「マイナビ2022年卒企業新卒採用予定調査」によると、企業が人材を見極める手がかりとして「コミュニケーションスキルなどの対人スキル」いわゆる「コミュ力」を重視していることが示されました。
ただし、注意したいのが就活で必要なコミュ力は友人関係でのコミュ力とは異なるという点です。そこで今回は就活で必要なコミュ力の定義とコミュ力の磨き方やアピール方法を解説します。

- ・就活で必要なコミュ力とは?
- ├自分の考えを簡潔に説明する力
- ├他者の話を正確に理解する力
- └他者と良好な関係を構築する力
- ・就活で必要なコミュ力の磨き方とアピール方法
- ├「結論→詳細→結論」の流れで話す
- ├発言や質問の意図を汲み取る
- └非言語的な情報にも気を配る
- ・まとめ
就活で必要なコミュ力とは?
就活で必要なコミュ力は「説明力」「理解力」「関係構築力」の3つです。それぞれ詳しく解説していきましょう。
自分の考えを簡潔に説明する力
就活で必要なコミュ力の1つ目は「自分の考えを簡潔に説明する力」です。
就活では自分の考えたことを相手に伝わる言葉として表現することが求められます。伝えたいことがあってもエントリーシートには回答を書く枠や文字数に制限がありますし、面接では回答時間が限られています。そのため、短時間で簡潔に伝えることも必要です。
このような説明力は入社した後も、上司への報告や顧客へのプレゼン等で活用されるスキルとなります。
他者の話を正確に理解する力
就活で必要なコミュ力の2つ目は「他者の話を正確に理解する力」です。
就活では採用担当者から投げかけられた質問の意図を正しく理解し、その意図に沿って回答する必要があります。また、グループディスカッションでは他の就活生の話を理解した上で、自分の主張を行ったり、グループとしての意見を整理したりすることも大切です。
このような理解力は入社後に上司からの指示を理解したり、ミーティングで意見をまとめたりといったスキルにつながります。
他者と良好な関係を構築する力
就活で必要なコミュ力の3つ目は「他者と良好な関係を構築する力」です。
ここまでご紹介してきた「自分の考えを簡潔に説明する力」や「他者の話を正確に理解する力」は言葉を介したコミュニケーションに関する能力でした。一方、「他者と良好な関係を構築する力」は言葉だけでなく、表情・話し方・身だしなみなど非言語的な関わりを通じて、他者に自分の魅力を伝え、「一緒に働きたい」「協力したい」などの好感を持ってもらうような力を指します。
就活で必要なコミュ力の磨き方とアピール方法
ここからは就活で必要なコミュ力の磨き方とアピール方法をご紹介します。
「結論→詳細→結論」の流れで話す
「自分の考えを簡潔に説明する力」を磨くには、「結論→詳細→結論」の流れで話すのが基本です。自分の考えを分かりやすく伝える代表的な方法としては「PREP法」や「SDS法」があります。
■PREP法
Point(結論)→Reason(理由)→Example(例)→Point(結論)の順に説明する方法です。
■SDS法
Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)の順に説明する方法です。
これらに基づいて自己PRを説明すると、以下のような形になります。
【Point/Summary】私の強みは継続力です。
【Reason・Example/Detail】私は小学生の頃からサッカーを続け、高校ではインターハイに出場しました。学業との両立に悩み、辞めようか考えたこともありましたが、学業の時間とサッカーの時間をはっきり分け、メリハリをつけて取り組むことで継続できました。
【Point/Summary】この私の継続力を御社の業務でも生かしたいと考えています。
「結論→詳細→結論」の流れが守られていると、「今から何の話をするのか」が示されているため、聞き手が話の流れを掴みやすくなります。また最後に「何の話をしてきたか」をまとめることで「要するにこの人は〇〇の話をしたかったんだな」と確認できます。そのため、自分の言いたいことが伝わりやすくなるのです。
発言や質問の意図を汲み取る
他者の発言や質問を受け止める際には「なぜこの質問をしているのか」「この人はどんな回答を求めているのか」を想像した上で答えましょう。万が一「意図が分からない!」と感じたら「私はあなたの発言の意図を〇〇だと受け止めたのですが、この理解で正しいでしょうか?」と確認しても構いません。
意図の確認を「失礼ではないか」とためらう方もいますが、勝手に推測してズレた回答をしてしまう方が相手を困惑させますし、「ちゃんと話を聞いていない」とネガティブな印象を与えます。不安な時はぜひ確認しましょう。
非言語的な情報にも気を配る
どれだけ言葉としては素晴らしい内容を伝えていても「寝ぐせがついた髪」「シワだらけのシャツ」「声が小さい」など、非言語的な部分でネガティブな情報を与えると相手からの好感度が下がり、良い関係を築けなくなってしまいます。
身だしなみ・表情・声の大きさや話す速度・姿勢の4つに注意して、面接に臨むようにしましょう。
まとめ
就活で必要なコミュ力は「自分の考えを簡潔に説明する力」「他者の話を正確に理解する力」「他者と良好な関係を構築する力」の3つです。
自分の考えを簡潔に説明する力を磨きたい方は「結論→詳細→結論」の流れで話すことを意識しましょう。また、他者の話を正確に理解する力を高めたい場合には、相手の発言や質問の意図を汲み取ることが大切です。さらに他者と良好な関係を構築するには、非言語的な情報にも気を配る必要があります。
これらのポイントを押さえ、ぜひコミュ力に自信を持った状態で就活に臨んでください。
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