就職活動で提出するエントリーシート(ES)を訂正したい時に、修正液を使って良いのか迷う学生さんもいるのではないでしょうか。
ESは各企業で必ずと言っていいほど提出を求められますが、同時期に各企業のエントリー受付が開始されるため、学生は短期間で多くのESを作成しなければなりません。
その際に内容を間違ってしまうこともあると思います。ほとんど書き終わった状態で間違えてしまうことも…。ESを間違えてしまった場合、修正液は使用して良いのでしょうか。今回はESを間違えた際の対処法についてご紹介します。
- ・ESに修正液は使用して良いの?
- ├①修正液の使用はNG
- ├②なぜ修正液を使用してはいけないのか
- ├③他に使用NGなものはあるのか
- └④ESを書く時は何を使えばいい?
- ・修正液を使用せずESを訂正する方法は?
- ├①1から書き直す
- └②予備の紙がない場合は二重線に訂正印
- ・修正液には頼らずにESのミスを防ぐ対策
- ├①予めコピーを用意しておく
- ├②鉛筆で下書きをしておく
- ├③PCに下書きをしておく
- └④第三者に添削してもらう
- ・修正液も使えない!もしもES送付後に間違いに気づいてしまったら
- ├①まずは気持ちを切り替える
- ├②重要な情報を間違えたことに気づいたら
- └③中には気にしない企業もある
- ・まとめ
ESに修正液は使用して良いの?
そもそもESの訂正に修正液は使用して良いのでしょうか。ここでは修正液の使用の可否についてご紹介します。
①修正液の使用はNG
結論から述べると、ESで修正液は使用してはいけません。日常で修正液を使用することはあるかもしれませんが、ESでは使用はNGです。例え最後の一行で間違っても使用しないようにしましょう。
②なぜ修正液を使用してはいけないのか
そもそも企業に完成度の低い書類を送る時点でマナー違反にあたります。受け取った相手がどのように感じるのか想像できない人であり、適当に仕事をする人だと捉えられかねません。
それ以上に修正液を使用してはいけない理由は、書類偽造の恐れがあるからです。修正液を使用できるということは、誰でも書類を改変できることになってしまいます。企業にマイナスの印象を与えるだけではなく、最悪の場合ESそのものが無効になってしまうこともあります。そのため修正液は使用できないのです。これは社会に出てからも同様のルールになりますので覚えておきましょう。
③他に使用NGなものはあるのか
修正液と同様の理由で、消せるボールペンも使用できません。後から誰でも書き直すことができてしまうためです。
消えるボールペンは熱で消えるので、郵送時にこすれて先方に着く頃には文字が消えている…ということになりかねません。鉛筆やシャープペンも、消えてしまったり消して書き直したりすることができるので使用はNGです。
④ESを書く時は何を使えばいい?
ESを書く際は、必ず黒のボールペンを使用しましょう。太さに決まりはないですが、筆ペンやマジックペンは逆に太すぎてしまうので避けた方が良いです。ESの書く欄は限られているので、誰が読んでも分かりやすい大きさと太さで書くためにも黒のボールペンを使用しましょう。
修正液を使用せずESを訂正する方法は?
実際、ESを間違えてしまうことはかなりの確率で起こります。緊張しているからこそ間違えてしまったり、書き直したくなったりすることもあるでしょう。その際に修正液を使用せずにどう対応すればいいのか、正しい方法をご紹介します。
①1から書き直す
間違えてしまった場合は、新たにESを作成しましょう。そのために予備のESを事前に用意する必要があります。ESのコピーを事前にとっておくと良いでしょう。
②予備の紙がない場合は二重線に訂正印
もしも予備のESを用意していなかった場合は、訂正箇所を二重線で引き訂正印を押しましょう。これは唯一認められている訂正方法で、社会に出てからも正式な書類を訂正する際に行うことなので覚えておきましょう。
訂正印は認印を使用するのがマナーであり、シャチハタ・実印・銀行印はあまり望ましくありません。
またいくら正しい方法といっても修正箇所が多いと印象が悪いため、3か所までに留めておきましょう。それ以上間違えてしまった場合は書類が訂正印だらけになってしまうので、①のように1から書き直すのが良いでしょう。
修正液には頼らずにESのミスを防ぐ対策
訂正方法をご紹介しましたが、そもそもミスを防ぐ方が効率的です。ESは短期間で多くの企業宛てに書く必要があるためミスが多発します。それを予防する方法をご紹介します。
①予めコピーを用意しておく
ESは必ず事前にコピーを用意しておきましょう。企業からは1枚しか配布されないと思いますので、いつ間違っても良いように最低2~3枚はコピーを取りましょう。
②鉛筆で下書きをしておく
ESにいきなりボールペンで書き始めてしまうと間違える確率が上がります。そのため鉛筆で下書きをしてから清書するという手もおすすめです。
ただここで注意すべきポイントは、薄く書くということです。下書きの消した跡が残ってしまうと綺麗に見えないため、薄く書いて消しゴムでしっかりと跡を消すようにしましょう。
③PCに下書きをしておく
ESに直接下書きをする手もありますが、PCに内容を書いておくのもおすすめです。Wordなどに書き溜めておくと良いでしょう。ESに清書する時はPCを横に置いて書けばいいので楽ですね。
WEB上でESを提出する企業では、被っている内容に関しては部分的に文章をコピーして貼り付ければ良いので1から作成する必要がなく時短にもなります。
④第三者に添削してもらう
ESを書いていると日本語が変なところや文章が繋がっていないところなど、自分ではなかなか気づけないこともあります。そのため実際にESを書き始める前に、下書きの状態やPCに下書きをしたものを第三者に見てもらうのも一つの手です。
大学のキャリアセンター、親、友人など頼める人がいれば、一度ESを添削してもらうと第三者からのアドバイスがもらえるのでおすすめです。
修正液も使えない!もしもES送付後に間違いに気づいてしまったら
それでもESを書き上げて郵送・送信してから間違いに気づくこともあります。提出してしまった後ですので、非常に焦りますよね。その際の対処方法をご紹介します。
①まずは気持ちを切り替える
もう提出してしまったものは基本的には替えることはできませんので諦めましょう。過ぎてしまったことですので、まずは気持ちを切り替えることが大切です。
間違えてしまったことを悔いて、他の企業の就職活動に影響が出てしまうことの方が良くありません。提出してしまった企業からの連絡を待ちつつ、次の企業のESは必ず間違えないよう心がけましょう。
②重要な情報を間違えたことに気づいたら
基本的にESを再送することは、どちらが正しいものか企業側が混乱してしまうため避けた方が良いです。
しかし氏名・住所・連絡先・大学名など重要な情報を間違えてしまったことに気づいた場合は、選考に関わる情報ですので企業の担当者へ連絡をしましょう。企業の採用HPに採用担当窓口の連絡先などの記載がありますので、そこに電話かメールで連絡を入れることをおすすめします。
③中には気にしない企業もある
ESの判断基準は企業によって異なります。中には書いている内容を重要視するため、文章に支障をきたさない程度の間違いであれば特に気にしない企業もあります。
また面接時のマナー・社会人としての基本等を見ている企業もありますので、ESのミスに焦って失礼な対応をしないよう落ち着いて行動をしましょう。
まとめ
今回はESを訂正したい際の修正方法についてご紹介しました。ESを訂正する時は修正液を使うと書類偽造になってしますので使用はNGです。初めから書き直すか、コピーがない場合は二重線に訂正印を押すようにしましょう。
間違えないための対策としては、次のようなものがあります。
コピーを取っておく
鉛筆やPC上に下書きをする
第三者へ添削をしてもらう
色々と対策をご紹介しましたが、一番大切なのは丁寧に心を込めて書くことです。締め切りギリギリになって書くのでは丁寧に書くこともできず焦ってミスをしてしまいます。時間に余裕をもってESの作成に取組むようにしましょう。
就職活動では多くのESを書くことになります。最初に提出するESは企業に対する自己紹介・挨拶にあたる書類です。まだお互い直接会っていないからこそ、書類からの印象を少しでも良くするために事前の準備をしっかりしてESを提出するようにしましょう。
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