志望動機で弱い・薄いと言われるものにはどんな特徴がある?対処法は?

書類選考や面接時においても、志望動機が弱い・薄いという理由で落とされてしまう学生は少なくありません。むしろ多くの学生の志望動機は弱いと人事に思われています。弱い志望動機とはどのような特徴があるのでしょうか。対処法と一緒に解説します。

志望動機で弱い・薄いと言われるものにはどんな特徴がある?対処法は?
目次

志望動機は選考を通過するための重要なポイント!

志望動機は就活を進めていくうえでとても重要な要素です。志望動機とはその企業に入社したい理由なので企業側としても学生の志望度や熱意を知るために、エントリーシートや面接で必ずきかれます。

自己PRと違い、業界や企業によって新しく考えたり、修正する必要があるなど面倒くさいと感じている人も少なくないでしょう。使いまわすことももちろんできますが、使いまわしたフレーズは弱い・薄いと感じられてしまう可能性があります。一社一社の志望動機をしっかり考えることが重要です。

弱い・薄いと思われる志望動機の特徴

どのような志望動機が弱い・薄いと取られてしまうのでしょうか。それは誰でも書けるような説得力がなく、その学生の情報が伝わらないものです。特に薄いと判断されてしまうような志望動機の特徴をいくつか解説します。自分の志望動機と比べてみてください。

業界や企業の特徴を述べただけ

業界や企業の特徴を述べただけの内容は志望動機として不十分です。業界や企業の研究・分析はとても重要です。企業に入社したい理由としてその業界や企業の特徴・魅力に思っている点を述べることは悪くありません。企業理解を伝える要素にもなります。

しかしただ単に業界や企業の特徴を述べただけのものは学生自身の情報が伝わってこないので説得力のある志望動機とは言えません。

どの業界や企業でも通じる内容を書いている

どの業界や企業でも通じるような内容は説得力に欠けます。そのような志望動機からは企業側から見ると自社や業界に対するこだわりや志望度の高さを感じることができません。

多くの学生のエントリーシート、志望動機に目を通している人事の方は使いまわした志望動機であることが見抜けてしまいます。自社へのこだわりを感じられない場合落とされてしまう可能性があります。

志望動機が弱い・薄いと思われるNGワード

憧れ・ファンである

商品を愛用している、ブランドのファンである、企業に憧れがある、などを理由に志望企業を決める学生は多いですが、これをそのまま伝えると志望理由としては弱い・薄いと思われてしまいます。

興味を持ったきっかけは憧れでもいいですが、それだけではないことを付け加えましょう。憧れの気持ちだけでなく、その商品やサービスに関わることを真剣に仕事として捉えているという姿勢をアピールすることを忘れないでください。

学びたい・成長したい

会社は学校とは違います。何かを学びたい、スキルを身につけたいと考えて職場を選ぶことは悪いことではありませんが、志望動機でそれを前面に押し出すのは得策ではありません。

「学びたい・成長したい」ということをいくらアピールしても採用には繋がりにくいからです。それよりも自分が会社にどんな貢献ができるのか、自分を雇うと会社にどんなメリットがあるのかをアピールすることです。

ビジョンに共感した

「御社のビジョンに共感して」というフレーズは注意が必要です。志望動機で使われることが多いため、採用担当者に「よくある志望動機」と思われる可能性が高いです。

しかし、企業のビジョンに心から感銘を受けてその理由を具体的に語ることができる場合は別です。誰でも言えるような志望動機とは違う、自分だけの志望理由が理論的に語れるならビジョンへの共感を志望理由にするのは悪くありません。

給料が高い・待遇がいい

「高収入が期待できるから」「福利厚生が充実しているから」など、待遇や条件がいいからという理由を志望理由にするのはおすすめしません。待遇や条件にこだわっていると思われると、「やる気がない」「仕事に熱意がない」という印象を与えるからです。

企業が採用したいと思っているのは、「どうしてもこの企業で働きたい」という熱意を持っている学生です。給料や条件だけではなく、企業や仕事に対して魅力的に感じる部分を探してみてください。

弱い志望動機を強い志望動機に変える方法

企業が志望動機を通じて知りたいことは学生の志望度の高さと入社後の可能性です。面接であれば追加で質問されることもありますが、エントリーシートでは限られた文字数で必要な情報を相手に伝えなくてはいけません。 他の学生と差をつける志望動機に変えるポイントを解説します。是非参考にしてみてください。

志望動機を一社一社作成、アレンジする

就活中は多くの企業にエントリーをするため一社一社志望動機を用意するのはかなり大変です。しかし志望している企業に対するこだわりが伝わるように志望動機を作成する必要があります。

就活の軸は変わらないとしても、何故その企業を志望するのか理由は異なるはずです。一社一社しっかりと企業研究と自分の価値観とのすり合わせを行い志望動機を書きましょう。全文を書き直さないとしてもアレンジして一つひとつこだわりを感じられるように作成しましょう。  

自分と企業がマッチしていることをアピールする

志望する理由を考える基準として重要なことがその企業と自分の価値観がマッチしているかです。企業の採用活動の目的は自社で活躍してくれる人材を探すこと、中でも自社に合う人材が欲しいと考えています。よって学生側も自分の強みや働くことへの考え方、企業へ共感したことなど企業へのマッチング度の高さをアピールするとより熱意が伝わりやすいです。

自分ならではの経験やエピソードで説得力を上げる

志望動機に説得力を持たせるには理由や根拠として自分ならではのエピソードを添えましょう。自分ならではの経験やエピソードは「何故そう考えたのか」という根拠になります。また他の学生とは違うオリジナリティを出せるのがこの部分です。

学生時代のアルバイトやサークル、ゼミ活動から留学やインターンシップまで様々な活動がありますが、オリジナリティを出すのに活動の規模は関係ありません。自分の経験やそこから得たものからどのように志望動機に繋がったのか、根拠がはっきりしていて論理的であれば説得力は向上します。

どのように企業へ貢献できるのか明確にする

企業への貢献や活かせる能力を明確にすると良いアピールポイントになります。例えば学生時代の経験から得たスキルや資格、自分の強みなどを入社後仕事でどのように活かせるのかを志望動機の締めに追加するとより内容に厚みができます。

自己分析と合わせて企業の求める人物像と照らし合わせてどのようなことが人事に響くのか研究しましょう。

志望動機が弱い・薄いと言われないために

会社の事業やサービスに触れる

実体験を盛り込むことで、志望動機に厚みがでます。その企業の商品を使ってみたり、お店を訪れたり、客としてサービスを利用するなどしてみましょう。

企業の商品やサービスを利用することで、その企業のいいところ・悪いところが見えてくるはずです。志望理由に、実際に商品やサービスを利用した感想を盛り込んでみましょう。客目線だけの感想だけでなく、自分が提供する側になったらやって見たいことなど考えてみるのもいいです。

内定を獲得した志望動機を参考にする

志望動機の書き方やポイントを把握したら、始めは良い志望動機の真似をしながら書くと力がつきます。人の文章をそのまま使うというわけではなく、どのような話の繋げ方をしているのか、論点をどこに置いているのかなど構成を参考にしてみてください。

「難関企業内定者の志望動機集」から、難関企業・人気企業の内定を獲得した学生が書いた志望動機をダウンロードすることができます。良い志望動機を参考にして自分の志望動機に磨きをかけましょう。

業界別!難関企業内定者の志望動機集

インターンシップに参加する

企業研究は十分にできているでしょうか?ホームページをちらっとみただけでは、弱い・薄いと思われる志望動機しか書けなくて当然です。

説得力のある志望動機を作成するには、企業をよく理解する必要があります。企業文化やその企業で働く人たちなどを知るには、企業のインターンシップに参加するのがおすすめです。

実際に職場を見学したり、仕事を体験したり、その企業で働く方の話を聞いたりして、はじめてわかることがたくさんあるはずです。自分で体験したことをベースにした志望動機は、オリジナリティと説得力があります。インターンシップに参加して、その体験を志望動機作成に役立てましょう。

最後に

志望動機は選考を通過する上でとても重要な要素です。他の学生としっかり差をつけられるように自己分析や業界・企業研究を徹底的に行いましょう。また自分ならではの話ができるようにインターンシップやOB訪問といった機会を積極的に利用し、情報を集めておくようにしましょう。

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