就活でボランティ経験について聞かれることがあります。しかし、ただボランティアの経験があるだけで評価されるわけではありません。伝え方にはコツがあり、注意すべきポイントもいくつかあります。
今回は就活でボランティ経験をうまくアピールする方法と例文をご紹介します。多くの学生が陥りがちな注意すべきポイントも参考にしてください。
- ・ボランティア活動は就活に有利?
- ├参加しただけでは有利にはならない
- └ボランティア経験は自己PRにしやすい
- ・ボランティア活動の伝え方
- └ボランティア経験におすすめの構成
- ・ボランティア活動を元にした自己PR例文
- ・ボランティア経験がなくても大丈夫
- ├ボランティアに参加したことがない場合は?
- ├一回しか参加したことがない場合は?
- └他の経験でアピールすればOK
- ・最後に
ボランティア活動は就活に有利?
参加しただけでは有利にはならない
ボランティア活動の経験があるからといって、就活で必ず有利になるとは言えません。企業に評価されるとすれば、そのボランティアの経験であなたがどんなことを学び、どのように成長したかです。
ボランティア活動をする大学生は多いため、ただ参加するだけでは効果的なアピールにとはならない可能性が高いです。他の学生と同じようなありきたりな自己PRにならないよう工夫する必要があります。
ボランティア経験は自己PRにしやすい
ボランティア活動は、自主性があること、行動力があることをアピールできる経験のため自己PRなどにしやすいのは事実です。ボランティア活動にいいイメージを持つ人は多いので、就活の自己PRエピソードとして盛り込むのにはおすすめです。
自主性がある人、行動力がある人を求めている企業は多いです。こうした魅力をうまくアピールできれば就活を有利に進めることができるでしょう。アピールする内容と伝え方が大切だということを忘れないでください。
ボランティア活動の伝え方
ボランティア経験におすすめの構成
ボランティア活動の経験について書く際には次のような構成にすると、まとまりやすいです。
①ボランティアに参加したきっかけ
②活動内容
③学んだこと
①ボランティアに参加したきっかけ
ボランティアに興味を持ったきっかけや、参加の決め手となったことが示されていると目的意識の高さが感じられます。「社会貢献のため」「見聞を広めるため」といった抽象的な理由ではなく、できるだけ具体的に説明しましょう。
②どんな活動をしたか
次に、どんな役割を担い、具体的にどんな活動をしたのかをわかりやすくまとめます。自分が工夫したことや、強みを生かして活躍できた場面、どのような点で苦労したかということを書くのもいいでしょう。
③学んだこと
ボランティアに参加して学んだことも伝えましょう。成長できた点、身に付いたスキル、自身の心境や価値観の変化についてでも構いません。
最後に仕事でどういかせるかまで書けるといいですが、仕事に直接結びつかないようであれば無理に仕事に触れる必要はありません。「興味を持ったきっかけ」と「学んだこと」がしっかりと伝われば十分です。
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ボランティア活動を元にした自己PR例文
【例文】
自ら考え行動できる積極性が私の強みです。
私は地元の観光案内をするボランティアをしています。私の住んでいる地域は過疎化が進んでいますが、歴史と伝統に関しては他の地域にひけを取らないと感じています。この地域の良さをもっと多くの人に知ってもらいたいと考えるようになったのがボランティア参加のきっかけです。
いざボランティア活動を始めてみると、自分が生まれ育った地域について何も知らないという事実に愕然としました。そこで私は地元の図書館に赴き、市の歴史を調べたり、自ら観光地に赴いてその良さをまとめたノートを作成したりしました。
ボランティアで知り合った方々との情報交換でもとても有益な情報が得られ、現在では○○市の観光についてはほかのどの学生よりも語れる自信があります。
私はベストを尽くせるよう自主的に行動できる人間です。貴社に入社した際には、営業として業績を上げるための努力を惜しまずに自主的に行動し、成果を上げる自信があります。
ボランティア経験の自己PR例文をダウンロード!
ボランティア経験がなくても大丈夫
ボランティアに参加したことがない場合は?
ボランティア経験が就活で評価されそうだからといって、参加したことがあると嘘をつくのはよくありません。ESなどでボランティア経験を問われる項目があっても「経験なし」と正直に書きましょう。
参加の証明を求められるようなことは滅多にありませんが、面接官から深掘りする質問をされた場合にうまく答えられないかもしれません。答えに一貫性がないと、「本当に参加したのかな」と思われてしまう可能性は高いです。
一回しか参加したことがない場合は?
一回だけでも参加したことに間違いはないので、積極的にアピールしていきましょう。多ければいいというわけではないですし、大切なのは回数よりもどれだけ真剣に参加したかです。
回数が少ないからといって、引け目を感じることはありません。1度のボランティアで、どれだけたくさんのことを学んだかを伝えられれば効果的な自己PRになるはずです。
他の経験でアピールすればOK
みんながやっているからと、就活のためにボランティアに参加する必要はありません。就活のためだけにやる気や興味がないボランティアに参加しても、学べることは少なく、いい結果にはつながらないでしょう。
他にやりたいことがあるなら、興味のある活動に時間を費やすべきです。興味がある業界のインターンやアルバイトなどは、自己PRのネタにもなるのでおすすめです。
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最後に
ボランティア経験を伝える際に大切なのは、経験を通してあなたがどれだけ成長したかを伝えることです。今回ご紹介したポイントを意識して、魅力的な自己PRを仕上げていきましょう。
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