ゼミなどでプレゼンをする機会があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも大学生は社会人ほどプレゼン慣れしている人は少ないもの。就職活動の面接などで「プレゼン形式で自己PRをしてください」と言われると戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、プレゼン形式で自己PRをするときのポイントをご紹介します。
- ・プレゼン形式での面接では何を見ている?
- ├プレゼンの能力をチェックしている
- └どれだけ準備ができるかをチェックしている
- ・プレゼンは準備が9割!その手順とは?
- ├まずは構成を考える
- └結論の根拠は明確に
- ・スライド作成のポイント
- ├スライドは読みやすさ重視
- └写真や画像を盛り込む
- ・プレゼンの練習をしよう
- ├練習は覚えるくらい何度も!
- └人に見てもらったり、録画してみる
- ・気を付けたいポイントとは?
- ├話すスピードを意識して
- ├アイコンタクトを忘れずに
- └ジェスチャーを効果的に使う
- ・最後に
プレゼン形式での面接では何を見ている?
企業側がプレゼン形式で自己PRをさせる場合、何を見ているのでしょうか。
プレゼンの能力をチェックしている
社会人と比べ大学生は「プレゼン慣れ」していることはほとんどありません。しかし、社会人になると、プレゼンや発表の機会は少なくありません。
基本的な論理的思考ができるかということや、表現力・プレゼン能力があるかどうかを見ているのです。
どれだけ準備ができるかをチェックしている
プレゼンの能力は、事前の準備を入念に行うことでどんな人でも鍛えることができます。
企業の採用担当者は、「プレゼン(面接)に向けてどれだけ入念な準備をすることができるのか」といった、計画性や努力を見ているのです。
プレゼンは準備が9割!その手順とは?
それでは、早速プレゼン形式で自己PRをする際のポイントを見ていきましょう。どのような場面においても、プレゼンは準備が9割と言っても過言ではありません。緊張してしまうタイプの方や、本番に弱い、と思っている方でも準備をしっかりと時間をかけて行うことで上手なプレゼンをすることができます。
まずは構成を考える
まずは構成を考えましょう。いきなりパワーポイントを開いて投影資料を作り始めるのはおすすめできません。まずはどのような順番と流れで何を伝えるのかを考えることが大切です。
その際、冒頭で結論から伝え、その後その理由をエピソードなどを交えながら解説し、最後に結論を再度印象付ける、という流れが良いでしょう。
プレゼン形式で自己PRをする場合であれば、「私の強みはコミュニケーション能力です」と最初に一番伝えたい結論を言いきってしまってから、「なぜならこんな経験が~」というように具体的なエピソードを話し、最後に「このコミュニケーション能力を生かし、御社でも~」と締めるようにしましょう。
結論の根拠は明確に
さらに結論として伝えたいこと(前述の例で言えば「私の強みはコミュニケーション能力です」ということ)については、その根拠やなぜそう思うのかの理由についても明確に伝えるようにしましょう。
具体的なエピソードだけでなく、他の人から言われた言葉やそう思うようになった経緯までを順番に説明するようにします。ことで面接官にも「それは確かに強みはコミュニケーション能力だね」と思ってもらえる話し方になっているかどうかもを冷静に考えてみましょう。
スライド作成のポイント
スライドは読みやすさ重視
構成を決めたらスライドを作成していきますが、とにかく読みやすさを重視しましょう。どうしてもたくさんのことを伝えたい!と文字をぎゅうぎゅうに詰め込みたくなりますが、たくさん書いたからといってすべての文字が読んでもらえるわけではありません。
情報を詰め込むと、「見づらい」と敬遠されてしまいます。一番伝えたいことを大きな文字で見やすく書き、さらに図や写真も適度に使用しつつ、パッと見ただけで言いたいことが視覚的に伝わるようにしましょう。
写真や画像を盛り込む
スライドには、写真やイラストなどを盛り込んでみましょう。文章だけのスライドは単調で、聞いている人は飽きてしまいます。適度に画像を挟むことで聞き手の興味を惹きつけることが可能です。
プレゼンの練習をしよう
練習は覚えるくらい何度も!
そして、プレゼンをする上で最も大切と言ってもいいのが練習です。資料を読みながらプレゼンをするよりも、面接官の目を見ながら話す方が熱量は伝わります。
プレゼン慣れをしていない大学生は、とくに練習が大切です。何度も練習することでそのプレゼンに関してだけでも「話し慣れる」ことは可能です。
人に見てもらったり、録画してみる
何度も繰り返し練習をすると同時に、自分がプレゼンをしている様子をビデオに撮って見直してみると、客観視しやすいのでおすすめです。自分で話している時には気が付かなかった「あ~」「え~」といった口癖や、視線のクセなどを把握することができるでしょう。
家族や友人などに見てもらい、率直に感じたことを教えてもらうのもおすすめです。表情や姿勢、話すスピードなどの欠点は自分ではなかなか気づかないことも多いので、できるだけ自分以外の人に見てもらい客観的なアドバイスをもらうといいでしょう。
気を付けたいポイントとは?
ほかにも、プレゼン形式で自己PRをする際には気を付けたいポイントがあります。ついつい資料作りにばかり意識を集中してしまいがちではありますが、話し方や話しの流れまでも意識することで、より相手に伝わりやすいプレゼン内容になります。
話すスピードを意識して
緊張すると早口になってしまう人が多いです。早口でどんどんプレゼンが進んでしまうと聞いている人がおいてけぼりになってしまうことも。プレゼンではなるべくゆっくりと話すことを心がけてください。
話すスピードと同じくらい、「間」を意識することも大切です。大切なポイントの前では少し「間」をとることで、利き手の注意をひきつけることができます。
プレゼンの練習をするときは、「いつもより少しゆっくり目に話すこと」「たっぷりと間をとって話すこと」を心がけてみてください。
アイコンタクトを忘れずに
アイコンタクトも大切です。「覚えるくらい何度も練習をしましょう」と前述しましたが、面接官全員の目を見ながら笑顔でプレゼンするのと、ひたすらカンペをみながら下をむいて話すのでは、たとえ全く同じ内容のプレゼンをしたとしても、相手へ伝わるかどうかが大きく変わってきます。
紙を見ながらプレゼンをするとしても、時折面接官の方に視線を送るだけでプレゼンが伝わりやすくなります。面接官が複数いる場合は、バランスよく全員と視線を合わせるようにしましょう。
ジェスチャーを効果的に使う
プレゼン中は、身振り手振りを交えたりしながら全身を使って表現することを心がけてみましょう。ところどころでジェスチャーを効果的に使うと、聞いている人を飽きさせません。
例えば数字が出てきたらその数を指で表したり、大きさを伝える時は手で「このくらいですね」というように表現するといいでしょう。
最後に
プレゼン形式で自己PRをするというとついつい構えてしまうかもしれません。しかし、普通に自己PRをする場合にひと手間加えるだけでプレゼン形式になります。ポイントを押さえて、堂々と面接に挑みましょう。
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