自己PRで「積極性」をアピールしようと考えいる就活生も多いでしょう。しかし積極性をアピールする学生は多いため、ありきたりな文章では採用担当者の印象に残らない可能性が高いです。
ここでは「積極性」をうまくアピールするコツについて解説します。おすすめの文章構成、注意すべきポイント、アピール例文などもご紹介するので、就活のES(エントリーシート)・面接対策の参考にしてください。
- ・自己PRで積極性をアピールしてもいい?
- ├「積極性」とは
- └積極性を評価する企業は多い
- ・自己PRで積極性をうまくアピールするコツ
- ├オリジナリティを出す
- ├積極性を発揮してあげた成果をアピール
- └企業の求める人材を意識する
- ・積極性をアピールする自己PRの例文
- ├例文①サークル経験で積極性をアピール
- └例文②アルバイト経験で積極性をアピール
- ・自己PRで積極性をアピールする時の注意点
- ├積極性を勘違いしていないか
- ├マイナスの印象を与えていないか
- └面接中の態度に問題はないか
- ・最後に
自己PRで積極性をアピールしてもいい?
「積極性」とは
積極性とは、「進んで事を行う性質(三省堂 大辞林)」のことを言います。「みんながやりたがらないことをやる」「責任のある役割を進んで引き受ける」という性質で、もちろん職場でいかせる長所です。
積極性を評価する企業は多い
職場では「言われたことだけやる」「指示されるまで何もしない」という態度はやる気がないとみなされます。反対に、自ら考え率先して行動できる人は職場でも重宝されます。
とくにベンチャーのように成長スピードの速い企業は、積極的に仕事に取り組む人材を高く評価する傾向にあります。積極性がある人材を求める企業は多いので、積極性に自信がある方はどんどんアピールしていきましょう。
自己PRで積極性をうまくアピールするコツ
オリジナリティを出す
積極性をアピールする学生が多ことを考えると、アピールとして少し弱いもの事実です。他の就活生と差別化をするために、積極性を別の言葉で言い換えてみましょう。
・自ら考え行動できる
・周りを巻き込んでいく力がある
・チャレンジ精神がある
・失敗を恐れずに果敢に挑戦する
自身の積極性をうまく表現できる、自分なりのキャッチフレーズを考えてみてください。
積極性を発揮してあげた成果をアピール
ただ頑張っただけでは、評価の対象にはなりません。魅力的な自己PRにするには、積極性を発揮したことで導いた具体的な成果を提示する必要があります。
自己PRの文章に次のようなエピソードを盛り込めると効果的です。
・自ら考えて努力し成果をあげた
・周りの人を巻き込み目標を達成した
・率先して課題に取り組み問題を解決した
学生生活における「積極性」のエピソード例に多いのが、次のようなものです。
・立候補してサークル長になった
・ゼミのとりまとめ役を買って出た
・ボランティアに参加して率先して行動した
責任がある立場や役割に立候補したり、率先して引き受けたことはなかったか思い出してみてください。
企業の求める人材を意識する
就活の自己PR作成では、企業の特徴やその企業が求める人物像を意識することが大切です。どんなに優れた自己PRでも、企業に合わなければ採用には繋がらないでしょう。
企業の社風や文化、活躍している人の特徴などを調べてみてください。積極性をどのようにアピールするのがもっとも効果的か考えながら、エピソードを選ぶようにします。
積極性をアピールする自己PRの例文
例文①サークル経験で積極性をアピール
現状を打破するために周囲を巻き込みながら行動できる積極性が私の強みです。
大学では吹奏楽サークルに所属しています。当初サークルの活動はあまり活発ではなく、形だけの定期演奏会を行っているだけでした。中学・高校と吹奏楽の強豪校にいた私は、活動や雰囲気に物足りなさを感じていました。
私はサークルを盛り上げたいと考え、地域の老人ホームや幼稚園での演奏、地域イベントへの出演などを提案しました。部長に承諾してもらえたので、メンバーと一緒に演奏ができそうな施設や町のイベント事業部をまわりました。
多くの施設で快く応じていただき、演奏会をする機会が増えました。はじめは乗り気ではなかったメンバーも、人前で演奏し喜んでもらえることでモチベーションが上がり前向きに参加してくれるようになりました。
その後は日常的な練習に参加するメンバーも増え、定期演奏会も今までよりずっと盛り上がるようになりました。企画の仕事でも、周囲を巻き込みながら状況を改善する力を発揮したいです。
例文②アルバイト経験で積極性をアピール
私の強みは、自ら課題解決策を考え行動できる積極性です。
大学入学当初から続けている家庭教師アルバイトでは、中学生に数学を教えています。 成績アップに責任を持ちたかったので、生徒の苦手分野を強化できる工夫をしようと考えました。
自作の参考書や問題集を作ると生徒は喜んでくれ、苦手分野を避けていた生徒も前向きに取り組んでくれました。苦手を克服することができて保護者の方からも喜ばれ、評判を聞いた別の生徒さんからご指名をいただくこともありました。
仕事でも言われたことをやるだけではなく、成果を高める方法を自分なりに考えて行動し、売上に貢献できる人材に成長したいと考えています。
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自己PRで積極性をアピールする時の注意点
積極性を勘違いしていないか
就活の自己PRで「積極性」をアピールする際によくある間違いが、「とにかく頑張った」「必死に努力をした」というアピールをしてしまうことです。
「頑張る」「努力する」は、積極性があるのとは違います。「自ら進んで物事に取り組んだ」という自主性や積極性が主張できる自己PRになっているか注意してみてください。
マイナスの印象を与えていないか
積極性があることをアピールする時は、伝え方や表現に注意してください。伝え方を間違えると、「協調性がないのでは?」「周りが見えていないのかも」などの印象を与えてしまう可能性があります。
仕事では「積極性」も大切ですが、「チームワーク」や「協調性」があることも求められます。「自分勝手な人」という印象を与えないよう、表現を工夫しましょう。
面接中の態度に問題はないか
自己PRで積極性をアピールする場合、面接での態度や発言にも気をつける必要があります。面接での態度が「積極性のある人物像」とかけ離れていては、面接官は「本当に積極性があるのかな?」と疑問に思うでしょう。
小さな声でもじもじと話したり、ディスカッションで何も発言しないなどの態度はNGです。「大きな声でハキハキと話す」「逆質問をどんどんする」など、面接中も積極性をアピールするような態度や発言を意識しましょう。
最後に
就活の選考では一貫性を持たせることが大切なので、自己PRの内容と面接中の態度がチグハグにならないよう注意してください。面接中は明るい表情でハキハキと喋ることを意識するなど、積極性が感じられる態度で臨みましょう。
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