日あたりの勉強量を割り当てて、紙などに書きこんでいきましょう。
毎日「10時間勉強する!」などと決めたとしても、終わりが見えないとやる気にはなれないものです。時間割のように「9時~10時は英語」「10時~11時は日本史」など決めておくか、あるいは「月曜日は英単語を100個覚える+日本史の問題集10ページ」など決めておくことで、たとえば時間割の間集中して勉強できれば夜はゆっくりする、早く終わった日には遊んでもOK、など「今は集中してあとで遊ぶぞ!」とメリハリのある勉強ができるようになります。

予備校の授業に合わせてメリハリをつけた生活スタイルを

予備校に通っている方は、予備校の授業に合わせてスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。たとえば週4回予備校の授業が午後からあるのであれば、その曜日は午前中は予備校の自習室でその日の自習をし、それ以外の曜日は1日休み、2日は自宅で苦手な数学デーとする、など予備校の予定に合わせて家にこもる日と自習室にこもる日を分けることでメリハリのある生活スタイルを保つようにしてみましょう。

悩みを共有できる仲間を作る

クラスメイトや部活の仲間などと毎日会うことができていた高校時代とは異なり、浪人生は孤独との戦いになってしまうことも少なくありません。予備校の仲間でも良いですし、同じように浪人している友人でも良いので、浪人生としての悩みを共有したり、相談したりできる仲間を作りましょう。もちろん、実家暮らしの方であれば家族でも構いません。素直に思っていることや悩んでいることを話せる相手がいて、ひとりで抱え込んでしまわないようにすることが大切です。

同じ予備校に通う仲間や同級生

予備校に通っている方であれば、同じ予備校で共に授業を受ける仲間と顔を合わせることができるでしょう。それぞれ自習室で勉強していても、お昼ごはんは一緒に食べるなどの機会があると良いですね。あるいは、同じ高校に通っていた浪人仲間などとLINEなどで勉強のわからないところを相談したり、スランプに陥ってしまった時には励まし合うなど、離れているときにも共感し合える仲間がいると互いに支えになります。特に、志望校が同じ友人であれば勉強方法や情報交換などもできるだけでなく、「あいつも頑張っているんだから負けていられない!」と良い意味でライバル心をもつことで頑張れる効果もあります。

予備校のチューターさん

悩みを共有できる相手や、支えになってくれるのは同じ浪人生同士だけとは限りません。予備校のチューターさんや、講師の先生との距離が近い教室であれば、困った時に相談に乗ってもらうのもおすすめです。これまで数多くの浪人生を見てきたチューターさんや講師の方は具体的かつ的確なアドバイスをくれるはずです。また、授業が終わったあとに軽く雑談をするだけでもほっとできることがあります。相談できそうなチューターさんや講師の方がいれば、ぜひ積極的に話しかけてみましょう。

時には息抜きも必要

浪人生は受験に向けて一生懸命に勉強をしなければならない……とはいえ、時には息抜きも必要です。1年間毎日寝ている時間以外ずっと勉強をし続けることは不可能です。上手に短い息抜きを挟みつつ、細く長く継続して勉強に集中できるようにリフレッシュする時間も必ず確保しましょう。

15分以内で終わる息抜きを探そう

たとえば、科目と科目の間に15分間自分の趣味や、好きなゲームなど息抜きの時間を設けましょう。ポイントは15分きっちりで切り上げて次の勉強に移ることです。それ以上の時間息抜きをしていると、ついつい息抜きの方に時間を割いてしまいます。
そこで、15分程度で勝敗がつくゲームや、タイマーをセットして休憩するなど、15分で切り上げるための仕組みをしっかり整えるようにしましょう。

ストレッチや散歩もおすすめ

長い間机に向かって勉強しているとどうしても運動不足になりがちです。同じ姿勢でいると肩や腰への負担もかかります。そこで、1時間に1回ストレッチをする習慣を身につけると良いリフレッシュにもなります。
また、週に1回程度は近所を30分程度お散歩してみるのも良いでしょう。息抜きと運動不足が解消できます。運動が好きな方は早朝のランニングなども気持ちが良いのでおすすめです!

最後に

長いようで実はあっという間の浪人生活。メリハリのあるスケジュールと仲間との共感や息抜きを上手に組わせて、しっかりと乗り越えましょう!


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