強み・弱みを明確にするなら自己分析!伝え方のコツと例文も紹介

就活中は強みや弱みについて聞かれることが多いですが、「自分の強みがわからない」「弱みの伝え方が難しい」などの悩みを抱えている就活生も多いのではないでしょうか?

ここでは、強みや弱みを把握するための自己分析のコツや、伝え方のポイントについて解説します。強み・弱みの一覧や伝え方の例文もご紹介するので参考にしてください。

自己PRで必須!自分の強みや弱みを自己分析で把握して上手くアピールする方法
目次

強みと弱みを明確にする方法

自己分析

強みと弱みを明確にするには自己分析が一番おすすめです。これまでの経験や行動を一つずつ振り返り、強みと弱みに焦点を絞って自分なりに分析してみましょう。

自己分析について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

他己分析

家族や友人にあなたを分析してもらう、他己分析もおすすめです。自分とは違った視点を持つ人に聞くことで、自分では思いもしなかった強みや弱みに気づけることがあります。

「自分ではあまりそうは思わないのですが、親しい友人からはその場を仕切るのが上手だと褒められたことがあります」と、自分ではアピールしづらいことも伝聞でアピールすることができることもあります。

他己分析について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

診断テストを活用する

強みや弱みを明確にしてくれる診断テストもあります。自己分析がうまくできない、自己分析の結果に納得できないという場合は、こうした診断サービスを活用してみましょう。

しかし、診断テストの結果は参考程度にしておくのがいいでしょう。結果に一喜一憂したり、「憧れの仕事は向いていないかも」などと、自身の可能性を制限したりすることがないよう注意してください。

自己分析をしても強みと弱みがわからない?

好き・嫌いを書きだす

強みと弱みが思いつかない場合は、好きなことや嫌いなことを書きだしてみましょう。好きなこと・嫌いなことが思いつかない場合には、得意なこと・不得意なことでもいいです。

たとえば運動が嫌いだと感じているのであれば、なぜ嫌いなのかその理由を紐解いてみましょう。体を動かすのが嫌いだからなのか、チームワークが苦手だからなのかなど、好き嫌いの理由から自分の本質や傾向を把握することができます。

夢中になったことを書きだす

強みと弱みを明確にするというのは一旦置いておき、これまで生きてきた中で自分が頑張ったことや一生懸命打ち込んできたことを書きだしてみるのもいいでしょう。

子供の頃の習い事でもいいですし、部活動や趣味などでも構いません。何かに没頭した経験には、あなたの強みが影響していることが多いです。

成功・失敗体験を書きだす

成功体験や失敗した体験には、あなたの強みや弱みが関係している可能性が高いです。うまくいったことや、思い通りにいかなかったことを書き出してみましょう。

なぜうまくいったのか、またはいかなかったのか?その理由を掘り下げてみると、パターンが見えてくることがあります。「いつも中心的な存在でリーダーの役割を担っているな」「いつも挫折してしまうのは体力不足が原因のことが多いな」であったりなどです。

あるいは「どのようなグループに所属していてもいつも正義感にかられて動いていた気がする」など、自分の考え方やポリシーが見えてくることもあるでしょう。

就活で使える「強み」「弱み」の一覧と選び方

ここでは、就活の自己PRなどで使える「強み」と「弱み」の要素を一覧にして紹介します。

「強み」の要素一覧

自分を効果的にアピールするには、仕事でいかせる性格や能力を強みとして選ぶようにします。企業の求める人材や活躍している人はどんな人なのか調べてみるといいでしょう。

・根気がある
・継続力がある
・気配りができる
・細かいことに気がつく
・協調性がある
・チームワークが得意
・リーダーシップがある
・独創性がある
・忍耐力がある
・柔軟性がある
・向上心がある
・好奇心が旺盛である
・責任感が強い

「弱み」の要素一覧

弱みを選ぶ時にも、業界の特徴や企業の風土、希望する職種への適性などを考慮する必要があります。

・頑固である
・人見知りである
・優柔不断である
・飽き性である
・周囲に気を使いすぎてしまう
・積極性にかける
・神経質である
・心配性である

強みの伝え方

具体的なエピソードが必須

「私の強みは〇〇です」と言うだけでは説得力がありません。必ず具体的なエピソードを盛り込み、相手に納得してもらう工夫をしましょう。

エピソードは聞いている人がイメージしやすいように、できるだけ具体的に話すのがいいですが、要点を簡潔にまとめることを意識してください。

強みを伝える構成と例文

次のような構成にするとうまくまとまります。

①結論
②エピソード
③仕事でどういかすか

【強みを伝える例文】
私の強みは柔軟な対応力です。数ヶ月かけてサークルのイベント企画していたのですが、コロナの影響で中止が決定したことがありました。メンバーが楽しみにしていたので、どうにか開催できないかと考え、内容を大幅に変更してオンラインで開催したところサークルのメンバーや先輩たちにとても喜んでもらえました。この経験から困難な状況でもすぐに諦めずに代替案を考えてみることでやり遂げられると学びました。仕事で困難に直面した際にも、柔軟な対応力を発揮し成果につなげたいです。

注意すべきポイント

企業の求める人物像を意識する
強みを選ぶ際には企業の求める人物像を意識すると、より効果的なアピールとなります。事業内容や社風をしっかりリサーチして、もっともマッチしそうな強みを選ぶといいでしょう。

強みは一つに絞る
あれもこれもと詰め込みすぎると、主張がうまく伝わりません。強みがたくさんある人もいると思いますが、アピールする強みは一つに絞りましょう。

弱みの伝え方

改善策を盛り込むのがポイント

弱みを伝えるだけで終わらせいないようにします。弱みを自覚し、改善しようと努力していることをアピールすることが大切です。

「私は体力がないのが弱点だと把握しています。そのため、昨年からジムに週3回通い、体力の向上を目指しています」というように、弱みを弱みのまま諦めていないことをアピールできれば前向きな印象になります。

弱みを伝える構成と例文

次のような構成にするとうまくまとまります。

①結論
②エピソード
③改善策

【弱みを伝える例文】
私の弱みは、細かいところにこだわりすぎてしまうところです。大学時代に所属していたダンスサークルの発表会準備でも、振り付けの細かい部分にこだわりすぎて練習が予定通りに進まず、追加の練習日を設けることになってしまいました。

自分のこだわりで完璧にしようといつまでも頑張りすぎてしまうと、周囲の人に迷惑をかけることになると反省しました。ただがむしゃらに頑張るだけではだめだと気づき、期限を決めて目標に取り組むことを意識しています。

注意すべきポイント

「ありませんは」ダメ
不利になるから自分の弱みは言いたくないと思うかもしれませんが、「弱みはありません」はNGです。面接官が見ているのは、「自分を客観的に分析できているかどうか」「自分の弱点を克服するために努力できる人かどうか」だからです。

誰にでも弱みや不得意なことはあるので、「弱み」があること自体は問題ではありません。弱みを自覚していること、弱みを克服するために努力をしているかどうかが重要なのです。

致命的な弱みは避ける
「約束が守れない」「時間が守れない」など、人としてや社会人として常識がない印象を与える弱点は避けましょう。努力次第で改善できるような弱みを選ぶのが無難です。

人と関わることがメインとなる仕事で「人と話すのが苦手です」などと言ってしまうのも避けた方がいいでしょう。あまりに致命的な欠点や、「どう考えてもこの仕事に合わないだろう」と思われるような弱みはあげないことです。

最後に

自己分析は難しいものです。簡単には答えが出ないかもしれませんが、しっかり時間をかけて取り組むことでその後の就活がスムーズになるでしょう。特に強みと弱みは頻出の質問なので、明確にして効果的なアピール方法を考えておきましょう。

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