「スキルアップ」は就活生が企業を選ぶ上で重要な要素の1つです。成長できる環境があるかどうかは将来の働き方を大きく変えるため重視している学生も多いでしょう。
この記事では「志望動機にスキルアップは使えるのか」「新卒採用の志望動機をスキルアップにする際のポイントや注意点」「志望動機に入れるべき項目」について解説します。ES(エントリーシート)や面接対策の参考にしてください。
- ・「スキルアップ」を志望動機に使うのはあり?
- ├スキルアップ単体では難しい
- └企業の利益に繋がらない
- ・「スキルアップ」を志望動機に盛り込むときの注意点
- ├受け身にならない
- ├その企業でなくてはならない理由を入れる
- └どういうスキルを伸ばしたいのか具体的にする
- ・志望動機に書くべきポイント
- ├なぜその業界なのか
- ├なぜその企業なのか
- └入社してやりたいこと
- ・志望動機を具体的にするためには
- ├OB訪問で社員の就活時の志望動機を聞く
- └インターンで志望動機を明確にする
- ・最後に
「スキルアップ」を志望動機に使うのはあり?
スキルアップ単体では難しい
そもそも「スキルアップ」を志望動機に用いるのはアリなのでしょうか?
結論からいうとスキルアップのみで志望動機を作成するのは難しいです。志望動機はあくまで企業が学生の熱意を見たり、本当に学生とその企業がマッチしているのか見極めるためのものです。事業内容や職種、これからの計画などその企業らしさから志望動機を作成するようにしましょう。
企業の利益に繋がらない
それではなぜスキルアップ単体の志望動機は難しいのでしょうか。それは社員がスキルアップしただけでは企業の利益に繋がらないからです。成長したい、スキルをつけたいというのは就活生の願望であり企業目線ではありません。そのスキルを用いてどんな仕事を成し遂げたいのか、会社にどう貢献したいのかを明確にする必要があります。
「スキルアップ」を志望動機に盛り込むときの注意点
受け身にならない
スキルアップのために研修や設備など、会社に求めることばかり並べてしまうと「受け身で主体性がない」との印象を与えてしまいます。スキルアップをアピールする場合は、そのために自分がどうするのかをセットにしましょう。例えば、「○○研修を受ける」「○年目に△△に挑戦する」などです。
その企業でなくてはならない理由を入れる
特定の企業でしか身につかないスキルはあまりありません。例えば、ITスキルであればIT業界のどの企業でも身に付けられますし、営業スキルであれば営業職を持つ全ての企業で身に付けられます。そのため、そのスキルを身に付けるためにはその企業でないといけない理由を盛り込むようにしましょう。
どういうスキルを伸ばしたいのか具体的にする
漠然と「力をつけたい」「成長したい」と考えている就活生も多いと思います。就活の軸としてスキルアップを掲げる際はそこまで具体的にする必要はありませんが、志望動機にするならもっと詳しく書く必要があります。その企業でどんなスキルを身に付けたいのか明確にしましょう。
志望動機に書くべきポイント
なぜその業界なのか
志望動機に書くべきポイントの1つ目は、なぜその業界を選んだのかという理由です。
「業界→企業→部署」もしくは「職種→業界→企業」といった順番で書いていくと、納得できる志望動機になります。まずはどうしてその業界を志望しているのか明確にしましょう。
例えば金融業界の場合、「専門性やスキルを身に付けたいという軸で就活をしており、高い専門性が求められ、営業担当者の裁量も大きい金融業界に興味を持ちました」といった志望理由が考えられます。
なぜその企業なのか
志望動機に書くべきポイント2つ目は、なぜその企業を選んだのかです。一番企業が知りたいポイントであるためしっかり書きましょう。「社員の方の人柄が良かった」「若手でも裁量権を持って働けるから」など抽象的で他の企業にも当てはまることで終わらせず、「○○という事業を若手社員がメインとなって進めているところが魅力的だった」など具体的な例を出しましょう。
入社してやりたいこと
志望動機に書くべきポイント3つ目は、入社してからやりたいことです。自分がどんな事業に興味を持っているのか伝えることで、志望度の高さを示せます。
また、入社してやりたいことを先に決めてから企業研究を行うのもおすすめです。特に、事業内容が幅広い企業はどこまで企業研究をやるべきかわからなくなります。自分の興味のある事業を深く調べることで、独自性のある志望動機を作成できます。
志望動機を具体的にするためには
OB訪問で社員の就活時の志望動機を聞く
その企業でどのようなスキルを身に付けられるのか曖昧な場合は、OB訪問で実際に働いている社員の方に話を聞くのがおすすめです。その社員の方が就活の際に使っていた志望動機や、入社してから身に付いたスキルについて聞くことで、志望動機を具体的にするヒントになります。
インターンで志望動機を明確にする
インターンシップは実際の業務内容を体験できる場です。ホームページだけではわからない事業の説明が聞けたり、社内の雰囲気を感じられたりする機会であるため、ぜひ参加しましょう。
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最後に
新卒の志望動機をスキルアップにする際には、スキルアップ単体ではなく「そのスキルを用いてどのような仕事を成し遂げたいのか、会社にどう貢献したいのか」を明確にする必要があります。インターンシップやOB訪問を活かし、入社後にどのようなスキルを身に付け、会社に貢献できるのかを具体的にしましょう。
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