内定は早い人でいつ頃もらえる?早期内定に向けた就活術やおすすめ業界を紹介

まだインターンの時期だと思っていたら、周りの人がすでに内定を手に入れたと聞き焦っている大学3年生もいるかもしれません。ほとんどの就活生はできるだけ早く内定をもらって安心感や自信を得たいはずです。

今回は、企業別の早期選考の時期や早期内定をもらうための就活術を詳しく解説します。

目次

内定は早い人でいつ頃もらえる?

経団連が定める就活情報解禁日は3月1日、選考解禁日は6月1日なので、6月1日以降に内定をもらえるのが一般的です。つまり、早期内定とは、大学4年生の5月までに出る内定と考えられます。

一部のコンサルティングファームや外資系企業、ベンチャー企業では、大学3年生の8月〜9月頃に内定を出します。これらの企業は選考の一環としてインターンを行い、インターン経由で内定を出す形をとります。

この時期に内定を出す企業はごくわずかですので、コンサル志望者、外資系企業志望者でない限り焦る必要はありません。

早期選考開始時期

①大学3年8月〜:インターン経由での早期選考開始

主にコンサルティングファームでは、優秀者の早期囲い込みを目的として、この時期にインターン参加者を対象に早期選考を開始します。インターンそのものを選考の一環とする企業もあるため、インターン経由で選考が実施される企業を志望している方は、インターンの時点で、本選考を意識した準備をしておく必要があります。

②大学3年10月〜:外資・ベンチャー・一部マスコミの早期選考開始

大学3年の10月からは、外資系企業、ベンチャー企業、一部マスコミの早期選考が開始されます。経団連に加盟している企業は原則大学4年の6月から面接選考を開始します。外資系企業やベンチャー企業では、経団連に加盟している大手企業に優秀者を取られる前に囲い込むために、早期に選考を開始します。

一部マスコミ、特にキー局と呼ばれる主要テレビ局は、大学3年の秋から選考を開始します。テレビ業界では、キー局の選考終了後に、ローカル局の選考が開始されるという慣習があります。

早期選考ルート

①インターンシップへの参加

インターンシップは早期選考ルートを手に入れるチャンスです。インターンシップの参加者全員に早期選考の案内をする企業もあれば、優秀者に特別ルートとして早期選考を用意する企業もあります。どちらにせよ、インターンに積極的に参加することでチャンスを掴める場合があります。

特に、秋以降に開催されるインターンは優秀な学生を早期に囲い込む目的で実施する企業が多いため、夏インターンに比べて早期選考につながりやすくなります。

②逆求人サイト経由のスカウト

プロフィールを作成しておくと、逆求人サイト経由で企業から早期選考のスカウトが届く場合があります。しかし登録しただけであったり、プロフィールが埋まっていないとスカウトは届きにくくなるでしょう。たくさんのスカウトを受け取るには、自己PRや過去のエピソード、自分の強みや弱みなど、できるだけプロフィールを埋める必要があります。

③OB・OG訪問

多くの場合、OB・OG訪問は自主的に行うものですが、企業側からOB・OG訪問を斡旋される場合もあります。その場合は、OB・OG訪問で高く評価されると早期選考に招待されることもあります。企業側からOB・OG訪問が斡旋された場合は、選考の一環だという意識を持ち、質問内容や身だしなみなど、入念に準備をした上で臨みましょう。

④リクルーター面談

インターンシップで高く評価された人や、説明会やセミナーなどのイベントに複数回参加して志望度をアピールしている人には、リクルーターがつく場合があります。リクルーター制度とは、人事部以外の社員が優秀な学生に早期に接触し、採用の補助をする制度です。リクルーターがつくと、何回か面談を繰り返して就活のサポートをしてもらうことができます。 その中で、リクルーターから早期選考の案内をもらえる場合があります。

早期内定をもらうための就活術!

①複数の就活サイトを使った情報収集

大手ナビサイトにしか登録していない方も多いかもしれませんが、大手ナビサイトは情報量が多いので情報を見落としやすいです。あるナビサイト限定で掲載されている情報もあるため、早期選考やインターンの情報は複数の就活サイトを使って集めるのがおすすめです。就活は情報戦です。とにかく情報を手にいれるツールを複数持っている人の方が、その分チャンスを多く掴めます。

②主体的にインターンに参加

インターンのグループワークで社員から高評価を得ることで、早期選考のチャンスを掴める可能性があります。グループワークで積極的に発言をしたり、プレゼンの際は堂々と発表するなど、主体的にインターンに参加することが高評価につながります。

社員との座談会がある場合は、積極的に質問をしましょう。座談会以外の時間でも、積極的に社員に話しかけることで顔と名前を覚えてもらいやすく、早期選考に案内されたりリクルーターがつく可能性が上がります。

③積極的なOB・OG訪問

多くの学生はOB・OG訪問を本格的に本選考が始まる直前から始めますが、企業側から斡旋がある場合に限らず、OB・OG訪問は3年生のうちから早めに行うことをおすすめします。 OB・OG訪問をすることで、OB・OGから完全紹介制のイベントや早期選考に案内されることがあります。

話を聞けるOB・OGが身近にいないという方でも、「ビズリーチ・キャンパス」や「Matcher」といったアプリでOB・OGを探すことができたり、大学のキャリアセンターで相談するとOB・OGを紹介してもらえることもあります。

④早いうちに就活仲間を作る

夏インターンに参加して大学3年生の早い時期に就活仲間を作ることができると、モチベーションを保つことができます。夏から就活を始めた人の中には、夏インターンで燃え尽きて、秋に中だるみしてしまう人が多くいます。しかし、秋以降のインターンの方が夏に比べて早期選考のチャンスを掴みやすいため、しっかりとモチベーションを保つことが重要です。

早期内定を狙えるおすすめの業界・企業

①コンサルティング業界

コンサルティング業界では、一番早くて大学3年の8月〜9月に内定が出ます。一般的な選考フローは、ES→Webテスト→ケース面接→ジョブ(インターン)→最終面接です。

ESからジョブにいたるまで、全ての選考段階で重視されるのが「論理的思考力」です。特に、ケース面接は入念に対策をしておかないと太刀打ちできません。コンサルティングファームの早期内定を狙うなら、大学3年の春から情報収集と選考対策を始めましょう。

②マスコミ業界

キー局と呼ばれる主要テレビ局では大学3年の秋から本選考を開始します。特に、アナウンサーの選考は大学の夏休み中に始まることもあるため、常にアンテナを張って情報を見逃さないようにしましょう。

テレビ局は毎年多くの学生がエントリーするため、その分倍率も高いです。特にアナウンサーの選考では、倍率が1000倍以上になることもあります。

テレビ局の選考では、志望動機でテレビに対する熱い思いを伝えることが重要です。日頃からテレビを観て、自分の志望するテレビ局の番組を研究しておきましょう。

③外資系企業

外資系企業は、経団連に加盟していないため、日系企業よりも早く選考が開始されます。 早いところでは夏インターンを実質的な本選考とし、夏インターンの参加者の中から内定者を選ぶ企業が多くあります。そのため、夏インターン経由での外資系企業内定を狙う方は、遅くとも大学3年(修士1年)になると同時に就活準備を始めることをおすすめします。

④ベンチャー企業

ベンチャー企業も外資系企業と同じく経団連に加盟していないため、大学3年(修士1年)の秋ごろと、比較的早い時期に早期選考が開始されます。

ベンチャー企業は、ベンチャー志望の人だけでなく、日系の大手企業志望者が、第一志望企業の本選考前に安心材料として早期内定を得る目的で受けることもあります。そのため、しっかりと対策した上で選考に臨む必要があります。

【まとめ】インターンに参加して、早期内定を狙おう!

早期選考には様々なルートがありますが、一番確実なのは、早期選考の案内があるインターンに参加することです。早期内定を狙う方は、自分の志望業界でインターン経由での早期選考を実施している企業を調べて、応募してみることをおすすめします。


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