【例あり】就活の自己PRを短文で作成するときのポイント

就職活動では絶対に避けて通ることのできないのが履歴書やES(エントリーシート)、面接での「自己PR」です。エントリーシートでは書き込めるスペースが限られていたり、面接では「1分以内」など時間制限があったりします。

就活の選考では「短い時間で相手に物事を伝える能力があるかどうか」を見られていることが多くあります。たくさんの学生を選考しなければならないため、短時間で判断しなければならないということもありますが、社会人になると簡潔に物事を伝えなければならないことから、その能力を重視する傾向にあります。

エントリーシートは短い文章で完結に書かれているか、面接では「1分以内」などの制限時間内に自分の伝えたいことを伝えられるかで判断しています。そこで今回は自己PRを短文で作成するときのポイントを解説します。

【例あり】就活の自己PRを短文で作成するときのポイント
目次

自己PRは短文でまとめよう

そもそも、なぜ自己PRを短文でまとめる必要があるのでしょうか。

社会人には簡潔にまとめる力が必要

社会人になると、短時間で簡潔に相手に物事を伝える能力が重視されます。ダラダラとまとまりのない話し方をすることはとても嫌われることなのです。

特に、社長や役員などトップの人間に話をする時、そこまでの立場の人でなくとも上司に物事を報告する際には、とにかく忙しい相手にいかに短時間で伝えるかを考えなければなりません。

就活では限られたスペースで自分をアピールすることが重要

人生を決める就活では、特に自分を売り込む自己PRで伝えたいことはたくさんあるかもしれません。しかし、伝えたいことを全て書いていては、エントリーシートの欄が足りなかったり、まとめるのに苦労したりするでしょう。

そこで、限られた時間や与えられた欄内で伝える力や、必要な所だけを選別し要約する国語力が求められます。必要な情報に絞った上で、自分の伝えたいことを簡潔に伝えることを心がけましょう。

自己PRを短文でまとめるコツとは

それでは、自己PRを短文でまとめるコツを解説していきます。以下のポイントを意識することでグッとまとまりやすくなります。

文章の一文は長くても70文字程度で区切る

文章を書くことが苦手だと感じている場合、句点で区切らずについついだらだらと書いてしまいます。しかし、一文が長いと相手は読みづらく感じるだけでなく、正確に意図が伝わりづらいことがあります。文章の一文は長くても70字程度を目安に句点で区切るようにしましょう。

結論から先に書く

特に自己PRの場合には、結論から先に書くことを意識しましょう。「私の強みは●●です」と言いきってから、その後に「なぜなら~」とエピソードや根拠を加える方法です。

読んでいる相手も、「●●が得意なのか」と頭に入った状態でその根拠を読むことになり理解がしやすくなります。

一度書いてから削っていく

いきなりまとまった簡潔な文章を書くことが苦手だと思う方は、まずは文字数を気にせずに好きなだけ書いてみましょう。ひと手間かかる方法ではありますが、一旦書いた後で読みづらい箇所や不要な部分を削っていくことで、客観的に見直す作業ができます。

コツとしては、書いてすぐに見直すのではなく、数時間~半日程度置いてから見直すと、書いている最中には気が付かなかった部分も冷静に気が付くことができます。

ポイントを押さえた例文

それでは、ここからは自己PRを短文でまとめた例文を紹介します。ポイントを押さえて簡潔に書くと、読みやすく伝わりやすくなることが理解できると思います。

エピソードを添える

まずは、エピソードを添えて理解しやすくした例文です。

私の強みは行動力です。自分には行動力があると思ったのは、アルバイト先の駄菓子屋でした。

勤務先の駄菓子屋ではスタッフが商品の値段を暗記してレジで都度、暗記した値段を入力しなければなりませんでした。しかし、間違いが頻発し新人さんの負担が大きかったため、私は商品の料金表を作成し、レジに貼ってみました。

その結果、入力間違いは週に20件程度もあったのが1~2件に減り、店長からも行動力を見込んでバイトリーダーを任されるようになりました。私の強みである行動力をいかして、積極的に行動を起こし顧客を獲得していきたいです。

具体的な成果を記載する

続いては、具体的な成果がわかる説得力のある自己PRの例文です。

私の強みは、コツコツと地道な努力ができるところです。大学1年生のときにいつか海外で活躍できる人材になりたいと考え、独学で英語の勉強を始めました。

大学の授業とは別に、毎日自宅で単語を1日10個覚え、リスニング力を鍛えるために英語のニュースを30分見ていました。

海外で活躍する人材になるには、実際に英語圏の人と話す機会も必要だと考え、大学に交換留学生として来ていた学生や外国人講師と英語で会話することを続けていました。勉強を始めて3年経ちますが、その結果TOEICで900点を取得することができました。

この経験を活かし、海外支社の多い御社でも英語力を生かして自社製品の魅力をより海外の方にも伝えることができる人材を目指したいと思います。

こんな短文自己PRはNG

要点がわからない

自己PRの要点は一つに絞りましょう。就活ではできるだけたくさんの長所や強みをアピールしたくなる気持ちはわからなくもありません。しかし、あれもこれもと詰め込みすぎると、どれも印象に残らないことになります。

短文でまとめるならなおさら、アピールポイントは一つに絞る必要があります。とくに結論は一言で簡潔にまとめましょう。

仕事で活躍する姿がイメージできない

自己PRで大切なのは、企業の採用担当者にあなたがその企業で活躍できると思わせることです。そのためには「強みや得意なこと、これまでに学んだことを仕事でどういかすか」を伝える必要があります。

働いている姿、その企業で活躍している姿をイメージできるような書き方を意識してみてください。強みを仕事でいかせることを伝えるには、企業の事業や仕事をよく理解しておく必要があるので、企業研究をしっかり行っておきましょう。

長所や強みが直接仕事に結びつかない場合は、努力したことやその過程で学んだことを仕事に結び付けられないか考えてみてください。

企業のニーズにマッチしていない

就活の選考で見られているのは、企業と学生との相性です。「社風に合いそうか」「希望職種への適性があるか」などがチェックされます。

そのため自己PRでは、企業の社風や求める人物像を意識してそこにうまくアピールできる文章を作成しましょう。

企業のホームページの情報だけではわからないことも多いので、OB・OG訪問やインターンシップなどに参加して、企業の雰囲気や活躍している人の特徴を事前にリサーチしておきましょう。

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最後に

自己PRを書く場合、ついついたくさんのことをアピールしたくなってしまいます。しかし、あえて簡潔に伝えたいことを厳選して書くことが就活では重要です。ポイントを参考にぜひチャレンジしてみましょう。


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