就職活動とはどういった行動のことを指すの?なぜ就活するのか、なにをやるべきなのか徹底解説!

大学生活も半ばに差し掛かってくると、就職活動が気になってくる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「就職活動って具体的にどういったもの?」と疑問を抱いている方に向けて、この記事では就職活動とはどういった行動を指すのかを解説します。また、就活をする理由や就活では何をやるべきなのかについてもご紹介します。

目次

就職活動とは?

就職活動(就活)とはその名の通り、「企業や官公庁などに就職するための活動」です。就職活動の形式には大きく分けて「新卒一括採用」と「中途採用」の2つがあります。

■新卒一括採用
新卒一括採用は大学卒業見込みの学生(新卒者)を決まった時期に集中して選考・採用する制度です。新卒一括採用では「入社後に成長が見込めるか」「辞めずに勤務し続けてくれそうか」など、将来を見据えた採用が行われます。

■中途採用
中途採用は就業経験のある人を採用する制度です。欠員が出た場合や増員が必要な場合など実施される時期が企業によって異なります。中途採用では「スキルを活かして即戦力して活躍できそうか」など、今の状態をもとに採用が行われます。

大学生の就職活動は「新卒一括採用」に基づく形式になります。
ハローワーク利用時も新卒一括採用による就職活動のために「新卒応援ハローワーク」と呼ばれる別窓口が設けられるなど、新卒一括採用と中途採用は別のものとして扱われるため、まずは自分が取り組む就職活動が「新卒一括採用」であることを理解しておきましょう。

なぜ就職活動するの?

「お金を稼ぐ」という目的のためだけであれば、就職活動は必ずしなければならないわけではありません。「起業する」「バイトを続ける」「フリーランスとして働く」といった形でも、お金を稼ぐことは可能だからです。
ただし、官公庁や企業などの組織に雇用されることを望む場合には、就職活動を行う必要があります。
就職活動によって組織に雇用されると、次のようなメリットとデメリットがあります。

■メリット
・毎月収入が安定する
・様々な福利厚生が得られる
・クレジットカードやローンを契約する際に必要な社会的信用が得られる

■デメリット
・仕事で成果を上げても収入がなかなか伸びない
・異動や転勤など指示されたことを拒むのは難しい
・働く時間や場所が拘束される

まずは自分が「組織に雇用される働き方」を希望するのか、それ以外の働き方を模索したいのかをはっきりさせましょう。自分の希望する働き方がぶれたまま「みんなしているから」と何となく就職活動を始めると、途中で迷いが生まれ、集中できなくなってしまうかもしれません。
よく検討した上で「組織に雇用されることを目指したい」という結論が出たら、就職活動を始めましょう。

就職活動では何をすべき?

一般的な就職活動では以下のような手順で進めていきます。

自己分析

まず取り組みたいのが「自己分析」です。自己分析とは自分の性格・価値観・長所・短所・好き嫌いなどを分析・理解する作業を指します。
自己分析は就職活動における次のような場面で役立ちます。
・志望する業界・企業や職種などが絞れる
・「給与の高い職場がいい」「休みが多い企業がいい」など自分に合った働き方が分かる
・エントリーシートや面接で問われる「自己アピール」や「長所」にしっかり答えられる ぜひじっくりと腰を据えて自己分析に取り組みましょう。

業界・企業研究

自己分析の過程で「こういう業界がいいかな」「こんな企業で働きたい」というイメージが持てたら、そのイメージをより具体的にするために「業界・企業研究」に取り組みます。 就職四季報や業界研究本などの文献、企業のホームページや会社説明会などを活用して情報を収集しながら、志望する企業を絞っていきましょう。
ある程度、志望業界や志望企業が絞られたら、OB・OG訪問やインターンシップを利用してさらに理解を深めます。

■OB・OG訪問:企業で働く先輩を訪問して、外部からでは分かりづらいリアルな働き方や面接では聞けない質問などが行える場です。
■インターンシップ:企業が学生に就業体験を提供する機会です。アルバイトのように給与を受け取りながら数ヶ月から数年間働く長期のインターンシップもあれば、グループワークや職場見学を中心とした数日から数週間の短期間のインターンシップもあります。

「企業でのリアルな働き方」が分かれば、入社してすぐミスマッチを理由に退職するリスクを防げます。

エントリーシートや筆記試験による書類選考

企業に対して「選考を受けたいです」という意思を示すのが「エントリーシート」です。エントリーシートでは志望動機や自己PRに加え、「学生時代に打ち込んだこと」がよく問われます。慣れれば難しくないエントリーシートも初めて書く際には戸惑い、時間がかかります。早めに対策を始めるのがおすすめです。
また、「一定以上の学力」や「適性」をチェックするために筆記試験の受験が求められる場合も少なくありません。就職活動でよく用いられている筆記試験である「SPI」や「玉手箱」は大学生であれば十分対応できる難易度であるものの、出題形式が独特だったり、制限時間が短かったりと、事前に対策していない状態ではうまく得点できない可能性があります。一度問題に触れ、苦手な部分だけでも対策しておきましょう。

グループディスカッションや面接による選考

無事に書類選考に通過すると、グループディスカッションや面接による選考に進むことになります。
自分の姿や言動が実際に面接官にチェックされますので、事前に家族・友人など第三者の目線から他者を不快にするような身だしなみや言動になっていないかをチェックしてもらい、問題点があれば改善しておくようにしましょう。
大学のキャリアセンターでもグループディスカッション対策や模擬面接などのイベントを実施していますので、上手に活用してください。

まとめ

就職活動は企業や官公庁などに就職するための活動です。安定した収入・福利厚生・社会的信用を得たいと考える人には、就職活動をして組織に雇用されるのを目指すのがおすすめです。
一般的な就職活動は以下のような流れで進んでいきます。
・自己分析
・業界企業研究
・エントリーシートや筆記試験による書類選考
・グループディスカッションや面接による選考
就職活動の流れを十分に理解して、計画的に行動していきましょう。


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