クリエイティブ職の就活でよく耳にするポートフォリオについて、理解が曖昧な方も多いのではないでしょうか。ポートフォリオとはどんなものかや作成方法などを解説します。
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- ・ポートフォリオとは
- ・ポートフォリオの媒体
- ├紙のポートフォリオ
- └Web媒体のポートフォリオ
- ・ポートフォリオの作成手順
- ├タイトル・コンセプトを決める
- ├ポートフォリオの載せる作品を用意する
- └ポートフォリオを作成する
- ・ポートフォリオの構成
- ├表紙・背表紙
- ├目次
- ├自己紹介
- └作品紹介
- ・ポートフォリオ作成時の注意点
- ├作品数は10作品前後
- ├企業に合わせたポートフォリオを作成する
- ├作品の掲載順を考える
- ├ファイル形式に気を付ける
- └自分にできることの幅が伝わるよう意識する
- ・最後に
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは、日本語に直訳すると「書類を運ぶためのケース」という意味の言葉です。ここから、一つにまとめたものという意味で用いられます。就活では、実績、力量を示すための「その人自身の作品集」という意味で用いられます。主に、デザイナーやクリエイター職での就活で求められます。
ポートフォリオの媒体
紙のポートフォリオ
面接では紙のポートフォリオを求められることが多いです。A4、A3のファイルにプリントしたポートフォリオを入れて作成します。
Web媒体のポートフォリオ
時間に余裕がある場合は、自身でドメインを取って、ポートフォリオサイト作成にチャレンジするのもよいでしょう。ワードプレスを使って自身で作成するのが、最も自由度が高いです。無料のテンプレートも豊富にあるので、効率よく利用しましょう。
無料で簡単にポートフォリオサイトを作成できるサービスも豊富にあります。状況に応じて、自分に合った方法を選択しましょう。
無料サイト:ジンドゥー(Jimdo)、PORTFOLIOBOX、Wix、Tumblr、MATCHBOX、salon.io、Behance、Ameba Ownd、Strikingly など
ポートフォリオの作成手順
タイトル・コンセプトを決める
作品集のタイトルとコンセプトを決めましょう。採用担当者の目にとまるように、企業の求めるモノに沿ったテーマがよいでしょう。きちんと企業分析をし、企業がどのような人材を求めているのかはっきりさせたうえで、その能力をアピールできるようなポートフォリオにしましょう。
ポートフォリオの載せる作品を用意する
企業に合わせてテーマに沿った作品をそろえましょう。作品数が少ない場合は、新しく制作します。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオ構成に沿ってポートフォリオを作成していきましょう。ポートフォリオは、「自己紹介」と「作品紹介」という二大要素から成り立っています。「自己紹介」はもちろんですが、その他でもっとも注目されるのは作品制作時の思考やポートフォリオのコンセプトの制作過程です。作品の実績だけでなく、自分という人となりをも伝えられるよう、自己PRと作品構成を合わせて、作成していきましょう。
ポートフォリオの構成
表紙・背表紙
作品集のテーマに沿った表紙をつけるのが主流で、凝ったものでなくても大丈夫です。自分の名前も含め、作品集としてもまとまりをもたせつつ、自分らしさを出しましょう。第一印象で、センスをアピールする重要なポイントでもあります。
目次
PDFや紙でポートフォリオを提出する場合は、目次があると丁寧です。採用担当者にとってぱっと見て全体像が分かる目次は大変便利です。余裕があれば、ぜひ目次を付けましょう。
自己紹介
ポートフォリオの二大要素の一つである自己紹介です。プロフィールでは以下のような内容を掲載しましょう。あくまで例なので、指定がある場合はそれに従ってください。
・名前
・生年月日
・顔写真
・経歴
・スキルセット:資格、使用可能なツールなど
・自己PR:自身の強み、具体的なエピソード
作品紹介
ポートフォリオで最も重要な部分です。見る側の立場に立って、作品の掲載順序も考慮し、自分の長所が伝わるインパクトのある構成にしましょう。
・作品
作品は基本的に1ページに1作品、作品によっては、見開き1ページで大きく見せるのが良いでしょう。
・作品タイトル
何の作品であるか、作品名やプロジェクト名などを書きます。文字の大きさ、フォントでタイトルと分かるように工夫します。作品ジャンル等の補足を付けるのも良いでしょう。
・作業概要
画材、使用ソフトや製作期間などを記載しましょう。
・作品の目的や創意工夫、制作プロセス
作品を作るにあたっての自身の課題や目的、また注力したポイント、工夫したポイントを記載します。5W1Hを意識して、自分がどういう思考過程をたどって作品を制作したかを端的に記載します。面接などでは深堀りされるポイントにもなってくるので、ここがもっとも重要です。
・成果
受賞や評価などの成果があれば、記載しましょう。
ポートフォリオ作成時の注意点
作品数は10作品前後
ポートフォリオに載せる作品は、5〜10作品前後が理想で、ポートフォリオ全体で15〜20ページ程度に抑えるとよいでしょう。足りない場合は、ポートフォリオ用に新たに制作しましょう。紹介する作品が多いと印象に残りづらく、少ないと実力を判断しきれないと評価されてしまう可能性があります。
数が評価されそうならクオリティの低い作品でも多くのせるのがいいですし、納得のいくクオリティの作品を深堀りして紹介する方法もあります。企業の特徴や自分の現状に合わせて、臨機応変に対応しましょう。
企業に合わせたポートフォリオを作成する
ポートフォリオを作成するにあたって最初に決めたコンセプトを大事にしましょう。一貫性をもたせたテーマのあるポートフォリオを作り上げることは、人に自分の作品の魅力を伝えるプレゼン能力とも言い換えることができます。単なる作品のまとめではない一貫性のある一つの完成品に仕上げましょう。
作品の掲載順を考える
採用担当者は多くのポートフォリオを見る必要があるので、目を引くようなインパクトのあるポートフォリオにする必要があります。そのためには、自分の中で最も自信のある作品やインパクトのある作品を冒頭に持ってくることが大切です。
異なるジャンルの作品をまとめる場合は、企業が求めるスキルや雰囲気に沿った作品を冒頭に持ってきます。最後まで見てもらえる順番を意識して、全体を通して飽きない作品集にするとより良いポートフォリオになるでしょう。
ファイル形式に気を付ける
紙媒体で提出する場合、PDFを作成する場合、自身のサイトに掲載する場合もあります。企業が指定する形式を確認しておきましょう。
自分にできることの幅が伝わるよう意識する
自分の個性を発表するのも大事ですが、企業に有益となるような自分にできることの幅を伝えることも重要です。さまざまなタイプの作品を選ぶことも意識しましょう。
最後に
ポートフォリオは就活において、自分に代わって自分をアピールするものです。限られた情報の中で、いかに自分をアピールするかが重要になってきます。家族や友人にアドバイスをもらい、ポートフォリオをブラッシュアップしていくことも大事です。企業に自分の最大限を伝えて、ポートフォリオを自分の武器にしましょう。
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