就活生のみなさん、就職活動は順調ですか?就活で重要な自己PRですが、「何をどうアピールすればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
今回は、就活には欠かせない自己PRで「コミュニケーション能力」を効果的にアピールする方法について解説します。部活やバイト、ゼミなど学生時代に頑張ったエピソードをもとにしたコミュニケーション能力のアピール例文もご紹介しますので、自己PRの書き方で困っている方はぜひチェックしてみてください。
- ・就活の自己PRでコミュニケーション能力をアピールするのはアリ?
- ├「コミュニケーション能力」の高い就活生は好評価
- └「当たり前」と思われないよう注意が必要
- ・「コミュニケーション能力」とはどんな能力なのか
- ├わかりやすく伝える力
- ├相手の話を理解する力・聞く姿勢
- └空気を読む力
- ・コミュニケーション能力をアピールする文章構成
- ├構成①アピールポイント
- ├構成②具体的なエピソード
- └構成③仕事でどういかせるか
- ・自己PRで「コミュニケーション能力」を効果的にアピールするコツ
- ├「コミュニケーション能力」を具体的な表現で言い換える
- └企業が求める人物像を意識する
- ・コミュニケーション能力をアピールするときの注意ポイント
- ├「コミュニケーション能力」が曖昧にならないよう注意
- └面接ではスムーズなコミュニケーションを心がけて
- ・コミュニケーション能力のアピール例文【部活編】
- ├部活でコミュニケーション能力を発揮する場面
- └自己PR文の具体例
- ・コミュニケーション能力のアピール例文【アルバイト編】
- ├バイトでコミュニケーション能力を発揮する場面
- └自己PR文の具体例
- ・コミュニケーション能力のアピール例文【ゼミ・研究編】
- ├ゼミ・研究でコミュニケーション能力を発揮する場面
- └自己PR文の具体例
- ・最後に
就活の自己PRでコミュニケーション能力をアピールするのはアリ?
「コミュニケーション能力」の高い就活生は好評価
就活の自己PRで、コミュニケーション能力はアピールポイントとなるのでしょうか?結論から言うと、コミュニケーション能力の高さはかなり有効なアピールポイントになります。というのも、企業はコミュニケーション能力の高い人材を常に求めているためです。
どんな仕事も一人ではできません。チームで成果を出していくことも求められますし、取引先やお客様など、多くの人と関わることは避けられません。
企業の採用担当者や面接官はコミュニケーションの大切さを熟知しているため、コミュニケーション能力をもった就活生を積極的に採用したいのです。
「当たり前」と思われないよう注意が必要
仕事をする際に「コミュニケーション能力」はとても重要ですが、社会人として当たり前の能力とも考える面接官や採用担当者も少なくありません。
「当たり前のこと」「ありきたりな自己PRだな」という印象を与えないように、伝え方を工夫する必要があります。効果的なアピール方法については、後ほどで詳しく解説します。
「コミュニケーション能力」とはどんな能力なのか
そもそも「コミュニケーション能力」とはどんな能力なのでしょうか?普段イメージしているコミュニケーション能力と、就活の自己PRで評価されるコミュニケーション能力とは少し違うので注意してください。
わかりやすく伝える力
就活の自己PRで評価される「コミュニケーション能力」は、物事をわかりやすく伝えることができる能力です。
「いつでも論理立てて話すことを心がけている」「説明がわかりやすいと褒められた」など、普段から意識していることや褒められた経験があれば、具体的なエピソードとして自己PRに盛り込むのがいいでしょう。
相手の話を理解する力・聞く姿勢
コミュニケーションでは「話す力」だけではなく、「聞く力」も大切です。むしろ「聞く力」の方が大切だと言えるかもしれません。話すことが得意な人は多いですが、聞くことが得意な人は以外と少ないからです。
事務の仕事でも営業の仕事でも、「話を聞く」ことは仕事の基本です。話を聞ける素直さやいろいろな意見を受け止められる柔軟さは社会人にとって必要なものです。
空気を読む力
「コミュニケーション能力が高い」というと、一般的なイメージでは「明るい」「友達が多い」「話すことが好き」などをイメージするかもしれません。
しかし就活の自己PRで評価される「コミュニケーション能力が高い人」は、場の空気が読めて、臨機応変に対応できる人です。
周囲のことを考えられる人、気配りができる人が、「コミュニケーション能力が高い人」と考えられます。
コミュニケーション能力をアピールする文章構成
構成①アピールポイント
まずはじめに、アピールポイントを明確にしましょう。「私の強みは〇〇です」と一言で言い切るようにします。
はじめからだらだらと話してしまうと要点が伝わりません。結論はできるだけわかりやすく、簡潔にまとめることを意識してください。
構成②具体的なエピソード
次に根拠となるエピソードを語ります。どんな主張にも必ず根拠が必要です。根拠がなく主張のみになってしまうと、自己PRが説得力に欠けるものとなります。
根拠として最も使いやすいのが自分が実際に体験したエピソードです。「コミュニケーション能力が強み」という主張を裏付ける、具体的な経験や体験談を盛り込みましょう。
構成③仕事でどういかせるか
就活の自己PRで大切なのは、アピールポイントを「仕事」と結びつけることです。ただ「コミュニケーション能力」があることをアピールするのではなく、仕事の場面でどのようにいかすことができそうかを伝えるようにします。
「人と話すのが好き」「友達が多い」などというのは、コミュニケーション能力が高いことは伝わるかもしれませんが、 就活の自己PRとしては弱いでしょう。仕事の現場でいかせることをイメージしやすい伝え方を意識してみてください。
【仕事と関連付けたアピール例】
・周囲と協力しながら仕事を円滑に進めていけるよう、常に相手の立場に立って考える姿勢をいかしたいと思います。
・営業でお客様と良好な関係を築くために、臨機応変に対応できる能力をいかしたいです。
自己PRで「コミュニケーション能力」を効果的にアピールするコツ
コミュニケーション能力を効果的にアピールするには、どんな点に気をつければいいのでしょうか?
「コミュニケーション能力」を具体的な表現で言い換える
ただ「コミュニケーション能力が高い」というだけでは、いまいちピンとこない面接官や採用担当者もいるでしょう。どんなことが得意なのか、もう少し具体的に伝える必要があります。
相手の意図を汲み取ることが得意なのか、それとも相手にわかりやすく伝えるのが得意なのか、いろいろなパターンがあると思います。自分はどんなことが得意なのか、掘り下げて考えてみてください。
・相手の立場になって考えることができる
・人の話をじっくりと聞くのが得意
・本音を引き出すのが得意
・相手に合わせるのが得意
・臨機応変に対応できる
・わかりやすく伝える能力が高い、説明が上手
・協調性があり、どんな人ともうまく付き合うことができる
「コミュニケーション能力」を効果的にアピールするために、別の言い方で表現できないか考えてみましょう。
企業が求める人物像を意識する
就活の自己PRを作成する際は、「企業の求める人物像」をイメージすることです。企業により社風、活躍できる人のタイプ、求められるスキルは異なります。
自己PRの内容が素晴らしくても、社風や企業イメージに合わなければ採用にはなかなかつながりません。企業の特徴や仕事内容をしかりリサーチして、その企業に効果的にアピールできる内容を練りましょう。
コミュニケーション能力をアピールするときの注意ポイント
「コミュニケーション能力」が曖昧にならないよう注意
「コミュニケーション能力」という言葉は非常に曖昧です。ただ「コミュニケーション能力に自信があります」と言うだけでは具体性にかけます。
自分がアピールしたい「コミュニケーション能力」が、伝える力なのか、聞く力なのか、場の空気を読む力なのか、はっきりさせましょう。
面接ではスムーズなコミュニケーションを心がけて
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする場合、面接での受け答えにも注意が必要です。「コミュニケーション能力に自信があります」と言っているのに、下を向いてボソボソと話していたら面接官は納得できないでしょう。
面接の際は、「挨拶の時は自然な笑顔で」「適度に目線を合わせる」「大きめの声でハキハキと話す」「面接官の話を最後まで聞く」、など好印象を与えるような態度や話し方を意識することも重要です。
だらだらと話さないよう気をつけたり、ポイントは簡潔にまとめることも大切です。会話のテンポも意識しながら、スムーズなコミュニケーションを心がけましょう。
コミュニケーション能力のアピール例文【部活編】
大学で部活をやっていたエピソードを用いると、効果的にコミュニケーション能力をアピールすることができます。
部活でコミュニケーション能力を発揮する場面
部活ではコミュニケーション能力が発揮される場面が非常に多いです。チームスポーツであればまさにメンバーとのコミュニケーションが重要ですし、個人競技でも練習ではメンバーとの協力が不可欠です。
自己PR文の具体例
私のアピールポイントはコミュニケーション能力で、具体的に言うと、コミュニケーションを通じてチームをまとめることが得意だということです。大学時代はサッカー部に所属しており、主将としてチームをまとめました。私が主将として何よりも意識したのがメンバーとのコミュニケーションです。主将はメンバー一人ひとりに働きかけ、チームを一つの目標に向けて導く存在であるべきだからです。
具体的にはメンバーとの効果的なコミュニケーションをはかるために部活用のノートを作りました。そこにメンバー一人ひとりの性格の特徴やプレーの癖などを書き出し、主将としてどう接していくかをまとめました。引っ込み思案なメンバーには激励の言葉をかけるようにするなどです。
結果として、メンバー間のコミュニケーションがよくなり、最後の都大会では優勝することができメンバーから感謝の言葉をもらうことができました。御社に入ってからも部活動で培ったコミュニケーションを通してチームをまとめる能力を武器に、仲間と共に目標を目指して邁進していきたいです。
コミュニケーション能力のアピール例文【アルバイト編】
アルバイトの経験でもコミュニケーション能力をアピールできます。
バイトでコミュニケーション能力を発揮する場面
家庭教師のような個人で動くバイトではなく、飲食店など他の仲間と一緒に動くアルバイトの方がコミュニケーション能力をアピールしやすいです。また、接客業や販売員などのバイトもお客さんとの間のコミュニケーションが不可欠ですのでまとめやすいでしょう。
自己PR文の具体例
私のアピールポイントはコミュニケーション能力で、具体的に言うと、多様な価値観や考え方を受け入れて柔軟にコミュニケーションがとれるということです。大学では留学生向けのスチューデントアシスタントとしてアルバイトをしており、国際交流イベントの企画運営を行いました。
企画内容としては様々な国からの留学生を集めた飲み会やスポーツ大会です。私が特に意識したことは文化の違いの把握に努めることです。例えば、飲み会では宗教的にお酒の禁止されているイスラム系の学生に配慮しソフトドリンクを多めに用意するなどです。文化の違いを知るために積極的にコミュニケーションをとりました。
国際交流イベントはいずれも成功し、参加者や他の企画メンバーから感謝の言葉をもらうことができました。御社に入ってからも高いコミュニケーション能力を武器に仕事を成功に導きます。
コミュニケーション能力のアピール例文【ゼミ・研究編】
ゼミや研究でもコミュニケーション能力をアピールできます。
ゼミ・研究でコミュニケーション能力を発揮する場面
ゼミや研究は決して一人では完結しません。教授やメンバーの協力が不可欠だからです。他者と議論し、一つの結論を導くためには相手の主張を適切に捉え解釈するといったコミュニケーション能力が必要となります。ゼミや研究ではそういった場面が非常に多いはずです。
自己PR文の具体例
私のアピールポイントはコミュニケーション能力で、具体的に言うと、コミュニケーションを通じて意見を引き出しまとめることが得意だということです。大学ではゼミリーダーとしてメンバーをまとめ、産学連携プロジェクトで企業から表彰をいただきました。
私のゼミでは産学連携プロジェクトと呼ばれる、民間企業と大学が合同で行う新規事業開拓プロジェクトに参加しています。私はリーダーとしてゼミメンバーをまとめることに尽力しました。私が最も苦労したことはメンバーの意見を適切に抽出し、全員が納得する結論を導くことです。そのためにはリーダーである私が積極的に議論の場を設けるなどして自分だけでなくメンバー同士がコミュニケーションをとれるようにしました。
結果、全員で導いた新規事業案が審査役の企業の方に高く評価され表彰していただくことができました。御社に入ってからもコミュニケーション能力を武器に、仲間と協力して仕事に取り組んでいきたいです。
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最後に
自己PRで「コミュニケーション能力」をアピールすることの有効性と、具体例をまとめました。コミュニケーション能力は社会で必ず求められる能力です。自己分析の結果、自分にコミュニケーション能力があると分かった方は積極的にアピールしていきましょう。
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