【例文あり】就活の面接でゼミについて聞かれた時の答え方を解説

就活の面接ではゼミ(研究室)について聞かれることがあります。ここでは企業がゼミについて聞く意図や面接での答え方のポイントについて解説します。面接官が知りたいポイントを意識しながら好印象を与える回答を仕上げていきましょう。

ゼミ活動
目次

就活でゼミについて聞かれる理由

研究内容が知りたい

純粋に研究テーマや研究内容について聞きたいという意図があります。ゼミでの研究テーマが企業の事業内容と親和性があれば、仕事で専門知識をいかせる可能性が高いからです。

関係ないテーマだと不採用になるというわけではないので、心配ありません。分野は違っても研究の経験や知識は仕事でいかせることが多いので、基本的にゼミ経験は評価対象となります。研究内容そのものよりも、説明能力を見ているケースも多いです。

研究に取り組む姿勢が知りたい

専門知識が必須の職種やポジションでない限り、企業は研究内容をそれほど重視していないものです。内容よりも研究過程、つまりゼミでどのような経験を積んできたのか、どんな姿勢で研究に取り組んできたのかを知ろうとしています。

企業の担当者は学生の研究に対する姿勢に注目し、企業の戦力となり得るのかを判断します。企業に貢献できる人材であることをアピールする伝え方を工夫する必要があります。

ゼミ経験のまとめ方のポイント

①研究内容は簡潔にまとめる

面接時間は限られているので、ゼミの研究内容はできるだけ簡潔にまとめます。とくに研究概要は一言で言い切るのがいいでしょう。続けて「研究過程でどのような発見があったか」「どんな学びがあったか」を説明します。

【例】
マザーグースの詩について研究しました。マザーグースの詩にはどのような特徴があるのかや、日本のわらべ歌との比較をまとめています。研究していくうちに、昔から大切にされているものにはある特徴があることに気づきました。それは伝統を重んじる御社の理念にも通じる点があると思います。

②ゼミでの体験を仕事に関連づける

研究テーマを企業の事業内容や仕事に合わせるのが難しいこともあるでしょう。その場合は、研究過程で得た体験を伝えましょう。それを仕事に関連付けることができれば、いいアピールになります。

【例】
・毎日図書館に通い続け、目当ての文献や研究に必要な資料を見つける努力をしました。粘り強く努力できる力を社会人生活でもいかしたいです。

・フィールドワークでは各地に足を運びました。持ち前のフットワークの軽さを営業の仕事でいかしたいと思います。

「資料を求めて東京から兵庫まで行きました」「朝の9時から夜の10時まで資料をまとめていました」など、具体的な表現を意識しましょう。

面接でゼミについて話す時のポイント

面接では詳しい説明で補足する

ES(エントリーシート)で書ききれなかったこともあると思うので、面接では研究内容にさらに詳しい説明を加えてみましょう。

どんな研究をしているのかを詳しく説明すると、内容が馴染みのないものでも「しっかりゼミで研究をしてきているな」と感じ取ってくれます。専門的になりすぎないよう、専門外の人でもわかるように説明することも大切です。

オリジナルのエピソードを盛り込む

主体的に研究に取り組んでいたことをアピールするために、自分なりに工夫したことや努力したことを盛り込むといいでしょう。

面接官の興味をひくような、オリジナリティのある話ができると効果的です。面接官が詳しく聞きたいと思うようなポイントやキーワードがあれば、面接中の会話が盛り上がりいい結果につながりやすくなります。

楽しそうに話す姿は好印象

面接中は、肩の力を抜いて、楽しく話すことを心がけてください。興味のあることについて、楽しそうにイキイキと話す姿は好印象です。仕事にも前向きで、意欲的に取り組んでくれそうだと思ってもらえるでしょう。

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面接でよくされるゼミについての質問

質問①ゼミの研究内容

企業の採用担当者はこの質問で、就活生の説明能力やプレゼン能力をみたいと思っています。いかにわかりやすく、興味深く説明できるかがポイントとなります。

専門用語を使いすぎると、知らない人には理解しづらくなるので注意してください。そのテーマについてまったく知識がない人でも理解できるようにわかりやすく説明することを心がけましょう。

質問②研究テーマを選んだ理由

担当者はこの質問から、学生の興味や関心を知りたいと思っています。興味・関心から企業との相性や職種への適性を見極めたいと思っている場合もあります。

企業の事業内容や力を注いでいる分野をリサーチしておき、ある程度親和性のある理由、関連が感じられる理由を協調するといいかもしれません。

質問③ゼミで苦労したこと

面接官はその学生が、「うまくいかない状況でどのように対処するか」「困難をどう乗り越えるか」について知りたいと思っています。仕事ではトラブルや困難はつきものです。予想外のトラブルが起きた時に、簡単に投げ出したり適当にやり過ごしてしまうような人では困るからです。

トラブルや困難にもめげずに粘り強く努力したことや、自分なりに解決策を考えて工夫したことを具体的に話せるよう準備しておくといいでしょう。

ゼミに入ってない人・途中で辞めた人は?

就活で不利になることは少ない

そもそもゼミに入らなかった人、ゼミを途中で辞めてしまった人もいると思います。いざ就活の時期になって、ゼミに入っていないことを後ろめたく感じている人もいるかもしれません。

就活で不利になりそうだからと隠したくなる気持ちもわかりますが、ゼミに入っていたかどうかが、採用・不採用に大きく影響するケースはほとんどないので心配しなくて大丈夫です。

他に力を注いだことを書けばOK

最近は研究や論文を書かなくても卒業できる学部や学科が増えています。ゼミに入らない学生や、気が変わって途中でやめる学生もめずしくありません。研究の実績がなくても、大学で学んでいたことや他に力を注いだことを話せば問題ないです。

しかし就活ではゼミについて聞かれることが多いのは事実です。参加しなかった人や途中で辞めた人は、「ゼミ以外に取り組みたいことがあったため」など前向きな理由が語れるよう準備しておく必要があります。

嘘はつかない

「ゼミに参加していないと就活で不利になる」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。ゼミ経験を語る就活生が多いと不安になることもあるでしょう。しかし、ゼミに所属していたと嘘をつくのはよくありません。

嘘をついても、面接で質問されるとうまく答えられなかったりして、面接官に「事実を話していないな」と感づかれることが多いです。ゼミにこだわる必要はないので、学生時代に学んだことをありのままを正直に語りましょう。

まとめ

就活の面接でゼミ経験を伝える際に大切なのは、成果よりもプロセスです。内容や実績は気にせず、学んだことや成長できた点について自信を持って伝えましょう。

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