【例あり】自己PRで誠実さをアピールするときの書き方・答え方

自己PRで「私の強みは誠実さです」とアピールする就活生は少なくありません。しかし、この文章では採用担当者へのアピールとしては不十分です。自己PRで「誠実さ」を使う場合には採用担当者にあなたの魅力がしっかり伝わるように表現を工夫する必要があります。 そこで今回は、自己PRで誠実さをアピールする方法を例文と共にご紹介します。

目次

「誠実さ」は自己PRになる?

「誠実さ」もポイントを押さえれば、自己PRとして活用できます。

「誠実さ」を具体的にすればOK

自己PRで「誠実さ」をアピールすることは全く問題ありません。ただし、具体的な言葉で表現することを心掛けましょう。
「誠実な人」と聞いて、あなたはどんな人物像をイメージしますか?誰にでも分け隔てなく優しく接する人をイメージする人もいれば、自分に与えられた仕事を実直にこなす人をイメージする人もいるかもしれません。
このように「誠実さ」という言葉から連想するイメージは人によって異なります。そのため、「私の強みは誠実さです」と自己PRしても、アピールしたい誠実さが採用担当者にはしっかり伝わらない可能性があります。
そのため、誠実さをより具体的な言葉で表現し、誤解のないよう説明する必要があるのです。

「誠実さ」を示す具体的な表現とは?

「誠実さ」とは、人や物事に対して嘘偽りなく、真面目に向き合えることを指します。そんな誠実さをさらに具体的にする表現としては次のようなものが挙げられます。

■人に対する誠実さ
・誰にでも親切で思いやりがある
・いつでも礼儀正しく接する
・自分の欲に負けず他者に尽くせる

■物事に対する誠実さ
・自分の仕事や役割を最後までこなす
・決められた規則を守る
・困難な課題も粘り強く取り組む

このように「誠実さ」という言葉は、様々な意味合いを含んでいるのです。

自己PRで誠実さをアピールする方法

自己PRで誠実さをアピールするときには、次の3点に注意しましょう。

自分の「誠実さ」を分かりやすく伝える

自己PRで「誠実さ」をアピールする時には、誠実さをより具体的にイメージできる言葉に置き換えることが大切です。先ほどご紹介した「親切で思いやりがある」や「決められた規則を守る」のように、自分の誠実さにぴったりな言い換え表現を探してみましょう。
すぐに思いつかない時には、いつ・どんな体験を通じて「自分は誠実な人間だ」と思ったのか書き出してみます。また、誰かに「誠実だ」と言われた経験がないかなども思い返してみましょう。自分の「誠実さ」を構成する根拠となる体験がはっきりすれば、言い換え表現も見つけやすくなります。

「誠実さ」を生かしたエピソードを示す

「誠実さ」を具体的に示したら、次は誠実さを活かしたエピソードを紹介しましょう。あなたのことをよく知らない採用担当者にとって「私は親切で思いやりがあります」というアピールを簡単に信じることはできません。そのため、本当に誠実さを強みとして活かしてきた根拠を見せる必要があるのです。
1.どんな問題が起きたかを5W1Hを意識しながら話す
2.問題に対して誠実さをどのように活用したかを話す
3.誠実さを活用した結果を話す
これら3つのステップでエピソードをまとめると分かりやすく仕上がります。

自分の「誠実さ」が企業にどんなメリットを与えるか伝える

最後に「誠実さ」が企業にとってもメリットであることを伝えます。就活は企業が「一緒に働きたいと思える人材」「入社後に利益を与えてくれる人材」を求めて実施するものですから、就活生はいかに自分の誠実さが企業に貢献する能力であるかをアピールする必要があるのです。
そのためには企業が何を求めているかを理解することが不可欠です。企業が求めている「誠実さ」を知る機会としては会社説明会があります。また、インターンシップやOB・OG訪問では会社説明会よりもリアルな社員の声を聞けるため、そこで得た情報を活用すればさらに説得力のあるアピールを実現できるでしょう。

自己PRで誠実さをアピールするときの例文

私の強みは他者に尽くせることです。中学生の頃から現在まで市民ボランティア団体に所属し、地域の清掃活動や募金活動などに取り組んできました。定期的に活動を続けるうちに地域の方々に「今日もお疲れ様」「いつもありがとう」と声をかけていただけるようになりました。高校2年生の頃に募金がうまく集まらず困っていたときには地域の顔なじみの方が「ご近所さんにも声をかけてみるね」とおっしゃってくださり、結果として例年以上に多くの募金を集めることができました。
以上の経験から見返りを求めず他者に尽くすことは一見損なようですが、実際にはいざという時の支えてくれる人の輪を作る作業なのだと学びました。この他者に尽くす力は御社の営業職でもお客様と向き合う際に活かせると考えています。

最後に

自己PRで「誠実さ」をアピールするときには、誠実さの内容を具体的な表現に言い換えて、企業にとって魅力的な人材であることを分かりやすく示すことが大事です。
また、エントリーシートの自己PRで「誠実さ」をアピールしていた場合、面接でのあなたには「本当に誠実な人なのだろうか?」というまなざしが向けられます。そのため、ごまかそうとしたり嘘をついたりすると目立ちますし、「不誠実な人だ」とかえって否定的な評価につながる危険性もあります。
面接でも採用担当者からの質問を真摯に受け止めながら回答していきましょう。分からないことがあれば「分かりません」と嘘偽りなく答える勇気を持つことも大切です。


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