【例文】自己PRでチームワーク力をアピールする方法と注意すべきポイント

面接で自己PRする時、自分のチームワーク力を売り込みたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

実際企業はチームワーク力を備えている人を重視している傾向にあるので、強力な武器になります。

しかし、伝え方を間違えると面接官に十分に伝わりません。

そこでこの記事では自己PRで「チームワーク力」をアピールするのがどれくらい有効なのか、またその伝え方を紹介していきます。

この記事を読んでいただければ、上手なチームワーク力の伝え方がわかります。

目次

自己PRでチームワークをアピールすると面接で有利になる?

自己PRでチームワーク力をアピールするのは効果的です。ではどのような理由で有利・武器になるのかが説明していきます。

仕事は他人と一緒に働くことが多い

仕事は1人でするものではなく、いろいろな人と連携して進めていくものです。例えば、社内やグループ企業、提携先、さらにクライアントなどさまざまです。

社内でも経理や営業、総務などいくつもの部署があるでしょう。それぞれの部署と協力して連絡を取りながら仕事をしていかなければなりません。

つまりチームワークを最大限発揮して課題をクリアしていくのが仕事なのです。どんな仕事を選んだとしても、他人と接することなく全く1人で仕事をしている人はほとんどいません。

また企業は個々人の小さな力だけで仕事をしようとしているわけではなく、大きな仕事をメンバーみんなで成し遂げようとしています。

この輪の中にチームワークを乱し自分勝手な人がいては、いくら個人としての能力が高くても足を引っ張る存在となります。

「仕事は他人と一緒に働く」ことを前提としている職場では、チームワーク力を持っている人は戦力になると認められるのです。

業種に関係なくチームワークは評価される

人によっては「私はデザインの仕事だから人間関係はあまり関係ない」「運送業だからほとんど1人です」という人もいるでしょう。

しかし、デザインの仕事でも上司やクライアントなどと連絡を取りながら調整をしなければなりません。自分1人で判断して決めていたのでは、2度手間3度手間の問題が発生するリスクがあります。

主に1人でトラックを運転しているような人でも仲間が必ずいますし、助け合う場面は必ず出てきます。決して人は強みだけを持っているわけではなく、弱みも兼ね備えているものです。お互いの弱点を補いあうことで相乗効果でより良い仕事ができるようになるのです。

つまり、周りと上手に仕事をしていける能力を持っているということは、企業にとって重要なポイントなのです。

ここではデザインや運送業の仕事をたとえに出しましたが、どんな業種でもチームワークは企業にとって大きな力となります。そのため、どんな企業でもチームワーク力を持っている人は評価されるのです。

自己PRでチームワークを上手に伝えるためのポイントとは

自己PRでは自分のチームワーク力上手に伝えなければなりません。いくら自分にチームワーク力が備わっていたとしても、それを面接官に上手に伝えなければ評価されることはないからです。

ここでは面接官にしっかりと自分のチームワーク力を伝えるためのポイントを紹介していきます。

ちょっとしたテクニックを知っているだけでグッと評価を上げられるので、参考にしてください。

「結論」から「理由」の順番で話す

自己PRではまず「結論」を伝え、その後にその「理由」を説明するようにしましょう。これだけで話の内容が伝わりやすくなります。

日本では「起承転結」という流れが好まれる傾向にありますが、面接のように限られた時間内に要点を伝えないといけない場合には不向きです。

結論がわからないと面接官としては相手が何を伝えようとしているのかわからないまま話を聞かないといけないので、スッと話しが頭に入ってこなくなります。

一方、はじめに物事の結論がわかっていると、話しの方向性があらかじめわかります。すると、エピソードなどを話した時に結論の内容を補強できるので、より内容を記憶しやすくなるのです。

話の組み立て方・順番を変えるだけで伝わり方は大きく変わります。面接では結論を最初に述べてから理由や具体的な例を続けるように意識しましょう。

具体的なエピソードを準備しておく

結論から話をするのは面接時の基本ですが、それに加えて具体的なエピソードを用意しておかなければなりません。

冒頭で「私には人を引っ張る力がある」「協調性や仲間と力を合わせることを大切にしている」などと一番伝えたいことをいっても、その理由がなければ疑問が残ってしまいます。そのような疑問を払しょくするのがエピソードです。

例えば、部活などでチームが危険な状態に陥った時に、リーダーとして率先して提案したり行動したりしてまとめたような経験があれば、その経験の話をするといいでしょう。

あるいは、アルバイトなどで仕事を教えてもらったり、ミスをした人を助けたりした時にチームワークの重要性に気づいた、などのような話しでもいいです。

エピソードは具体的であればあるほど説得力を増すので、結果的にチームワーク力があることの証明になります。

注意点はエピソードを長々と話さないことです。エピソードは結論部分の補強ですので、長くなると飽きられてしまって逆効果です。具体的なエピソードをしっかりと準備しつつも、簡潔にまとめておきましょう。

企業ではどのように活かすのかも伝える

面接官が求めているのは、話しのうまさではありません。あくまで企業に役立つ人材です。

そのため、面接ではチームワーク力を活かしてどのようにして企業に役立つのか、あるいはどのような役割を果たせるのかに結び付ける必要があるのです。

自分には協調性や組織を引っ張っていける力があることを伝えた後は、それをどのように活かすのかを説明しましょう。

例えば、部活ではリーダーとして組織を引っ張ってきたので、その経験を企業でも活用できるとアピールできればベストです。

エピソードの話をする時は、入社後にどのように企業に活かせるのかまで道筋を立てておきましょう。

自己PRでチームワークを伝える時の注意点

自己PRでチームワーク力を伝える時は、やってはいけないことがあります。ここでは注意すべき点について紹介していきます。

エピソードでは面接官の目を見て簡潔に話す

面接で話している時は、しっかりと相手の目を見て話をするようにしましょう。

事前にどのような話しをするか準備をしておくので、それを考えながら話をします。そのため、斜め上を見ながら話してしまいがちです。また、人の目を見て話をするのが恥ずかしいという人もいるでしょう。

しかし、面接官からしたら目を見て話をできないということは、本当のことを話しているのか疑問になります。これでは話しがすべて正しかったとしても相手に正確に伝えることができません。

どうしても相手の目を見て話をするのが難しいという人でも、大切な部分だけは相手の目を見て話をするように意識しましょう。

もう1つの注意点は、簡潔にわかりやすく話すことです。せっかく強みをアピールしても話しが蛇足になると話にまとまりがなくなって、説得力が弱くなってしまいます。

面接時は①相手の目を見て②ズバッと簡潔に話すことを意識するようにしましょう。

まとめ

企業はチームワークを重視する傾向にあります。そのため自己PRでチームワーク力をアピールできるのは大きな武器です。

面接では結論から話して、チームワーク力を企業にどれくらい活かせるのか、エピソードを交えて話すようにしましょう。

できるだけ具体的な内容であればあるほど説得力が増すので、内定を貰いやすくなります。


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